著者
小野田 滋 山田 稔 井上 和彦 松岡 義幸
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.211-222, 1990-06-25 (Released:2010-06-15)
参考文献数
33

The section betweeh Nagahama and Kobe on Tokaido Line is a very important one for tunnel history, because it includes the first railway tunnel ever bored in Japan, and the first railway tunnel completed solely by the force of Japanese engineers. But many of the original tunnels in this territory have been abandoned for repeated relocation or track addition works. This paper describes the history and present state of these tunnels based on field surveys and historical records. For instance, the first Osakayama Tunnel was replaced with a new tunnel following a new route taken Otu and Kyoto in Taisyo Era, and added wuth next tunnels to meet the traffic increase in Syowa Era. This case study reveals that the tunnels was built with various inside shape reflecting the age of their construction.
著者
藤原 康雄 奥野 博久 松岡 義幸 萱原 瑞穂
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.191-196, 1991-06-05 (Released:2010-06-15)
参考文献数
6

JR大阪環状線は戦後の復興の中から大阪市民の強い要望により1956 (昭和31) 年3月20日に着工され、1961 (昭和36) 年4月に完成した。しかしながら「の」字運転のためににそれほどの効果が期待されず、ほぼ同時に旧西成線の高架化も着工し、1964 (昭和39) 年に完成した。この年は東京オリンピック、東海道新幹線の開通と大きなプロジェクトが成功した。環状線の開通は種々の困難を乗り越え、最新の技術を酷使し、城東線と西成線をむすぶことによって旅客の流動の差を2倍程度に押さえ、大阪市の発展に多大な効果があった。
著者
西濱 瑛太 大柴 小枝子 松岡 義大 氏家 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.152, pp.23-28, 2010-07-22
参考文献数
7
被引用文献数
1

可視光無線は、信号機や照明などのLED光源を通信に利用する次世代通信インフラとして期待されている。しかし太陽光などの背景光雑音やマルチアクセス干渉雑音などによる通信品質劣化が大きな問題となっている。本報告では、可視光無線通信における2値符号拡散(Binary Spectrum Spread; BSS)変調方式とOOK変調方式、マンチェスター符号変調方式の雑音耐性を比較検討した。まず、シミュレーションにより他チャンネル雑音耐性、白色雑音耐性を解析した。さらに、実際のLED信号機を用いた屋外可視光無線通信システムにおいて実験を行った。その結果、2値符号拡散変調方式は他チャンネル雑音、背景光雑音の両方への耐性が高く、可視光無線通信の通信方式として有効であることを明らかにしたので報告する。
著者
松岡 義秋
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
實驗消化器病學 (ISSN:21851166)
巻号頁・発行日
vol.10, no.7, pp.997-1003, 1935

家兎ニ就テ、「<i>l</i>-アスパラギン」酸ノ一定量ヲ耳靜脈内ニ注射シ、肝臟色素排泄機能、膽汁分泌並ニ肝糖原質量及ビ肝脂肪量ニ及ボス影響ヲ檢索セシニ、膽汁分泌及ビ肝色素排泄機能ハ著明ニ亢進セラレ、一定期間連續耳靜脈内注射ニヨリテ肝糖原質量ハ増加、肝脂肪量ハ減少セラル、ヲ認メタリ。
著者
藤原 康雄 奥野 博久 松岡 義幸 萱原 瑞穂
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.191-196, 1991

JR大阪環状線は戦後の復興の中から大阪市民の強い要望により1956 (昭和31) 年3月20日に着工され、1961 (昭和36) 年4月に完成した。しかしながら「の」字運転のためににそれほどの効果が期待されず、ほぼ同時に旧西成線の高架化も着工し、1964 (昭和39) 年に完成した。この年は東京オリンピック、東海道新幹線の開通と大きなプロジェクトが成功した。<BR>環状線の開通は種々の困難を乗り越え、最新の技術を酷使し、城東線と西成線をむすぶことによって旅客の流動の差を2倍程度に押さえ、大阪市の発展に多大な効果があった。
著者
松丸 恒夫 松岡 義浩 白鳥 孝治
出版者
Japan Society for Atmospheric Environment
雑誌
大気汚染学会誌 (ISSN:03867064)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.279-285, 1985-08-20 (Released:2011-11-08)
参考文献数
12
被引用文献数
3

ヨウ素精製工場に隣接するナシ園において, ナシの葉の葉肉部がネクロシス化し, 激しい場合は落葉するという異常症状が発生した。そこで原因究明をねらいとして現地実態調査を行った。その結果は以下のとおりである。1) 異常症状は葉脈間の葉肉部にネクロシスを生ずるタイプと葉縁部にネクロシスを生ずるタイプに分けられた。前者には品種「幸水」,「新水」が, 後者には「八幸」,「八君」が相当した。2) 異常症状の発生には品種間差が認められ,「幸水」,「八幸」が感受性,「長十郎」が抵抗性,「新水」,「八君」はその中間であった。3) ヨウ素, 塩素, 硫黄, 臭素, フッ素成分の葉分析の結果, 被害葉のヨウ素含有率のみが異常に高いことが認められた。4) ヨウ素精製工場周辺のナシ以外の植物調査の結果, 6種類の植物葉にネクロシス又はクロロシスを伴う異常症状が確認された。また, それらの植物葉を分析した結果, すべての葉に高濃度のヨウ素が検出された。5) ナシの葉の異常症状の原因はヨウ素の過剰集積によるもので, ヨウ素の飛来源は隣接するヨウ素精製工場であろうと推察された。また, 異常症状の発現する葉中ヨウ素含有率の限界値は, 感受性の「幸水」,「八幸」で20~50ppm (乾物当たり) と考えられた。
著者
西井 達也 西濱 瑛太 大柴 小枝子 松岡 義大 氏家 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.122, pp.57-61, 2011-07-04

可視光無線通信は、信号機や照明などのLED光源を用いて通信を行うもので、次世代通信インフラとして期待されている。しかし、太陽光などの背景光雑音やマルチアクセス干渉雑音(Multi Access Interference:MAI)による信号の劣化が問題となる。本報告では、二値符号拡散(Binary Spectrum Spread:BSS)変調方式を用いた可視光無線通信において、シミュレーションにより、マルチアクセス通信時における雑音耐性の検討を行った。さらに、実際の信号機を用いた実験を行うことで、BI-BSS方式を用いたMAI耐性の測定を行った。その結果、信号機から100mの距離を想定した場合において、10倍の強度の他チャンネル信号の影響を受けた場合でも、BER<10^<-3>が得られたので報告する。
著者
間邊 哲也 長谷川 孝明 松岡 義大 古川 誠治 福田 朗
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J95-A, no.3, pp.268-282, 2012-03-01

本論文では,ポジショニングサブシステムのマイグレーションを考慮したプラットホーム指向の歩行者WYSIWYASナビゲーションシステムを提案している.提案システムでは,建物内や建物付近の屋外でシームレスに動作し,かつ,WYSIWYASナビゲーションの実現に必要な位置情報と方向情報を他の位置特定手法と協調することなく取得可能なポジショニングサブシステムとして,タイルカーペットを用いたM-CubITSと可視光通信を採用している.大型商業複合施設内で目的地の名称のみが分かっている状況での移動を想定した評価実験では,提案システムにおけるポジショニングサブシステムの位置特定成功率,処理時間,移動所要時間,ユーザビリティについて評価を行っている.その結果,提案システムを用いることで,固定の案内板や手持ちの地図などを用いるよりも短時間で確実に目的地に到達できることから,提案システムの歩行者ナビゲーションシステムとしての有効性を確認している.