1 0 0 0 OA IDM!水玉潰し

著者
松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第23回 (2009)
巻号頁・発行日
pp.3E3NFC29, 2009 (Released:2018-07-30)

本研究では,影響伝播モデルIDMを用いてウェブコミュニティが蓄えている総影響量GWI(Gross Web Influence)を定義し,GWIを成長させるための道標を導くことに取り組む.具体的には,各種制約下(与える情報の種類および量)のもとでGWIを最大化する条件(どこにどの情報を与えるか)を求める問題に取り組む.本研究の成果は,コミュニティマネジメント/マーケティングへの応用が期待される.
著者
松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第26回全国大会(2012)
巻号頁・発行日
pp.1P2OS9a5, 2012 (Released:2018-07-30)

仕掛学の根底には「副作用性」がある[松下11]。本稿では、なぜ主作用ではなく副作用なのか、主作用と副作用は本質的に何が違うのか、という問いへの答えとして、双対問題としての仕掛学について考察する。社会的課題からなる目的関数とその制約条件からなる仕掛学のラグランジュ方程式に対し、主問題の解が主作用を利用するものであり、双対問題の解が副作用を利用するものであるとする考えについて述べる。
著者
伊藤 愼介 村井 翔 北虎 叡人 松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.4B1OS23a3, 2017

<p>本稿では、大阪大学の待兼山に自生している竹林を阪大坂のブランディングに利用する試みとして行ったイベント「流しそうめん@阪大坂」について報告する。地域住民と一緒に竹林に入って竹の伐採、搬出、加工を行って約30メートルの流しそうめん台を阪大坂に設置し、そこに地元商店街が用意したそうめんを流した。地元商店街と地域住民と阪大生との交流、竹林の維持管理、阪大坂の有効活用が達成され、竹林の再価値化を実現した。</p>
著者
松田 成貴 當麻 俊介 松村 真宏
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.99-108, 2011-02-25 (Released:2019-09-04)
参考文献数
19

Sound has a profound impact not only on acoustic sense but also cognitive processes such as mental imagery and associative memory. The concept of "soundscape" proposed by R. Mary Schaffer is to utilize the feature of sound as a stimulus for realizing the world around us. In this study, we employ a soundscape methodology to provide local residents living in Juso area the opportunity to raise people's consciousness. Experimental results show the availability of soundscape methodology on consciousness reformation.
著者
佐々木 儀広 松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
巻号頁・発行日
pp.3F63, 2007 (Released:2018-07-29)

本研究では,アンケートの分析結果とメールの分析結果を統合して,NPO法人ドットジェイピーにおけるリーダーとスタッフの協調行動の分析を行った.
著者
板谷 祥奈 張 凌雲 松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.4B1OS23a2, 2017

<p>試食販売は、返報性の原理により購買を促すマーケティング手法であるが、試食すると買わなければいけないという心理から逆に試食を避けてしまう消費者も多い。本研究では購買に至らなくとも売り手に別の方法で返報できる仕掛けにより、消費者の試食への抵抗感を軽減することを試みた。具体的には、試食後の爪楊枝を使って美味しかった商品に投票できるようにした。この爪楊枝の再価値化は試食を促進する効果があることが示された。</p>
著者
田縁 正明 松村 真宏
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.208-213, 2016-11-05

スマートフォン(スマホ)の利用拡大に応じて,事故などを引き起こす歩きスマホが社会問題として注目されている.本研究ではその歩きスマホを防止するため,指向性スピーカーを用いた手法「おしゃべりスマホ」の可能性について検討した.アンケートと観察結果にて,「おしゃべりスマホ」のスマホ防止策としての有効性が明らかになり,またエンターテイメント的展開の可能性と羞恥心と嫌悪感が行動変容に及ぼす影響が示唆された.

1 0 0 0 OA 仕掛学の試み

著者
松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.3A1OS11a1, 2011 (Released:2018-07-30)

「仕掛学」は、人の意識や行動を変えるための「仕掛け」とその「効果」を体系的に明らかにすることを目指す研究テーマである。現在のところ、心理学、アフォーダンス、カプトロジー、ナッジなど、仕掛学に関連する先行研究を収集・整理・分類することで、仕掛学の骨子となる概念を探っている段階である。本発表では、著者がこれまでに収集した仕掛けの事例および整理・分類した結果について報告する。
著者
小林 大祐 松村 真宏 石塚 満
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.3, 2006 (Released:2006-12-07)

ユーザからの質問にユーザが答える知識検索サイトでは、サイトの質を高めるために不適切な質問や回答を減らすことが重要である。また、フィルタリングのコストや人により異なる基準も問題である。本研究では人手でフィルタリングされた投稿から、フィルタリングの際に暗黙的に用いられる分類知識を表出化し、フィルタリングの自動化と分類知識の共有を試みる。
著者
松村 真宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 = THE JOURNAL OF THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFOMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.91, no.3, pp.237-241, 2008-03-01
参考文献数
15
被引用文献数
5

日々の生活は,見えているのに見ていない,聞こえているのに聞いていないことにあふれている.しかし,そのようなことに意識が向くような仕掛けに接すると,フィールドの魅力に気付くことができるようになる.このように人と物と環境との関係を再構築することによってフィールドの魅力を掘り起こす方法論がフィールドマイニングである.本稿ではフイールドマイニングの概要とこれまでの取組みについて述べる.
著者
松村 真宏 大澤 幸生 石塚 満
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.259-267, 2002 (Released:2002-04-25)
参考文献数
14
被引用文献数
13 36

Business people, especially marketing researchers, are keen to understand peoples' potential sense of value to create fascinating topics stimulating peoples' interest. In this paper, we aim at finding influential people, comments, and terms contributing the discovery of such topics. For this purpose, we propose an Influence Diffusion Model in text-based communication, where the influence of people, comments, and terms are defined as the degree of text-based relevance of messages. We apply this model to Bulletin Board Service(BBS) on the Internet, and present our discoveries on experimental evaluations.
著者
松村 真宏
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

仕掛学の根底には「副作用性」がある[松下11]。本稿では、なぜ主作用ではなく副作用なのか、主作用と副作用は本質的に何が違うのか、という問いへの答えとして、双対問題としての仕掛学について考察する。社会的課題からなる目的関数とその制約条件からなる仕掛学のラグランジュ方程式に対し、主問題の解が主作用を利用するものであり、双対問題の解が副作用を利用するものであるとする考えについて述べる。
著者
三浦 麻子 小森 政嗣 松村 真宏 前田 和甫
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.86, no.2, pp.102-111, 2015
被引用文献数
17

In this article, we investigated the expression of emotional responses to the 2011 Great East Japan Earthquake by analyzing the frequency of negative emotional terms in tweets posted on Twitter, one of the most popular social media platforms. We focused on differences in time-series variations and diurnal changes between two kinds of disasters: natural disasters (earthquakes and tsunamis) and nuclear accidents. The number of tweets containing negative emotional responses increased sharply shortly after the first huge earthquake and decreased over time, whereas tweets about nuclear accidents showed no correlation with elapsed time. Expressions of anxiety about natural disasters had a circadian rhythm, with a peak at midnight, whereas expressions of anger about the nuclear accident were highly sensitive to critical events related to the accident. These findings were discussed in terms of similarities and differences compared to earlier studies on emotional responses in social media.
著者
三浦 麻子 鳥海 不二夫 小森 政嗣 松村 真宏 平石 界
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

災害情報の伝播においてソーシャルメディアの果たす役割は大きい.東日本大震災直後のツイッターで発信された情報は,リツイートが多くを占め,また被災地からの情報を非被災地の利用者が転送・拡散する傾向があったことが分かっている.本研究では,情報の伝播性(リツイート頻度の高さ)を規定する要因として,ツイートに含まれる感情語をポジティブ/ネガティブ,活性/不活性の2次元で分類し,災害の種類との関連を検討した.
著者
武田 英明 松村 真宏 相澤 彰子 市瀬 龍太郎 相原 健郎 大向 一輝 Cazabet Remy Putzke Johannes 後藤 孝行 朱 成敏 桂井 麻里衣
出版者
国立情報学研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

Web上の創作活動は新しい創作スタイル、すなわち大規模かつ物理的接触のないコミュニティにおいてお互いの創作を利用し合うという互恵的関係によって創発的に制作されている。本課題ではこのようなオンラインコミュニティにおける創作活動を分析してモデル化を行い、その支援を行う仕組みについて研究を行った。ニコニコ動画のデータを収集し、そのデータにおける創作の影響関係について、コミュニケーションモデルによって分析し、特徴を明らかにした。またその影響関係を多様な視点で可視化するシステムを構築した。このほか、twitter, 学術論文、Wikipedia 等における共同的作業についての分析も行った。
著者
前川 隆史 松村 真宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.224, pp.53-58, 2009-10-01

本研究では飲食店等にある「らくがき帳」に,どのような内容がどのようなスタイルで投稿されているのかを明らかにすることを目的とし,4店舗24冊のらくがき帳に関して,「他者へ向けた記述がある」,「日付の記述がある」といった属性を設定し,全投稿に占める各属性を持つ投稿の割合を調査した.その結果,らくがき帳は,不特定多数の人間に読まれるものであるにも関わらず他者へのメッセージが全く無い投稿が多いこと,日付と署名を記述するといったスタイルが多いことなどが明らかになった.また,ラン検定によってらくがき帳への投稿が直前の投稿と関連を持っていることも明らかとなった.
著者
山根 承子 松村 真宏
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

本研究は、時計の音がタスクパフォーマンスに与える影響をみた。 具体的には秒針の速度を操作できる細工時計を作成し、時計が速い場合と遅い場合のパフォーマンスの差を実験室実験により捉えた。 本稿では時計という、日常生活では特に注意を払うことのないありふれた刺激に焦点をあて、周囲の環境がパフォーマンスの向上に及ぼす影響を検討した。
著者
宮井 康宏 上西 啓介 松村 真宏
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

本研究は、他者の行動を示すことによる人々の行動の変化を検証した。具体的には、ペットボトルのキャップ分別行動を対象とし、ゴミ箱の違いによる分別率の変化をみた。ゴミ箱は、キャップ穴が開いているだけのゴミ箱と、キャップ箱を付け他者が入れたキャップがわかるゴミ箱、カウンターによりキャップの数を表示するゴミ箱を用意した。最も分別率が高くなったのは、数を表示するゴミ箱であり、次にキャップ箱付きゴミ箱となった。