著者
村上 直久
出版者
日本実用英語学会
雑誌
日本実用英語学会論叢 (ISSN:1883230X)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.15, pp.47-55, 2009 (Released:2012-02-29)
参考文献数
3

This paper aims to analyze the placement of punctuation marks, especially commas and periods, in relation to quotation marks.   It suggests that the most striking point within the quote-punctuation placement is the difference between the British and American usages in the case of commas and periods. Universal American usage places commas and periods inside the quotation marks, regardless of logic, while in the British usage, punctuation marks go inside quotation marks if they relate to the words quoted, outside if they relate to the main sentence. Why the difference? It appears that the British usage upholds logic, while the American one follows convention.   The findings are mainly based on the examination of articles of some major American and British newspapers as well as of stylebooks of leading U.S. wireservices.
著者
兒玉 学 松前 光 木内 豪士 村上 直紀 平井 秀一郎
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.141, no.7, pp.541-546, 2021-07-01 (Released:2021-07-01)
参考文献数
18
被引用文献数
1 3

Three-dimensional large scale magnetohydrodynamic, two-phase flow, and electrochemical reaction coupling numerical simulations of alkaline water electrolysis with magnetic field were conducted to elucidate the bubble-bubble interaction and the influence of that on the overpotential. Numerical results shown that the magnetic field enhances the coalesce of bubbles and the bubble size was increased with the increase in the magnetic flux density. Moreover, the magnetic field suppressed the cell overpotential by suppressing the anode overpotential and ohmic overpotential. This is because, KOH concentration around the anode is increased by mixing of the electrolyte, and the reduction of the shielding effect by coalescing of the bubbles.
著者
村上直次郎譯
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1956
著者
村上 直至 伊東 栄典
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.17, pp.1-6, 2010-12-09

国内で人気の高い動画投稿閲覧サービスに YouTube とニコニコ動画が有る.これらのサービスでは膨大な動画が蓄積されており,利用者が好みの動画を探すのは容易ではない.サービス運営側は検索語と並び替えによる動画検索を提示しているものの,細やかな動画検索は実現できていない.そこで,多数の視聴者が動画に付与するタグを用いた動画分類を考える.本研究ではニコニコ動画を対象とし,動画分類や類似動画提示のために,タグの出現頻度および共起出現を用いたタグの階層化を行った.階層化には ISR (Inter section ratio) 手法を用いた.It is very difficult to find favorite movie from recent poplar movie uploading and streaming service such as YouTube and Nicovideo, because there are a lot of movies in those sites. Movies are given not only metadata such as title, creator, upload date and movie length by the creator, but also annotations such as tags and comments by viewers. Those annotations may be used as folksonomy based data mining, because viewer may present his/her sympathy in annotation. In this paper, we analyzed hierarchy of tags using frequency of tag.
著者
村上 直
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.46-67, 2010-09-28

O/R マッピングフレームワークを用いることで,リレーショナルデータベース (RDB) を用いたアプリケーション開発の困難さを軽減できる.O/R マッピングでは,開発の容易さ (Ease of Development: EoD) とデータモデルの記述力が重要である.既存の O/R マッピングフレームワークでは,EoD と記述力がトレードオフの関係となっており,両方を兼備するのは困難である.すなわち,EoD を重視した場合はデータモデルの記述力を犠牲にせざるをえず,記述力を重視した場合は EoD を犠牲にせざるをえない.本研究では,EoD と記述力を兼備した O/R マッピング言語 DBPowder-mdl を提案する.DBPowder-mdl は,リレーショナルモデル (RM) の記法とオブジェクトモデル (OM) の記法を提供する.設定より規約 (Convention over Configuration: CoC) を推し進めることで設計記述量を減らすことができる一方,設計内容を明示的に記述することで高い記述力を得ることもできる.RM または OM のうち,その一部分を設計すれば CoC により多くが補われる.いっぽう,RM と OM の双方を制御する記法も提供しており,柔軟な O/R マッピングも実現可能である.DBPowder-mdl は,EoD と記述力を兼備することに成功した.これにより,開発のフェーズやスキーマの部分に応じて EoD と記述力から受ける恩恵を使い分けることを可能とした.O/R mapping frameworks reduce difficulties to develop applications with relational databases (RDB). While they are expected to take advantages of the ease of development (EoD) and enough descriptive power of the data model, it is difficult to take both of them since there are trade-offs between them. In this paper, we propose DBPowder-mdl: EoD featured and much descriptive domain specific language for O/R mapping. DBPowder-mdl describes a relational model (RM) and an object model (OM). DBPowder-mdl has the feature of Convention over Configuration (CoC) that reduces the amount of design and description. In contrast, DBPowder-mdl supports the style of explicit description which brings enough descriptive power. The result of O/R mappings can be derived from either of RM or OM since DBPowder-mdl complements the omissions. DBPowder-mdl also offers the flexible ways to describe with no omissions of RM and OM. In conclusion, DBPowder-mdl succeeded to take both advantages of EoD and enough descriptive power of the data model as the situations demand.
著者
春山 哲也 村上 直也
出版者
九州工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

100余年にわたって工業的なアンモニア合成を担ってきたHaber Bosch processであるが、近年の地球温暖化の進行や、潜在的エネルギー危機などの社会課題が顕在化する中で、その時代の要請に適合するために変革が求められる課題が浮かび上がってきている。それは、1.小規模化・軽便化、2.再生可能原料および再生可能エネルギーでの生産化、3.発停自在なオンディマンド生産適合化、この3課題である。以上の課題を解決すべく、Green Ammonia challenge研究という分野が出来、世界の研究者が鎬を削っている。低エネルギーかつ小中規模で発停容易のアンモニア製造技術の確立は、需要地生産可能な中小規模でのアンモニア生産を可能にする。その実現は、低製造エネルギー消費・低二酸化炭素排出に繋がり、また需要地生産は、ノンロジテックによる無運搬エネルギー消費・無運搬二酸化炭素排出をも実現し得る。しかし、それが実現されるためには、製造原料から異なる大きなゲームチェンジが必要である。我々は、水素ガスを必要とせず、空気と水だけを直接原料とし、窒素と水から成る異相界面を反応場として、常温・常圧の一段階反応で窒素固定を行う「相界面反応」を独自に見出した。相界面反応は、水による気体の無触媒還元反応であるということができる。これは、水相表面に存在する特異な水分子の状態に着目したことによって想を得た反応である。水相表面には、水素結合を形成していない水分子が存在する。この水相最表面の水分子の水素原子を、放電により活性化(励起と解離がある)された活性化窒素が引き抜き還元され、アンモニアが生成され水中に溶存する。前年度までに、我々が新たに構築した窒素プラズマを誘電体バリア放電が、効率よく窒素を活性化できていることを実証することに成功した。
著者
村上 直
出版者
法政大学史学会
雑誌
法政史学 = 法政史学 (ISSN:03868893)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1-17, 1986-03-24
著者
村上 直樹 Murakami Naoki
出版者
三重大学人文学部文化学科
雑誌
人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 = Jinbun Ronso: Bulletin of the Faculty of Humanities, Law and Economics (ISSN:02897253)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.37-47, 2021-03-31

常識的には、人間は、物事を「頭の中」で理解していると考えられている。例えば、人間は、他人の言葉を、耳や目といった感覚器官を使って体の中に取り入れ、それを「頭の中」で理解していると考えられている。しかし、この描像は正しくない。他人の言葉は、「頭の中」で理解されているわけではない。そもそも他人の言葉そのものは、「頭の中」には入ってこない。では、他人の言葉は、どのようにして理解されているのだろうか。人間が、他人の言葉を理解するということはどのようなことなのだろうか。本稿の目的は、まずこの問いに答えることである。また、人間が理解しているのは、他人の言葉だけではない。人間は、言葉として表明されない他人の気持ちや意向、ひいては世界における様々な物、事象、現象をも理解している。そして、それらも人間の「頭の中」で理解されているわけではない。では、それらは、どのようにして理解されているのだろうか。こうした問いに答えることも本稿の目的である。
著者
村上 直
出版者
法政大学
巻号頁・発行日
1974

博士論文
著者
奈良 信雄 村上 直巳
出版者
東京医科歯科大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1994

急性骨髄性白血病の治療成績は向上しているが、現在においてもなお難治性である。今後治療成績をさらに向上させるには、患者の予後を正確に予知し、個々の患者に即応した理論的な治療を行う必要がある。本研究では、白血病細胞の増殖能こちにサイトカイン遺伝子発現と予後が相関するかどうかを検討した。まず白血病細胞集団の増殖は、その中の一部の白血病性幹細胞によって維持されていることが確認された。白血病性幹細胞には自己再性能があり、その強弱が患者の予後と相関する事実が見出された。そこで、白血病性幹細胞の増殖機構をさらに検討した。白血病性幹細胞の増殖は、G-CSF、GM-CSF、IL-3、SCFなどのサイトカインによって刺激されることが分かった。その刺激効果は患者間で差異があったが、CSFの刺激効果と患者の予後には有意な相関は見られなかった。白血病細胞にはこれらのCSF遺伝子の発現している症例があった。ただし、サイトカイン遺伝子発現と患者の予後には有意な関連は見られなかった。白血病性幹細胞の自己再生能は種々のサイトカインネットワークによる制御を受けていることが立証されたが、その詳細な機構は解決されていない。今後の研究において、白血病性幹細胞の増殖機構を分子レベルで明らかにし、白血病性幹細胞の根絶を目指した治療体系の確立が重要と考えられる。