著者
山田 光宏 安久 正紘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-03-06

自然現象に広範に現れ, 周波数fに対しパワースペクトルが逆比例するゆらぎとして1/fゆらぎがあり, 人に快適感を与えるとして, 扇風機や空調, マッサージ機等の家電製品の制御に用いられている[1]。1/fゆらぎを発生させる方法として, 素子精度が要求されず, 簡単な回路構成で実現可能であるという利点を有するディジタル回路による方法が提案されているが, 1ディケード程度の周波数にわたるゆらぎしか確認されていない[2]。本報告では, ディジダル回路により容易に実現可能なセルオートマトンを確率的に動作させることにより, 自己組織臨界現象[3]と同様に自然に時間発展し, より広範囲な周波数にわたる1/fゆらぎの時系列が得られることをコンピュータシミュレーションにより示す。
著者
山田 尚勇
出版者
岩波書店
雑誌
文学 (ISSN:03894029)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.p25-44, 1987-06
著者
春山 敬宏 水野 伸太郎 山田 孝二 水野 修
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.116, pp.1-6, 2006-11-09

本論文では,家庭内LANでのみ行われていたUPnPやDLNAによるプラグアンドプレイを遠隔の家電やサーバとも行えるようにする,情報家電遠隔連携サービスを提案する.同様のサービスを実現するための関連研究として,VPNトンネリング方式やUPnPプロキシ方式が提案されているが,それらはVPNやプロキシ接続前の認証をPC上でのユーザ情報登録などで行っており,実際に接続する家電端末上での認証方式を検討していなかった.そこで,我々は家電のDLNAクライアントソフトウェアのユーザインタフェースで簡単に行え,かつ外出先のLANから自宅のLANに接続する場合でも携帯電話を使って安全に行える認証方式を明らかにし,それを実装したシステム上で方式の確認を行った.We propose an authentication method that can be used through a content viewing interface such as the DLNA client on home appliances. Services that connect digital home appliances to another home LANs or to the servers over the Internet using VPN or UPnP proxies has recently been proposed, but an user authentication for these services still require users to operate computers to send their identities. Our method does not require users to input any information on the appliances and thus can be easily used over the DLNA client and provides consistent interface for home appliance users. Moreover, since we use a mobile phone to authenticate users, it is safe to be used even in the remote location. We show operations of the method using a simple prototype system.
著者
白井 良成 中小路 久美代 山田 和明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.14, pp.17-24, 2004-02-06

本研究は,空間的,時間的なユビキタスコンピューティング社会において,多種多様,大量のオブジェクトが個々のインタラクションヒストリを累積した際に,それをどのようにユーザが利用すべきか,それに適した表現系と操作系とはどうあるべきかを考察し,そのためのインタラクションデザインの枠組みを構築しようとするものである.本論では,インタラクションヒストリの要約と閲覧というユーザの行為に着目し,インタラクションヒストリ閲覧目的のtaxonomyの構築をおこなう.そして,それぞれの側面に適した時間軸を利用する要約手法とそのための表現手法について考察する.最後に,インタラクションヒストリの可視化手法の一例として,我々が構築してきているOptical Stainシステムについて論じる.Optical Stainの利用経験の分析と発展させるべきシステムの側面を省察することにより,本研究の今後の課題と方向性について論じる.The goal of our research is to develop an interaction design framework for the use of interaction histories of objects. Ubiquitous computing enables each of a variety of objects (including humans) to keep track of its/his/her interactions with other objects over a very long period of time. Little research has been done in support of how to design representations and operations to use such interaction histories of a large number of heterogeneous objects. This paper focuses on summarization and browsing techniques for interaction histories. We present a taxonomy for interaction history browsing purposes, and discuss what temporal representations would be appropriate for different types of such browsing purposes. We introduce Optical Stain, a system that keeps track of posters on a physical bulletin board and gives visual feedback on the board as trajectories of past posters, to illustrate our point of view.
著者
山田 武士 斎藤 和己 上田 修功
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.729, pp.143-148, 2003-03-10
被引用文献数
2

ネットワークで表現されたデータを低次元ユークリッド空間へ埋め込む新たな方法を提案する.本手法では,望ましい配置と現在の配置との間のクロスエントロピーを最小にすることによって最適な配置を求める.あわせて,ノードの接続関係が埋め込みによって如何に忠実に再現されているかを定量的に評価する新たな評価尺度を提案する.実際のネットワークデータを用いた実験によって,本手法の有効性を検証した.
著者
磯野 春雄 倉田 晃二 高橋 茂寿 山田 千彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.324, pp.25-30, 2003-09-18

本論文では色覚の加齢効果を明らかにするために60-75歳の高齢者を対象に視覚の色度空間周波数特性および時間周波数特性を測定し若年者と比較した。本実験では色覚の反対色メカニズムに対応させて、明るさが一定で色度のみが正弦波状に変化する赤-緑(主波長 : 495nmC-495nm)および黄-青(主波長 : 565nm-445nm)の色刺激パターンを用いて色度コントラスト感度を測定した。実験結果から高齢者の色度コントラスト感度は、空間および時間周波数に対して全周波数にわたって低下し、赤-緑の色刺激に比べて特に黄-青の色刺激パターンでの低下が著しいことがわかった。
著者
山田 貴史
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.48, pp.332-333, 2001-10-15

;Recently, digital fonts became to be designed easily by widespread use of computers.However, the font design process is not clear. So, in this study, the purpose is to make it clear by systematic approach. To design digital font, at first, it is necessary to decide on the design concept.This is one of the most important process.Afterwards, designing the typeface.This is divided into seven processes. 1)Configuring font environment 2)Making the font image 3)Designing font elements 4)Assembling font elements 5)Putting typeface into shape 6)Regulation of all 7)Assigning character code, and bringing digital font to completion.With these processes, I think that the font design process is more clear.