著者
三池 忠 田原 良博 山口 由美 原田 拓 安倍 弘生 楠元 寿典 沼田 政嗣 蓮池 悟 山本 章二朗 児玉 眞由美 永田 賢治 林 克裕 下田 和哉
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.105, no.9, pp.1362-1366, 2008 (Released:2008-09-05)
参考文献数
11
被引用文献数
1

症例は66歳男性.潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis; UC)を合併したC型慢性肝炎(chronic hepatitis(C); CH(C))に対して,インターフェロン(interferon; IFN)βの投与を行った.投与前の内視鏡的重症度は中等度であったが,投与開始後8週間で内視鏡的重症度は軽度となった.しかしIFN投与終了後は再び内視鏡的重症度は中等度となり,増悪を認めたため,IFN投与にて潰瘍性大腸炎が改善したと考えられた.
著者
小松 弘幸 奥村 学 岩切 智美 林 克裕
出版者
日本シミュレーション医療教育学会
雑誌
日本シミュレーション医療教育学会雑誌 = Journal of Japan Association for Simulation-based Education in Healthcare Professionals (ISSN:21879281)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-6, 2014

【目的】最近の6年制薬学教育では、学生へのフィジカルアセスメント(Physical Assessment; PA)実習も徐々に取り入れられているが、病院で勤務している薬剤師を対象にPA実習を行っている施設は少ない。今回我々は、大学病院薬剤師を対象に医療シミュレータを活用した系統的PA実習を実施し、参加者の実習前後での自己評価の変化を検討した。###【方法】対象は本院薬剤師21名。薬剤師におけるPA総論、バイタルサインの診かた、肺音聴診、心電図モニター判読、薬剤による患者の急変と対応の5項目を、医師1名の指導の下、毎月1回ずつ約90分で実施した。実習では肺音聴診シミュレータ"ラング"®やハートシム4000®、Sim Man 3G®を使用した。実習前後でPAに関する自己評価と実習内容に関するアンケート調査を実施した。###【結果】実習前のPA経験は、バイタルサイン測定が3名、心電図モニター判読が4名、聴診は0名と少なかった。患者のバイタルサイン評価について4段階で自己評価してもらった結果、「自信がある」あるいは「ある程度自信がある」と評価した割合は、実習前後で、意識状態:14%→83%、体温:52%→100%、血圧:33%→91%、脈拍:19%→87%、呼吸状態:14%→61%へと有意に上昇した(全てp<0.01)。実習後アンケートでは、対象者全員が全項目とも今後の薬剤師業務に役立つと回答した。###【結語】医療シミュレータを活用した病院薬剤師へのPA実習は、薬剤師生涯教育の一つの方法として有用と考えられる。Aims: Opportunities for pharmacy students to acquire physical assessment (PA) skills have gradually increased since the six-year education system was introduced in Japan. However, learning opportunities for hospital pharmacists are insufficient. Therefore, we provided a series of lessons in PA for hospital pharmacists using auscultation and high-fidelity simulators for training in emergency medical care and evaluated whether their self-assessment of PA improved thereafter.###Methods: Twenty-one pharmacists at our hospital self-evaluated their abilities to measure vital signs before and after undergoing training using simulators in the general theory of PA, vital sign assessment, lung auscultation sounds and interpretation of electrocardiographic patterns on monitors. They were also presented with scenarios simulating drug-induced changes in physical status. ###Results: A preliminary survey revealed that most of the participants had never physically assessed hospitalized patients. The stages of self-assessment for the skill of measurement of vital signs were significantly improved after the training. All participants found that training using medical simulators was an effective method of learning PA skills.### Conclusion: Physical assessment training with medical simulators is a useful method of continuing education for pharmacists in hospitals.
著者
江藤 敏治 弘野 修一 永田 賢治 加藤 順也 堀 剛 井戸 章雄 林 克裕 坪内 博仁 小野寺 誠 阿部 弘一 宮坂 昭生 川上 格 佐藤 彰宏 坂下 佳子 岩井 正勝 遠藤 龍人 滝川 康裕 鈴木 一幸 佐藤 俊一 鈴木 千衣子 内田 耕一 弘中 孝治 萱野 幸三 増原 昌明 坂井 田功 沖田 極 関山 和彦 井上 和明 与芝 真 半田 宏一 樋口 大介 井上 和明 関山 和彦 与芝 真 松原 寛 道堯浩 二郎 山内 雄介 井内 英人 長谷 部昌 山本 和寿 井上 愛 堀池 典生 恩地 森一 中西 崇 東俊 宏 狩山 和也 山野 智子 辻 孝夫 川口 光彦 糸島 達也 品川 克至 乾 あやの 小松 陽樹 松本 浩 茂木 陽 宮川 芳宏 藤沢 知雄 上本 伸二 猪股 裕紀洋 田中 紘一 平松 活志 橋本 悦子 谷合 麻紀子 野口 三四朗 長谷 川潔 林 直諒 次田 正 高崎 健 中島 一朗 渕之上 昌平 古川 博之 岸田 明博 大村 孝志 松下 通明 藤堂 省 藤田 美悧 清水 道夫 橋倉 泰彦 三田 篤義 窪田 達也 三輪 史郎 池上 俊彦 寺田 克 宮川 眞一 川崎 誠治 君川 正昭 渕之上 昌平 春口 洋昭 唐仁原 全 中島 一朗 阿岸 鉄三 白髪 宏司 伊藤 克己 高崎 健 橋本 悦子 林 直諒 田中 紘一 上本 伸二 猪股 裕紀洋 阿曽沼 克弘 江川 裕人 藤田 士朗 木内 哲也 林道 廣 田中 紘一 石井 邦英 古賀 郁利子 神代 龍吉 草場 信秀 佐田 通夫 坂本 照夫 加来 信雄 森岡 千恵 菊池 英亮 松尾 英城 中谷 吉宏 豊川 泰勲 富永 謙太郎 山尾 純一 福井 博 福田 邦明 安部井 誠人 遠藤 憲一 本橋 歩 正田 純一 松崎 靖司 田中 直見 古坂 明弘 高橋 正明 平本 淳 白浜 圭吾 永山 和男 田中 照二 Yusufu Youlutuz 松井 淳 持田 智 藤原 研司 小畑 達郎 中島 千種 岡山 昌弘 大野 研而 宮下 智之 田村 明彦 絵野 沢伸 鈴木 盛一 雨宮 浩 青木 達哉 小柳 泰久 山際 健太郎 川原田 嘉文 八木 真太郎 飯田 拓 横井 一 垣内 雅彦 足立 幸彦 飯田 拓 田端 正己 町支 秀樹 横井 一 川原 田嘉文 東口 高志 今井 俊積
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.189-198, 1999