著者
高岡 一郎 西山 マルセーロ 土本 俊和 吉澤 政己 和田 勝 笹川 明
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.536, pp.229-236, 2000-10-30 (Released:2017-02-03)
参考文献数
32
被引用文献数
1 1

This paper examines the hard flat stones called Teppeiseki as the roofing material in Suwa district. The stones began to be used on roof in the Edo era to press roofing boards. The roof with boards and the stones varied during the Meiji era and finally changed into the roof with the stones and no boards. Above all the roofing made only of the diamond-shaped Teppeiseki stones prevailed for its good rainproof. The Teppeiseki stones started to cover the roofs of storehouses for cocoon in the 1890's and then spread to houses in the first quarter of the twenty century.
著者
谷岡 一郎
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.118-125, 2012-01-15

ギャンブルは大別して、完全情報ゲームと不完全情報ゲームに分かれる。特に前者はアルゴリズム化の進む分野であるが、完全情報ゲームでも、期待値が固定されたもの(たとえばルーレット)と変化するもの(ブラックジャック)が存在する。ギャンブラーの多くは、これらの数学的事実を無視するか、勝手な解釈に陥りがちであり、逆に胴元はそれを利用する。不完全情報ゲームとしてのギャンブル・アイテムには、スポーツ・ブッキング、麻雀、ポーカーなどがあるが、非対称の情報をどう活かすかがプレイ選択の鍵となる。特にスポーツ・ブッキングにおける集団心理を利用すると、期待値100%以上のベットがありえる。
著者
栗原 堅三 庄司 隆行 柏柳 誠 松岡 一郎 桂木 能久
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1997

大豆由来のホスファチジン酸と牛乳由来のβラクトグロブリンからなるリポ蛋白質は、味細胞の微絨毛膜に結合し、苦味物質が受容サイトに結合することを妨害することにより、苦味を選択的に抑制することがわっかた。この苦味抑制剤を実用化するためには、安定性やコストの面で、蛋白質を使うことに問題があった。そこで、蛋白質を含まない苦味抑制剤の開発を試みた。ホスファチジン酸、ホスファチジルセリン、ホファチジルイノシトールなどに苦味抑制作用があったが、ホセファチジン酸の作用は、他のリン脂質よりはるかに強力であった。ホォスファチジン酸を苦味抑制剤として使用する場合、これを純品にする必要があるかどうかを検討した。ホスファチジン酸に他のリン脂質が共存した場合でも、その苦味抑制作用は妨害を受けなっかた。そこで、大豆レスチンから、ホスファチジン酸を高含量含む分画を作成し、苦味抑制効果を調べた。この結果、このレシチン分画は、各種の物質の苦味を十分抑制することがわかった。このレシチン分画を各種の薬物と混合し、苦味抑制効果を調べたところ、苦味を十分抑制することがわかった。また、このレシチン分画で、錠剤や顆粒剤をコートすると、苦味が効率的に抑制された。また、食品の苦味成分に対する苦味抑制効果を調べた。蛋白質加水分解物のあるものは、機能性食品として注目されているが、一般に強い苦味がある。レスチン分画は、蛋白質加水分解物の苦味を抑制した。ポリフェノールは、活性酸素の作用を抑制する物質として注目を集めているが、非常に強い渋味と苦味を有する。レシチン分画は、ポリフェノールの渋味と苦味を抑制することがわかった。チョコレートには、ポリフェノールが多量に含まれているが、その渋味と苦味のため、従来はこの含量を減少させていた。レシチン分画をチョコレートに入れると、ポリフェノールを高含量含んでいても、良好な味になる。