著者
大野 恭秀 前橋 兼三 松本 和彦
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.34, no.8, pp.426-431, 2013-08-10 (Released:2013-08-17)
参考文献数
9
被引用文献数
1

Chemical and biological sensors based on graphene field-effect transistors (FETs) were described. The transfer characteristics of the graphene FET were changed by the solution pH and the protein adsorption. Especially, the detection limit of the solution pH was 0.03, indicating the high sensitivity. In order to achieve the specific biomolecule sensing, aptamers were used as a receptor material. The aptamer was the single-stranded DNA binding to the specific molecules. The aptamer-modified graphene FET can detect only the target molecule while the graphene FET with the bare graphene channel detects all proteins with charges. These sensing results show that the graphene FET has high potential for the high sensitive biological sensors.
著者
松本 和彦
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.p24-59, 1991-06

一 はじめに二 K・H・イルティングの所論 (一) 「批判的」(kritisch)という術語の定義及びW・ブッシュのテーゼ (二) ブッシュが依拠している『覚書き』及びレフレクシオーンの分析 1 自然主義的自由の概念(naturalistischer Freiheitsbegriff) 2 批判的自由の概念(kritischer Freiheitsbegriff) (三) 自然主義的自由の概念ならびに批判的自由の概念についてのブッシュの解釈、及びイルティングによるその批判 (四) カントの倫理学ならびに法哲学の非批判的性格三 イルティングの所論の問題点 : むすびにかえて論説
著者
松本 和彦
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.65, no.12, pp.p345-413, 1992-12

一 はじめに二 所有権論の超越論的性格 (一) ケルスティングの所論の概要 (二) 感性的占有と可想的占有 (三) 占有実在論と占有観念論 (四) 実践理性の法的要請と実践理性の許容法則 (五) ア・プリオリな綜合的法命題と法の理性概念の適用理論 (六) 可想的占有の図式としての物理的占有 (七) ア・プリオリに結合した意思・配分的意思 (八) 共同占有三 むすびにかえて川口實教授退職記念号
著者
松本 和彦 藤木 徹一 本多 牧生 脇田 昌英 川上 創 喜多村 稔 才野 敏郎
出版者
Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology
雑誌
JAMSTEC Report of Research and Development (ISSN:18801153)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.17-25, 2012
被引用文献数
1

海洋地球研究船「みらい」では,採水にニスキン−X採水器を取り付けたCTD採水システムを使用している. ニスキン−X採水器は蓋閉用のスプリングが採水器外側に配置され, ボトル内部へのゴムや微量金属による汚染を極力排除できる仕組みとなっている. 通常, 一次生産量測定用のサンプリングには海水サンプルへの微量金属等の汚染防止を徹底するため, 内部にテフロンコーティングを施し, ボトル内部及び部品各種を酸洗浄した採水器をクリーンニスキンとして使用している. クリーンニスキンとその他のノーマルニスキンで採水した場合に, 実際に一次生産量に差が生じるのかを確かめたところ, ノーマルニスキンで採水した場合に一次生産量測定値が激しく低下した. その差を生じる原因を把握するための追加実験を行うと, ノーマルニスキンで使用しているニトリルゴム製Oリングが一次生産を阻害していることが明らかとなった.
著者
牛場 翔太 松本 和彦 宮川 成人 沖野 剛士 品川 歩 岡 優果 木村 雅彦 小野 尭生 金井 康 井上 恒一
出版者
公益社団法人 日本表面真空学会
雑誌
表面と真空 (ISSN:24335835)
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.358-363, 2020

<p>Since ion-sensitive field effect transistors (ISFETs) have been developed in 1970, much attention has been focused on FET-based biosensors. In particular, graphene is one of the promising candidates for FET-based biosensors owing to their high electron/hole mobilities and unique 2D nature. Herein, we report specific detection of biomolecules using sialylglycopeptide-modified graphene FET (G-FET) biosensors. In addition, we also present state-space models (SSMs) to analyze time-series data of G-FET biosensors. This computational approach helps to separate the response against target biomolecules from the baseline drifted data. G-FET biosensors open the door to a more versatile sensing platform for biomolecules and biological functions.</p>
著者
松本 和彦 喜連川 優 高木 幹雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1257-1258, 1990-03-14

コネクションマシンは、数万個というオーダーのプロセッサアレイとハイパーキューブ形状の通信ネットワークを持つ、単一命令ストリーム多重データ(SIMD)の並列アーキテクチャマシンである。現在Thinking Machines Corporationが市販している最新モデルはCM-2と呼ばれ、フルセットで65536個のプロセッサを備えている。CM-2は、ワークステーションなどのフロントエンドにバスインタフェースを介して結合している。逐次的な処理はフロントエンド上で通常のプログラムコードとして実行され、並列処理の部分だけがバスインタフェースを通じてコネクションマシンに指令される。CM-2の操作は、PARISというライブラリの関数を呼び出すことによって行なう。このライブラリがサポートしている重要な機能は、仮想プロセッサ(Virtual Processor,以下VP)である。VPの数は物理的なプロセッサ数に関係なくとることができ、プログラマへの負担の軽減、プログラムの可搬性に大きく寄与する。VPの数を物理プロセッサの数で割ったものを、VP比と呼ぶ。今回、プロセッサ数8192、クロック6.7MHzのCM-2を使い、ベンチマーク性能評価を行なったので、その結果を報告する。