著者
田中 颯 若林 香織
出版者
日本動物分類学会
雑誌
タクサ:日本動物分類学会誌 (ISSN:13422367)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.22-29, 2016-02-29 (Released:2018-03-30)

Two forms of test are known in a fibulariid sea urchin, Fibulariella acuta (Yoshiwara, 1898). One is a "rice grain-shaped" in which both the anterior and the posterior tips are pointed. Another is an "egg-shaped" in which the anterior tip is pointed but the posterior is broad. This species was originally described as "egg-shaped;" nevertheless, the post described drawing of the syntype by the same author showed its "rice grain-shaped." Although many taxonomic examinations have been made to understand the meaning of difference between the two forms, the meaning has not been clarified until today. We here compared the external morphologies of the test and pedicellariae between the two forms based on 59 specimens from Kumamoto Prefecture, Japan. In addition to the external outline of the tests, morphology of pedicellariae was clearly different between the rice grain-shaped and egg-shaped specimens as follows: the former had three types of pedicellariae (globiferous, bidentate, and biphyllous), whereas the latter had only two types (globiferous and bidentate). These morphological differences suggest that the two forms of F. acuta should be revised as two different species.
著者
林 香奈
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.242-246, 2010-12-20
著者
朴 柄宣 居林 香奈枝 松下 光範
出版者
人工知能学会
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

本研究では,キャラクタの性格に基づいたコミック検索支援システムの実現の端緒として,エゴグラムを用いたキャラクタ性格分類を試みる.現状のコミック検索システムでは,コミックの内容情報に基づいた検索が困難である.そこで,Web 上のリソースから抽出したデータを用いて,エゴグラムに基づくキャラクタの性格分析手法をについて提案する.提案手法では,性格を表す語にエゴグラムの自我状態を基底とするベクトルを付与し,そのベクトルの値によって,キャラクタの性格を分類する.実験により,本手法のキャラクタ分類精度は 55.0% を示した.
著者
林 香織

本研究は,若年層を中心に拡大するソーシャルネットワーキングサービスに着目し,その使い方に「世間」に対する考え方が現れるのかを検討したものである。結果として,SNS 利用そのものではなく,SNS を利用する環境,つまりモバイルメディアの利用そのものに,「世間」の考え方が表出することがわかった。世間とは非常に主観的概念であるが,世間内からの人の評価という意味での視線を気にする一方,見ず知らずの人からの視線は想像が出来ない学生も多く存在し,そのような対人関係やコミュニケーションの有り方が,モバイルメディアの利用行動を決定付けていると考えられる。特に,社会的マナーをおろそかに考えがち,見ず知らずの人に親切にする必要はない,ニュースは自分には関係ないといった考え方をする人ほど,身近な人に親切にするといった意味の世間を重要視し,世間に縛られていることがわかった。
著者
丹羽 美之 伊藤 守 林 香里 藤田 真文
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

日本テレビ系列の全国29局が制作するNNNドキュメントは、日本のテレビで最も長い歴史を持つドキュメンタリー番組である。1970年の放送開始以来、これまでに放送された本数は約2200本にも上る。これらは日本の現代史・放送史の貴重な記録である。本研究では、これらの記録を次世代に引き継ぐために、NNN各局の全面的な協力のもと、全番組をデジタルアーカイブ化し、詳細な番組データベースを作成した。またこれらを活用して、テレビが戦後日本の転換期をどのように記録してきたかを明らかにした。その成果は『NNNドキュメントクロニクル(仮)』として2019年に東京大学出版会より出版予定である。
著者
廣田 有里 土屋 薫 林 香織
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
vol.26, 2016-03-15

高度成長期に流山に住居し始めた高齢化が進む旧住民と,「母になるなら流山」というキャッチフレーズで子育てのしやすさを打ち出し,近年,流入してきた子育て世代(新住民)を,双方の持つ社会的資源の交換を促すことによって,魅力的な,まちづくりの担い手となっていくと考え,「ゴーヤ」をツールとして交流させた。本研究で明らかになった点は,①世代間交流のツールとしての「ゴーヤ」の有用性と限界②プログラムに関わる資源に対する重要性の確認不足③プログラム実施結果,関係者が受け取るインセンティブの不平等,である。本研究によって,「ゴーヤ」というツールを用いての世代間交流の場を設けることは可能性の一端は確認されたが,課題が明確になったため,今後の改善がのぞまれる。
著者
林 香奈
出版者
東洋大学東洋学研究所
雑誌
東アジア仏教学術論集 = Proceedings of the International Conference on East Asian Buddhism (ISSN:21876983)
巻号頁・発行日
no.3, pp.159-187, 2015-02

第3回 日・韓・中 国際仏教学術大会論文集―東アジア仏教における対立・論争とその意義―日本東洋大学東洋学研究所・韓国金剛大学校仏教文化研究所・中国人民大学仏教与宗教学理論研究所共編
著者
林 香里
出版者
日本マス・コミュニケーション学会
雑誌
マス・コミュニケーション研究 (ISSN:13411306)
巻号頁・発行日
no.58, pp.109-125, 223, 2001-01-31

The Commission on Freedom of the Press published its report, entitled A Free and Responsible Press, in 1947.The report was highly critical of the way in which the press exercised its freedom and urged, among other things, that public rights prevail over private rights in construing freedom of the press and that government should help create a model for the private press.This report, later developed as the social responsibility theory of the press, became a staple in postwar media studies around the globe.This essay reviews its plausibility in the contemporary media environment after it surveys the analyses and critiques of the report in the past.
著者
林 香君
出版者
文星芸術大学
雑誌
文星紀要
巻号頁・発行日
vol.9, 1997
著者
小林 香 片山 勁
出版者
富山県立大学
雑誌
富山県立大学紀要 (ISSN:09167633)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.42-49, 2008-03

限られた資源を,任意のタイミングでやってくる複数の利用者が利用するシステム-銀行のATMやスーパーマーケットのレジなどが誰にでも分かりやすい例である-を考える.利用者がやってきたときに直ちに利用できる(空いている)資源の数がゼロであれば,当然のことであるが利用できない利用者が出てくる.待ち行列(バッファ)があり,資源に空きが出るまで利用者が待つことが可能であれば,このシステム全体を,資源が利用できるまでの平均待ち時間で定量的に評価することができる.バッファが空になると,休暇(バケーション)で総称される副次的作業に資源を使う場合,利用者の平均到着間隔が資源1つの平均利用時間に近づくに従って,システム内に滞留する利用者数が増え,副次的作業が後回しにされる.必要なタイミングで副次作業を行うことができるように,今回は,本来の待ち行列の前にもう一つ待ち行列を準備し,2つの待ち行列の間にゲートを設ける.このようなゲートを導入したM/G/1+vacationシステムについての諸量を,Level-Crossing法を用いて解析をする.
著者
林 香那
出版者
筑波大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2008

本年度は、17世紀前半のイギリス・カピチュレーションの更新状況とその内容について分析し、さらに前年度までの研究成果と合わせて研究課題についての包括的な成果を論文としてまとめ、発表した。17世紀初頭には、後退した両国関係を回復するべく派遣された大使グローバーが黒海交易への参入を実現し、続く大使ピンダーが1614年カピチュレーション更新しているが、ここからレヴァント交易における絹輸入拡大の傾向を見て取ることができた。同時期に東インド会社による東インド物産輸入が活発化し、さらに1620年代以降には元来東方物産の輸入を目的としていたレヴァント交易が毛織物輸出に重点を移し、後に絹輸入との単品目交換という特徴的な交易形態へと変化していくことを鑑みれば、該カピチュレーションがレヴァント交易の動向を敏速に反映していたとことが分かった。またこの時期までのイギリス大使らは、その経歴からレヴァント・カンパニーの一員としての立場を踏襲していたと見られるが、商人としてレヴァントの事情に精通した経験は大使の資質と不可分であり、地中海域での海賊被害や大使館経営の金銭的困窮からレヴァント交易が危機に陥る中、その資質の高さによってオスマン宮廷内で尊重されていた様子が伺えた。特に大使ローはアルジェリア・チュニスの海賊問題への対策として1622年にカピチュレーションを更新し、交易活動を保護しているが、オスマン宮廷での信頼がその原動力となっていたことが明らかになった。以上を踏まえ作成した論文では、16世紀末から17世紀初頭には、イギリスの対オスマン帝国外交はレヴァント・カンパニーが主導し、イギリス大使らはレヴァント商人の要求を反映したカピチュレーションを獲得しているが、その交渉に際しては、金銭的負担或いは大使個人の資質によるオスマン宮廷中枢との人的紐帯が欠かせなかったと指摘出来た