著者
松井 かおり 今井 裕之 吉田 達弘 McAvinchey Caoimhe 田室 寿見子 各務 眞弓 山田 久子 MURAKAMI Vanessa Cristiny
出版者
朝日大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、海外にルーツがあり多様な文化的背景を持つ子ども達が日本人地域住民と協同して行うドラマ・プロジェクトを調査し、これらの子ども達の発達を支えるドラマ活動の意義と可能性について考察を行った。調査は、外国人集住地区で活動する可児市国際交流協会や、移民大国であるUKのロンドン大学や演劇ユニットと連帯して行われ、複数回のドラマ・ワークショップ、国際シンポジウムを実施して、ドラマ活動を支える環境づくりについても議論した。
著者
奥田 稔 深谷 卓 小林 恵子 伊藤 依子 調所 廣之 設楽 哲也 八尾 和雄 小川 浩司 橋口 一弘 佐伯 哲郎 山越 隆行 濱田 はつみ 川崎 和子 石井 豊太 鳥山 稔 増田 哲也 杉山 博 川端 五十鈴 川島 佳代子 八木 昌人 田部 浩生 岡村 浩一郎 木場 玲子 斉藤 晶 安藤 一郎 野村 恭也 吉見 健二郎 窪田 哲明 大谷 尚志 波多野 吟哉 竹山 勇 上杉 恵介 林崎 勝武 鈴木 淳一 澤木 誠司 石塚 洋一 古屋 信彦 安達 忠治 坂井 真 新川 敦 小林 良弘 佐藤 むつみ 山崎 充代 斎藤 洋三 舩坂 宗太郎 斉藤 啓光 石井 正則 浅井 和康 森山 寛 遠藤 朝彦 小林 毅 関 博之 林 成彦 石井 哲夫 窪田 市世 水谷 陽江 荒 牧元 大竹 守 北嶋 整 上田 範子 山口 宏也 牛嶋 達次郎 坊野 馨二 菊地 茂 佐橋 紀男 臼井 信郎 原 俊彰 宮川 晃一 田中 康夫 喜友名 朝盛 井上 庸夫 八木 聰明 大久保 公裕 服部 康夫 町野 満 大塚 博邦 稲葉 真 島田 早苗 添野 眞一 星 慎一 頼 徳成 大橋 和史 村山 貢司 飯塚 啓介 市川 朝也 冨田 寛 小山 明 山内 由紀 渡辺 健一 佐藤 かおる 山田 久美子 木田 亮紀 牧山 清 亀谷 隆一 藤田 洋祐 井上 鐵三 田村 悦代 野原 理 阿部 和也 水野 信一 岩崎 真一 小川 裕 加賀 達美
出版者
The Society of Practical Otolaryngology
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.88, no.6, pp.797-816, 1995-06-01
被引用文献数
6 3

To evaluate the effectiveness, safety and utility of Emedastine difumarate (ED) in the treatment of Japanese cedar pollinosis, a multicentered, double-blind comparative study was performed in 290 patients in 1994.<br>Patients with Japanese cedar pollinosis were divided into two groups; the first group was treated with ED at a dose of 4mg/day starting two weeks before the season and continuing for the whole season. The second group was given an inactive placebo instead of ED during the pre-season and the early portion of the season and then replaced with ED during the later portion of the season.<br>As a result, the final improvement rate was significantly higher in the first group than that in the second group.<br>All subjective symptoms such as sneezing, nasal discharge, nasal obstruction and eye itching were suppressed due to ED treatment.<br>In conclusion, it was better to continuously administer ED to patients with pollinosis from the preseasonal period till the end of the season.<br>However, when the ED treatment was started in the midseason, the outcome was good, although less satisfactory than the outcome of continuous treatment given throughout the entire pollen season.
著者
山田 久勝
出版者
京都府立医科大学
雑誌
京都府立医科大学雑誌 (ISSN:00236012)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.374-386, 1938

現在實驗的直接的證明ニ缺クルトコロアリト雖,休止,未發芽種子中ノ澱粉分解酵素及,脂肪分解酵素ハ,蛋白質ト複合結合ヲ爲シ,其ノ作用ヲ現サザルモノノ如シ.然レドモせ,發芽過程ニ於テハ,此等ノ酵素ハ遊離状態トナリ,夫々其ノ作用ヲ現シ,含水炭素,脂肪等ノ如キ,種子中ノ貯藏物質ハ,短時間内ニ加水分解セラレ,ソノ移動ヲ來ス.而シテ,斯カル結合状態ニ在ル酵素ガ,分離セラレ活性ヲ帶ブルニ至ル化學的機序ニ關スル疑問ヲ解決セントシテ,多數ノ研究家ガ努力セリト雖,徒ニ諸種現象ノ羅列ニ止マリ,ソノ核心ニ觸レタルモノナシ.然レドモ是等諸説ノ中蛋白分解酵素説最モ優レタルモノノ如シ.著者ハ,第1報,第2報ニ於テ使用シタルト同一材料ヲトリ,植物發育ト蛋白分解酵素トノ關係及,消長ヲ研究セントシテ,本實驗ヲ企テタリ.實驗材料トシテハ,朝鮮順川大豆ヲ使用シ,其ノ風乾大豆,口光遮斷時及,日光照射時ノ胚種部,幼莖部,幼根部ヲ分チ,一晝夜水潤シ,後磨碎シ,10%えむるじおんヲ作リ,氷室内ニ48時間自家融解セシメタル後,其濾液ヲ酵素液トセリ.尚,他方上記各被驗物ニ就テ,總窒素量ヲ測定セリ.緩衝液トシテハ,Sarensenノ枸櫞酸鹽,或ハ硼酸鹽緩衝液ヲpH2.2ヨリ82迄ヲ調製シ,夫々附加セリ.作用基質トシテハKleiman氏法ニヨリテ調製セル,かせえん溶液ヲ使用シ,以上ヲ酵素液ト混合シ,37℃48時間作用セシメタリ.斯クシテ遊離セル,あみの窒素ヲFormoltitrationニヨリテ測定セリ.實驗成績ヲ總括スレバ次ノ如シ.1.順川大豆ヲ使用シテ,風乾大豆,日光遮斷時並ニ日光照射時ノ發芽種子ニ就テ,蛋白質分解酵素ヲ測定セリ.2.蛋白質分解酵素ハ風乾大豆,日光遮斷時並ニ日光照射時ノ胚種部,幼莖部,幼根部ニ之ヲ證明セリ.3.蛋白質分解酵素ノ活性ラ比較スレバ,次ノ如シ.日光照射時發芽種子>日光遮斷時發芽種子>休止種子4.發芽種子,各部ノ蛋白質分解酵素ノ活性ハ次ノ順序ニテ減弱ス.幼根部>幼莖部>胚種部5.蛋白質分解酵素ノ至適pHハ次ノ如シ.休止種子pH4.6日光遮斷時胚種部pH4.6日光遮斷時幼莖部pH4.6日光遮斷時幼根部pH4.6日光照射時胚種部pH4.6日光照射時幼莖部pH5.5日光照射時幼根部pH5.56.大豆發芽ノ際ニ於ケル澱粉分解酵素,脂肪分解酵素及,蛋白質分解酵素ノ發現,且是等ノ相互關係ヲ論ゼリ.
著者
山田 久就
出版者
小樽商科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2003

アバール語(標準語およびホトダ方言)の不定詞従属節に関して(1)代名詞(再帰代名詞、相互代名詞、人称代名詞)の振る舞いという観点、(2)不定詞従属節の動詞と上位節の名詞句との一致という観点を中心として研究を行った。・国際シンポジウムLENCA-2: The Typology of Argument Structure and Grammatical Relations(ロシア連邦カザン市、5月11日〜5月14日)で標準アバール語における不定詞従属節と相互代名詞の振る舞いの関係について発表を行った。・8月26日〜9月14日の期間にロシア連邦マハチカラ市およびホトダ村でアバール語母語話者に対して質問形式の調査を行った。・標準アバール語において、不定詞従属節にある人称代名詞は上位節にある自動詞のSや他動詞のAとは同一指示になりにくいことやなる場合の条件を明らかにした。また、不定詞従属節にある再帰代名詞zhi-AMとzhi-AM-goが上位節のどのような名詞句を先行詞にすることができるのかを明らかにした。不定詞節における代名詞の分布には話者の出身地によってかなり揺れがあることも明らかになった。・標準アバール語で不定詞と結びつく動詞、とくに不定詞節のSやOを上位節のSやOがコントロールしない動詞をさらに探し出し、それぞれの動詞に関して従属節にある絶対格名詞句と上位にある動詞との一致がどのようになるのかについて明らかにした。・標準アバール語の不定詞従属節において、代名詞の分布は不定詞従属節の動詞と上位節の名詞句との一致に基本的に影響を受けないことを明らかにした。・ホトダ方言の電子化テキスト(約30,000語)を母語話者の協力を得て作成した。・電子化テキストとインフォーマント調査からホトダ方言で不定詞従属節と結びつく動詞をリストアップした。
著者
山田 久勝
出版者
京都府立医科大学
雑誌
京都府立医科大学雑誌 (ISSN:00236012)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.1645-1662, 1937

著者ハ植物ノ發育ノ際ニ於ケル諸種成分ノ消長ヲ逐時的ニ檢索シ,植物ノ發育生理ニ寄與スル所アラントシテ,其材料ヲ順川大豆ニ採リ,先ヅ風乾大豆ノ分析ヲ行ヒ,次デ發芽第5日目ノKeim及ビKotyledon並ニ大豆發育過程ニ伴ヒ,諸時期ニ於テ,諸成分ヲ定量シ,互ニ比較研究セリ.即チ水分,總窒素,あんもにや窒素,あみの窒素,尿素窒素,蛋白窒素,含水炭素,乳酸あせとあるでひーど,あせとん及ビ諸種燐化合物等ニ就テ其ノ消長ヲ研究セリ.其ノ實驗成績ヲ總括スレバ次ノ如シ.1)水分:風乾大豆ハ18.40%ノ水分ヲ有シ,發芽第5日目ノKeimハ89.55%,Kotyledoneハ65.20%ノ水分ヲ有ス,尚成熟ニ伴フ水分ノ變化ハ播種後59日目ニシテ緑色軟柔未熟ノ大豆ハ77.85%ノ水分ヲ含有シ,以後日數ノ經過ト共ニ漸次減少シ遂ニ106日目,即チ完熟シ採收時期ニ到達セル大豆ニ於テハ31.90%ニナリ,實ニ約1/2以下ニ減少スルヲ見ル.2)總窒素:風乾大豆ノ總窒素量ハ7.084%ニシテ,發芽第5日目ノKeim及ビKotyledoneニ於テハ總窒素ハ夫々7.050%及ビ6.911%ナリ.成熟ニ伴フ總窒素量ノ變化ハ播種後60日目,80日目,94日目,106日目ニハ夫々6.698%,7.325%,7.445%,7.228%ヲ示ス.即チ94日目迄ハ多少増加スルヲ見ルモ完熟採收時期ニハ却ツテ少シク減少ノ傾向ヲ示ス.3)あんもにや窒素:風乾大豆ノあんもにや窒素量ハ7.48mg%ニシテ,發芽第5日目ノKeimハ129.9mg%,Kotyledoneハ15.39mg%ノあんもにや窒素ヲ含有セリ.成熟中ノあんもにや窒素量ハ漸次減少シ,播種後60日目ニ於テハ28.0mg%ニシテ106日目ニハ8.6mg%ニ低下ス.即チ約1/3以下ニ低下ス.4)あみの窒素:風乾大豆ノあみの窒素量ハ261.6mg%ニシテ,發芽第5日目ノKeimハ2209.9mg%,Kotyledoneハ339.1mg%ノあみの窒素ヲ含有セリ.成熟過程中ノあみの窒素ノ變化ハ播種後60日目ニ於テハ181.4mg%ニシテ以後日數ノ經過ト共ニ多少減少スルラ見ルモ106日目ノ完熟採收時期ニ至レバ再ビ上昇シテ187.7mg%ヲ示ス.5)尿素窒素:風乾大豆ノ尿素窒素量ハ3.03mg%ニシテ,發芽第5日目ノKeimハ6.1mg%,Kotyledoneハ8.54mg%ノ尿素窒素ヲ含有セリ.成熟過程中ノ尿素窒素ノ變化ハ其ノ日數ノ經過ト共ニ逐次減少ス.即チ播種後60日目ニ於テ19.1mg%ナルモノガ106日目ノ完熟採收時期ニハ6.3mg%ニ低下ス.即チ約1/3ニ低下ス.6)蛋白窒素:風乾大豆ノ蛋白窒素量ハ6.811%ニシテ,發芽第5日目ノKeimハ4.704%,Kotyledoneハ6.548%ノ蛋白窒素ヲ含有ス.成熟中ノ蛋白窒素ハ播種後60日目,80日目,94日目,106日目ニハ夫々6.379%,7.131%,7.246%7.014%ヲ示ス.即チ94日目迄ハ多少増加スルヲ見ルモ完熟採收時期ニハ却ツテ少シク減少ノ傾向ヲ示ス.7)總糖:風乾大豆ノ總糖量ハ23.40%ニシテ,發芽第5日目ノKeimハ27.81%,Kotyledoneハ23.35%ノ總糖量ヲ含有ス.成熟過程中ノ總糖ハ,播種後66日目,80日目,94日目,106日自ニハ夫々23.82%,21.09%,22.14%,22.66%ヲ示ス.即チ80日目迄ハ稍々減少ヲ見ルモ爾後再ビ上昇スル傾向ヲ有ス.8)遊離糠:風乾大豆ノ遊離糖ハ10.86%ニシテ,發芽第5日目ノKeimハ11.26%,Kotyledoneハ8.31%ノ遊離糖ヲ含有ス.成熟過程ニ於テハ,遊離糖ハ播種後66日目,80日目,94日目,106日目ニハ夫々9.95%,11.67%,11.82%,10.41%ヲ示ス.即チ94日目迄ハ増加スルヲ見ルモ106日目ニハ却ツテ少シク減少ス.而シテ成熟過程ニ伴フ遊離糖量ノ増減ノ傾向ハ總糖量ノ増減ノ場合ト正反對ナル事ヲ知ル.9)乳酸:風乾大豆ハ0.965mg%ノ乳酸ヲ有ス.發芽第5日目ノKeimハ2.806mg%,Kotyledoneハ0.765mg%ノ乳酸量ヲ示ス.成熟中ノ乳酸ノ變化ハ播種後63日目,65日目,77日目,88日目,106日目ニハ夫々1.548mg%,1.246mg%,1.106mg%,1.262mg%,1.164mg%ヲ示ス.即チ77日目マデハ逐次減少ノ傾向ヲ見ルモ88日目ニハ一時増加スルモ完熟採取時期ニ到レバ再ビ減少ス.10)あせとあるでひーど:風乾大豆ノあせとあるでひーどハ12.86mg%ニシテ,發芽第5日目ノKeimハ54.84mg%,Kotyledoneハ12.75mg%ノあせとあるでひーどヲ含有ス.成成熟中ノあせとあるでひーどハ一般ニ其ノ日數ノ經過ト共ニ逐次其ノ含有量ハ減少ス.11)あせとん:風乾大豆ノあせとんハ5.59mg%ヲ有シ,發芽第5日目ノKeimハ16.93mg%,Kotyledoneハ2.61mg%ノあせとんヲ含有ス.成熟中ノあせとんハ播種後63日目,65日目,77日目,88日目,106日目ニハ夫々7.30mg%,8.02mg%,8.09mg%,9.46mg%ヲ示ス.即チタダ88日目ニハ一時減少スルモ完熟採取時期ニハ再ビ増加スルヲ見ル.12)諸種燐化合物:風乾大豆ニ於テハ總燐ハ747.3mg%ヲ示ジ,酸可溶性總燐ハ596.2mg%ヲ示シ,總燐酸量ノ大部分ヲ占ム.又類脂體燐ハ99.41mg%ヲ示シ總燐量ノ約1/7ヲ占ムルニ過ギズ.無機燐ハ62.69mg%,Laktaidogenpbosphorハ5.78mg%ヲ示ス.而シテ酸可溶性總燐ノ大部分ハ所謂蛋白燐ヨリ組成セラルルモノノ如シ.發芽第5日目ノKeimニ於テハ總燐ハ847.5mg%,酸可溶性總燐ハ542.1mg%,無機燐ハ149.9mg%,類脂體燐ハ1386mg%,Laktazidogenephosphorハ3.7mg%ヲ夫々含有ス.Kotyledoneニ於テハ總燐ハ693.5mg%,酸可溶性總燐ハ512.7mg%,無機燐ハ93.26mg%,類脂體燐ハ84.33mg%,Laktazidogenphophorハ1.4mg%ヲ夫々含有ス.而シテ無機燐ノミテ就テ見ル時ニハKotyledoneヨリモKeimノ方ガ明ニ増加スルラ認ム.成熟ニ伴フ各種燐量ニ就テ播種59日目,65日目,80日目,88日目,106日目ト逐時的ニハ總燐ハ603.7mg%,577.6mg%,6566mg%,748.9mg%,816.8mg%ヲ示シ,酸可溶性燐酸ハ夫々337.2mg%,385.5mg%,480.2mg%,574.0mg%,632.9mg%ヲ示シ共ニ著明ナル増加ヲ示ス.尚,酸可溶性總燐ノ増加ハ大豆ノ所謂蛋白燐ノ増加ヲ意味スルモノナラン.此ニ反シテ無機燐ハ逐次的ニハ180.4mg%,189.6mg%,7591mg%,41.20mg%,32.90mg%ヲ含有シ,類脂體燐ハ180.2mg%,178.7mg%,93.07mg%,103.7mg%,108.0mg%ヲ含有シ,Laktazidogenphosphorモ亦19.7mg%,9.2mg%,0.63mg%,0.52mg%,1.79mg%ヲ含有ス.即チ此等三者ハ何レモ一般ニ逐時的ニハ減少スルヲ見ル.