著者
石井 裕正 横山 裕一 堀江 義則
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.97, no.7, pp.877-887, 2000-07-05 (Released:2008-02-26)
参考文献数
61
被引用文献数
1

わが国のアルコール飲料の消費量は依然として増加傾向を示しており,それにともないアルコール性肝障害も日常臨床上,ウイルス性肝障害に次いで重要な疾患として位置付けられる.本稿ではアルコール性肝障害の発症機序に関する最近の知見を,特にアルコール代謝との関係から論じ,さらにアルコールによる肝細胞死を特にアポトーシスの立場から考察を加える.また最近行われた全国規模の調査から疫学的にみたアルコール性肝障害の実態についても言及したい.
著者
横山 裕樹 岡田 浩之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

Actor-critic法や方策勾配法は行動や制御値として連続値を生成する方策の獲得を得意とするが, その方策空間は正規分布などに限定されることが多い. 本研究では,確率分布をパラメトリックに表現する代わりに,既知のノイズ分布からの変数変換によって間接的に表現し,ノンパラメトリックな確率的方策を獲得する強化学習手法を提案する.
著者
小野 英哲 三上 貴正 岩崎 淑子 横山 裕
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文報告集 (ISSN:09108025)
巻号頁・発行日
no.385, pp.1-7, 1988-03-30
被引用文献数
2

This study presents the evaluating method of hardness and slipperiness of aerobic dance floors from a viewpiont of comfortableness, fatigue, and safety. The evaluating indexes and evaluating method are established, based on the correspondence between the judgements of aerpobic dance instrutors and phisical values of aerobic dance floors measured by our original measuring devices.
著者
横山 裕樹 浅田 稔
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.29, 2015

TD学習は価値関数の学習に広く用いられているが,状態空間が連続である場合や環境が非マルコフ的である場合における最適性について,多くの解析がなされていない.本研究では,木村ら(2000)の提案したactor-criticアルゴリズムをもとにして,criticの学習にTD誤差ではなく新たな基準を用いることで,より頑健性の高いアルゴリズムを提案する.また,その有用性について実験的,解析的に評価する.
著者
河野 圭祐 横山 裕樹 森 裕紀 浅田 稔
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.29, 2015

ある変数の影響を除いた上で2つの多変量間の関係を強さを求める手法として偏正準相関分析があり,グレンジャー因果などの因果指標の計算などに用いられている.しかし偏正準相関分析は複数の異なる関係をもったデータが混ざったデータに対しては適用することが出来ない.本研究では偏正準相関の混合モデルを仮定することで,この問題の解決を試みる.また人工データを用いた実験を行い既存手法に対する優位性を示す.
著者
香川 考司 富永 浩之 白岩 真一 堀井 達也 池田 秀聴 横山 裕一 韓 根鎖 吉崎 翔 平川 裕弥 長江 明彦 白神 佑典 尾崎 陽一 末友 貴大 鳥原 悠平 藤沢 尚樹 森田 昌樹
出版者
香川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

Webベースプログラミング学習支援環境のサーバー側プログラムに、Scalaスクリプトによる柔軟なカスタマイズ機能を提供できるプラットフォームを構築することを目的として、教師用システムと学習者用システムの間のファイルシステムを利用した疎結合インターフェイスの設計と、プロトタイプによる基本機能の確認を行った。教師用サーバー側プラットフォームにScalaインタプリターとのインターフェイスを実装した。また、プログラム可視化ツール、スクリプト入力支援ツールなどのクライアント側の補助的なツールを設計・実装した。
著者
室住 正世 中村 精次 横山 裕之 茶木 一寿 津谷 直樹 福田 薫
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.35, no.8, pp.759-765, 1986-08-05
被引用文献数
1

^<107>Ag,^<116>Cd,^<65>Cu,^<61>Ni,^<296>Pb,^<203>Tl,^<68>Znの7安定同位体をスパイク(標準添加法で使用するトレーサー)として用いる水中の銀,カドミウム,銅,ニッケル,鉛,タリウム,亜鉛の同位体希釈表面電離質量分析法による同時定量法について報告する.水とは水道水,蒸留水,サブボイリング蒸留法によって得た純水で,各成分の濃度は10^<-6>g kg^<-1>ないし10^<-11>g kg^<-1>である.検出限界は成分によって相違があるが,10^<-12>gないし10^<-15>gであり,^<109>Ag/^<197>Ag,^<114>Cd/^<116>Cd,^<63>Cu/^<65>Cu,^<58>Ni/^<61>Ni,^<208>Pb/^<296>Pb,^<295>Tl/^<203>Tl,^<66>Zn/^<68>Znの測定精度は9回以上の繰り返し測定値の相対標準偏差としてスパイクで0.5%,水試料では1%であった.この方法は単に水試料に限らず無機材料一般に応用できるが,ここでは超微量分析の見地から述べる.
著者
横山 裕一
出版者
新潟大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

軽度認知障害(mild cognitive impairment : MCI)は、その14%が1年で、40%が4年で認知症へ転換するといわれ、その予後の違いを予測する因子を明らかにすることが重要である。本研究は、認知障害の時間的推移と、認知症転換への予測因子を総合的に解析し、最終的には認知症への転換を予測するニューラルネットワークモデルを構築することを目的とした。レビー小体型認知症(Dementia with Lewy bodies : DLB)では早期から自律神経機能の障害が出現することが先行研究で報告されており、心臓交感神経機能を評価する目的で使用されているMIBG心筋シンチグラムを用いた先行研究では、DLBの病早期からMIBGの心筋への集積低下がみられることが報告されている。このため、心臓交感神経機能の障害はMCIからDLBへの転換を予測する因子となり得る。しかしながらMIBG心筋シンチグラムは国内では保険適応外であり、検査が非常に高額であるためスクリーニングとしては適さないのが現状である。その代替法を考案するため、心臓交感神経賦活と前頭葉ヘモグロビン濃度変化の関連について、近赤外線スペクトロスコピィNIRO200(Hamamatsu Photonics K.K., Japan)と心臓交感神経機能を反映すると考えられる心拍計R-R間隔変動の最大エントロピー法によるリアルタイム解析(MemCalc/Tarawa, GMS)を用い、健常対照群と患者群における比較研究を行い、その結果を第32回日本生物学的精神学会において発表した。結果としては残念ながら上記代替となる十分な指標は得られず、研究法の改善を今後の課題とした。研究者は、平成23年4月から更に研究を推進するべく大学院へ進学することとなり、本研究費を得る資格を失うこととなったが、今後も認知障害の研究に取り組んでいく所存である。
著者
宮本 義弘 横山 裕 太田 睦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. AVM,[オーディオビジュアル複合情報処理] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.25-32, 1995-07-14
被引用文献数
2

低ビットレートでのビデオ符号化において,オブジェクト階層符号化(Object Scalability)を実現する方式を提案する.ISO/IEC MPEGでは次世代低ビットレートビデオ化符号化方式(MPEG-4)の標準化を進めているが,従来の方式に比較して符号化効率を改善するだけでなくマルチメディアデータアクセスに適した符号化技術の開発を目標としている.例えばオブジェクト階層符号化の技術により,画像中の注目する被写体領域だけを符号化伝送したり,圧縮データのままの状態で領域単位での画像の合成や編集などが可能になる.提案方式はワーピング予測を基本方式とし,ワーピング処理の単位であるパッチを注目する被写体領域の輪郭に適合させることで,オブジェクト階層符号化を実現する.領域形状はパッチにより近似表現するので,形状符号量は僅かですむ.ワーピング予測は予測効率に優れ,予測による歪が視覚的に目立ち難いので低ビットレート符号化に適している.またパッチ形状に合わせた可変形状DCTを用いることで予測誤差を効率的に変換符号化する.計算機シミュレーション結果により方式の効果を示す.
著者
横山 裕 小野 英哲 稲垣 太郎 高橋 宏樹
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.60, no.478, pp.35-44, 1995
被引用文献数
7 1

The change of evaluation of floor slipperiness resulted from the change of gait with aging was investigated in this paper. At first, we developped an outfitting equipment for the young to simulate geriatric gait. Secondly, the sensory test was carried out using young panels with and without the equipment. The psychological scale of evaluation relating to slipperiness of sample floors employed for the test was constructed. Then, C. S. R which was the physical value corresponding to slipperiness was measured using "O-Y Pull Slip Meter". Thirdly, based on the correlation between the psychological scale and C. S. R, the difference of the aged from the young in evaluating slipperiness was investigated.
著者
間下 直樹 横山 裕之 越川 克己 谷口 健次 末永 裕之
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.194-199, 2008-02-01
被引用文献数
1

十二指腸球部原発hepatoid adenocarcinomaの1切除例を経験したので報告する.症例は76歳の男性で,健診目的の胃内視鏡検査にて十二指腸球部に2/3周性の隆起性腫瘍を指摘され当院受診となった.内視鏡検査の生検で未分化癌または低分化腺癌が疑われた.腹部造影CTでは主病変の他に明らかな転移は認められなかった.十二指腸球部原発悪性腫瘍の診断で十二指腸球部を含む幽門側胃切除術を施行した.病理組織学的検査でhepatoid adenocarcinomaと診断され,免疫染色でAFPが強陽性であった.術後第17病日の血清AFP値は1,133ng/mlと異常高値を示していたがその後基準値以下であった.十二指腸原発のhepatoid adenocarcinomaを含むAFP産生腫瘍の報告例は本症例を含めて16例と極めてまれであり,局所浸潤や肝転移を高率に伴い予後不良とされている.治療法に関する一定の見解は定まっていないが,文献的考察を加えて報告する.
著者
横山 裕 伊藤 仁洋 高橋 宏樹 小野 英哲
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.65, no.528, pp.39-46, 2000
被引用文献数
2 1

The purpose of this study is to present the lower criterion of C.S.R not to slip at landing when people step on the slippery surface without the knowledge of the slipperiness changing. In this paper, at first, we developed "Landing Slip Meter" which simulated the landing load while natural or fast walking. Next, using the meter, we measured load-time curve with various floors and substances adhered to floors, and judged that the slip would occur or not from the load-time curve. Finally, from the relationship between the result of the judgment and C.S.R, we presents the lower criterion of C.S.R.