著者
境 正一郎
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.97-110, 1993-05-12 (Released:2008-12-25)
参考文献数
38
著者
甲斐田 泰彦 犬養 吉成 安田 誠二 山下 武広 迎 勝也 境 正志 津留 壽昭
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 = Journal of Japan Society on Water Environment (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.25, no.9, pp.547-552, 2002-09-10
参考文献数
16
被引用文献数
3 4

A boron adsorption material for treating wastewater containing boron was synthesized from various types of saccharides and polyallylamine resin. The adsorption properties of boron were investigated by the batch and column methods using model wastewater. In the synthetic reaction for the D(+)-mannose-type polyallylamine resin, the optimum mole ratio of D(+)-mannose to one unit of polyallylamine was 1.0. Furthermore, the optimum reaction time and temperature of the synthetic reaction were found to be 24 hours and 35&deg;C, respectively. The amount of boron adsorbed on the D(+)-mannose-type polyallylamine resin exceeded 0.5 mM&middot;g<sup>-1</sup> in the pH range of 2-12, and boron could be effectively adsorb onto the D(+)-mannose-type polyallylamine resin from model wastewater. At the optimum pH of 8.5, the maximum quantity of boron adsorbed was 2.06 mM&middot;g<sup>-1</sup>. The adsorption isotherm of boron on the D(+)-mannose-type polyallylamine resin follows Freundlich's equation in the equilibrium concentration range from 0.045 mM&middot;<i>l</i><sup>-1</sup> to 15.0 mM&middot;<i>l</i><sup>-1</sup> at 25&deg;C. When a feed solution containing 2.0 mM&middot;<i>l</i><sup>-1</sup> boron was pumped into the D(+)-mannose-type polyallylamine resin column, the volume of effluent containing less than 0.02 mM&middot;<i>l</i><sup>-1</sup> boron was about 311 times the bed volume, which was about 3.3 times the column of Amberlite IRA-743. The boron that was adsorbed on the D(+)-mannose-type polyallylamine resin column was easily eluted with a 1.0 M&middot;<i>l</i><sup>-1</sup> hydrochloric acid solution, and the elution ratio was 100.6% of the adsorbed boron on the column.
著者
境 正一郎
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.308-322, 1980-10-30 (Released:2008-12-25)
参考文献数
93
著者
伊東 尚史 毛良 明夫 村田 寿 吉田 照豊 境 正 山内 清 山崎 義弘 山口 登喜夫 宇川 正治
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.50-54, 2000-01-15 (Released:2008-02-01)
参考文献数
16
被引用文献数
5 7

ブリの細菌性溶血性黄疸と酸化ストレスとの係わりを明らかにするため, ブリに原因菌を接種後, 肝臓および血漿の脂質過酸化の程度を調べた。その結果, 著しい溶血と黄疸を引き起こした病魚は, 対照区と比較して脂質過酸化が顕著に進行していた。すなわち, 黄疸ブリは過酷な酸化ストレスを受けていた。したがって, ブリの細菌性溶血性黄疸は, 溶血による酸化ストレスの増加により発症すると考えられる。
著者
伊東 尚史 村田 寿 大山 剛 吉田 照豊 境 正 山内 清 山口 登喜夫 宇川 正治
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.298-299, 2000-03-15 (Released:2008-02-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

ブリの細菌性溶血性黄疸の症状を, アスコルビン酸(AsA)給与により軽減できることを明らかにするため, AsAカルシウム塩を94mg/100g配合されたシングルモイスト飼料(1区)を対照とし, これに外割で2%L(+)-アスコルビン酸を加えた高AsA飼料(2区)を5日間ブリに給与後, 黄疸原因菌を接種した。原因菌の接種によりすべてのブリで黄疸が発症したが, 高AsA飼料給与区の肝臓および血漿のAsA含量は, 対照区の値と比べ著しく減少した。黄疸発症魚の血液ヘモグロビン含量の減少, 比肝重値および比脾臓重値の増加および血漿ビリルビン含量の増加は, それぞれ1区に比べ2区の方が抑制された。すなわち, 高AsA飼料の短期間給与により, ブリの細菌性溶血性黄疸の症状を軽減できた。
著者
高木 修作 村田 寿 後藤 孝信 市來 敏章 ムナシンハ マデュラ 延東 真 松本 拓也 櫻井 亜紀子 幡手 英雄 吉田 照豊 境 正 山下 浩史 宇川 正治 倉本 戴寿
出版者
水産増殖談話会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.279-290, 2005-09-20
被引用文献数
8

ブリの無魚粉飼料給与による緑肝の発症原因を、タウリン補足量の異なる無魚粉飼料で41週間飼育したブリ稚魚における、飼料タウリン含量と体内のタウリン含量、胆汁色素含量および肝臓のタウリン合成酵素活性の関連から調べた。タウリン無補足区では、飼育成績は劣り、貧血と緑肝が高率にみられ、肝臓のタウリン含量が低く、胆汁色素含量が高かった。タウリン補足区では、これら劣悪な状況は著しく改善した。肝臓のタウリン合成酵素活性は、全区で著しく低かった。ブリのタウリン合成能は著しく低く、無魚粉飼料にはタウリン補足が必要であり、無魚粉飼料給与による緑肝はタウリン欠乏に伴う胆汁色素の排泄低下と、溶血による胆汁色素の過剰産生により発生することが分かった。
著者
境 正 中村 康宏
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.74, no.2, pp.213-215, 2008-03-15
被引用文献数
2 1

市販の水産練り製品であるかまぼこ,ちくわ,おびてんおよびはんぺんの脂質過酸化由来有毒アルデヒド,4-ヒドロキシヘキセナール(HHE)含量および脂質過酸化の指標としてマロンアルデヒド(MA)含量を測定した。測定した半数以上のかまぼこにHHEは検出されなかった。ちくわのHHE含量は製品間に差が認められた。イワシを含む製品中のMA含量は含まないものに比べ高かった。エビを添加したおびてんのHHE含量は他つもりに比べ低かった。病人食として製造・販売されているはんぺんにHHEは検出されなかった。
著者
境 正 山口 徹 河原 聡
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産學會誌 = Bulletin of the Japanese Society of Scientific Fisheries (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.453-455, 2009-05-15

水産練り製品製造中の脂質酸化の変動を明らかにするため,ちくわ及びかまぼこ中の 4-ヒドロキシヘキセナール(HHE)とマロンアルデヒド(MA)含量を測定した。スケソウダラより作成した冷凍すり身から,ちくわは焼きにより,かまぼこは蒸しにより作成した後,0℃ にて 2 日間貯蔵した。加工前後及び貯蔵期間中,ちくわ及びかまぼこの HHE 含量は有意ではないが増加した。加工後ちくわの MA 含量は有意に増加し,かまぼこの MA 含量は有意に減少した。貯蔵 2 日目にちくわの MA 含量は有意に減少し,かまぼこのそれは有意に増加した。<br>