1 0 0 0 OA 貯金道話

著者
森恒太郎 著
出版者
丁未出版社
巻号頁・発行日
1910

1 0 0 0 OA 一粒米

著者
森恒太郎 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1908
著者
森重 健一郎 竹中 基記 上田 陽子 鈴木 紀子 森 美奈子
出版者
岐阜大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

卵巣がん細胞株TOV21, KOC-7CでRAS変異が確認され、OVISEでは確認されなかった。RAS変異のある細胞では、フェロトーシス誘導剤エラスチンを添加したところ、WST-1アッセイにより細胞死が誘導されていることがわかった。鉄のキレート剤であるDFO添加により、その細胞死が解除されたたため、エラスチン添加による細胞死は鉄依存性細胞死=フェロトーシスであることが考えられる。一方、RAS変異のない細胞株ではフェロトーシスは誘導されなかった。RAS変異のある卵巣がん細胞株でさらに検討したところ、エラスチン添加時に細胞内ROS量は上昇、GSH量は低下しており、その結果として細胞死が引き起こされていることが予想された。一方、RAS変異のない細胞ではエラスチン添加時にはROS量の若干の上昇が見られたが、元々の細胞内ROS量が高いためフェロトーシスに抵抗性があると考えられる。フェロトーシス誘導剤はいくつか報告されているが、その中でもアルテスネートは抗マラリア薬であるため、臨床応用が速やかに行える利点がある。現在、我々はアルテスネートを用いて上記同様の実験を行っている最中であるが、エラスチンとは効果が異なる点も見られ、同じフェロトーシスでも異なるメカニズムで作用していることが考えられる。引き続き検討していきたい。またフェロトーシス誘導時には膜の脂質酸化が引き起こされることが知られているため、脂質酸化マーカーであるBODIPYを用いたイメージング実験を試みているところである。
著者
森本 真太郎
雑誌
リハビリテーション科学ジャーナル = Journal of Rehabilitation Sciences
巻号頁・発行日
vol.15, pp.51-67, 2020-03-31

本稿では,あるデイサービス施設において失語症により言語表出が困難となった1 事例に対し,「意味のある作業に焦点をあてた「クライエント中心」の支援を実践し,日常生活の作業遂行,利用中の活動状況,QOL の変化を多角的に分析することで「利用者本位」に資するデイサービス支援の一端を探索的に明らかにすることを目的とした.方法は,作業療法士が,言語表出が極力少ない方法で評価を行い,事例の「意味のある作業」を同定し「意味のある作業」の遂行に焦点を当てた介入を「クライエント中心実践における共通概念」に沿って約6 ヶ月間実施した.また,介入前後で,日常生活の作業遂行(作業バランス自己診断),利用中の活動状況(参加観察),QOL(WHO QOL26)を実施し,変化を多角的に分析した.その結果,日常生活における「意味のある作業」の数が増加及び肯定的な意味付けに変化し,能動的に施設を利用できるようになった.また,WHO QOL26 の「肯定的感情」や「健康と社会的ケア等の複数の下位項目にて得点の上昇を認めた.以上のことから,失語症を患う表出困難な利用者に対し,「利用者本位」のデイサービスを提供するためには,作業療法士が利用者の状況と表出能力を見極め「心身機能,活動,参加,背景因子」をバランスよく評価し,利用者の「意味のある作業」に焦点を当てた相互主体的な関わりの中で,肯定的なQOL を構築し続けることが重要であると示唆された.
著者
森 数馬 Mori Kazuma モリ カズマ
出版者
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
雑誌
対人社会心理学研究 (ISSN:13462857)
巻号頁・発行日
no.10, pp.131-137, 2010

近年、音楽の社会心理学的研究が比較的盛んに行われている。しかしながら、それらの研究のほとんどは、日常聴取される多くの音楽に含まれている歌詞について十分に考慮していない。本研究は、日常の音楽聴取における歌詞の役割について検討を行った。131 名の学生・社会人が質問紙に回答した。質問紙は、歌詞に関する音楽聴取傾向の項目、Juslin & Laukka(2004)を参考にした音楽と感情に関わる項目およびRentfrow & Gosling(2003)のSTOMP による音楽の好みについての項目から構成された。調査の結果、歌詞は多くの人に重要視されており、その理由は歌詞に感情移入するためであることが示された。また、歌詞は情動を喚起するのに重要な役割を担うこと、聞きやすく軽快な音楽を好んで聴取する人に重要視されていることが示唆された。これらの結果から、音楽聴取において歌詞は欠かすことのできない要素であると考えられた。

1 0 0 0 OA 漢語字類

著者
大森惟中 閲
出版者
青山清吉
巻号頁・発行日
1876
著者
長島 朗子 高橋 裕公 浅沼 宏幸 鈴木 孝之 大橋 一樹 森 史江
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.60-65, 2018 (Released:2018-01-25)
参考文献数
6

歩行者保護において,これまで歩行者の体格差が傷害値に与える影響については研究がおこなわれてきたが,体型差についての研究はおこなわれていない.そこで,肥満体型モデルを作成し,同一身長の標準体型モデルとの比較により傷害値への影響を調べた.また,車体形状や歩行者の体重の影響についても検討した.
著者
内藤 真理子 小森 万里
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.164, pp.1-16, 2016

<p> 学部留学生が書いたレポートの中に不要な語や表現の重複があることにより,読み手に稚拙な印象を与えることがある。重複を回避するためには,学生の気づきを促す指導を行うことが有効であると考える。しかし,作文教材を調査したところ,重複が十分には扱われていないことがわかった。このことから,アカデミック・ライティングの授業において重複が積極的に取り上げられていないことが推測される。そこで,重複回避を意識したライティングの指導ができるよう,その基礎研究として本研究を行うことにした。本稿では,まず,学部留学生のレポートから,複数の判定者によって重複と判定されたものを抽出し,次に,文レベル,談話レベル,およびその2つのレベルに関連する重複をみていくため,卓立性・結束性・論理性・一貫性の4つの観点を導入し,それぞれに関わる重複に分類し,分析・考察を行った。さらに,重複と判定されなかった文との比較も行った。</p>

1 0 0 0 OA 唐詩選評釈

著者
森槐南 著
出版者
新進堂
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1897
著者
若森 みどり
出版者
社会政策学会
雑誌
社会政策 (ISSN:18831850)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.29-45, 2015-03-30 (Released:2018-02-01)

20世紀の危機の時代を生きた経済学者,ポランニー,ケインズ,ペヴァリッジ,ラーナー,ミーゼス,ノイラート,ハイエク,ロビンズらにとって,大恐慌やファシズムや世界戦争といった自由主義の危機と資本主義システムの持つ悪弊(通貨の不安定化,緊縮財政,増大する格差,大量失業,不安定な就労形態)の諸問題に正面から向き合う課題は,共通していた。これらの点を踏まえて本稿では,20世紀が経験した平和と自由と民主主義の危機の解釈をめぐって争点となる,ポランニーの「社会的保護」の考え方を明らかにする。そして,市場社会における制約された社会的保護とその可能性に照明を当てることによって,二重運動の思想的次元を問う。最後に1920年代の社会民主党市政下のウィーンに思想的起源があるポランニーの「社会的自由」の概念に立ち返りつつ,『大転換』最終章「複雑な社会における自由」の諸論点を検討し,「福祉国家と自由」の問題圏を考察する。