著者
渡辺 勇士
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.12, pp.662-666, 2021-11-15

2020年度から小学校におけるプログラミング教育が必修化された.また,民間の学習塾や,幼稚園,保育園の現場では未就学児を対象にしたプログラミング教育を行っている場所も出始めている.本稿では,実際にプログラミング教育が行われている幼稚園の事例を挙げ,未就学児とプログラミング教育について解説する.
著者
渡辺 勇士 井上 愉可里 原田 康徳
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.468-473, 2017-05-15

ビスケットはコンピュータの専門家ではない人でもプログラミングを楽しく理解できるツールである.2016年にアプリ版がリリースされ,タブレットで使えることによって,指で操作できるため,ペンを使うことに慣れていない児童でも,ストレスを感じずにプログラムをつくることができる.ビスケットは開発されてから,言語の進化と同時にビスケットの教え方も進化してきた.根底にある原理は「子供たちの驚きと喜びを最大化する」ように情報を提示することである.本稿では,実際の子供たちへの教え方になぞって,我々がどのように子供たちに教えているのか解説する.
著者
渡辺 行雄 水越 鉄理 中川 肇 大井 秀哉 将積 日出夫 安村 佐都紀 中江 公裕 北原 正章 矢沢 代四郎 渡辺 勇
出版者
Japan Society for Equilibrium Research
雑誌
Equilibrium Research (ISSN:03855716)
巻号頁・発行日
vol.50, no.7, pp.1-10, 1991
被引用文献数
9 2

During the past 14 years from 1975 to 1989, two-nation-wide surveys of Meniere's disease have been carried out by the Vestibular Disorders Research Comittee of Japan, supported by the Ministry of Health and Welfare of Japan. However, an epidemiological case-control-study including normal subjects has not yet been performed by this committee.<BR>In this third survey, therefore, 148 patients with definite Meniere's disease, 138 with non-Meniere vertigo, 113 with rhinolaryngological disorders, and 165 normal control subjects were collected by the 16 mem-bers of the Research Committee from June 1990 to November 1990. The controls were selected to match as closely as possible the sex, age and location of the Meniere's disease patients.<BR>The characteristic epidemiological features of Meniere's disease in Japan were :<BR>1) Sex-ratio : 63 males to 85 female.<BR>2) Age-distribution : Peak at 40-49 years for males and 30-39 years for females.<BR>3) Season and Time of Onset : Often initial vertigo attacks occurred in the afternoon or in the morning.<BR>4) Occupational Distribution : There was a higher incidence of Meniere's disease among technicians or white-collar workers than among farmers, laborers engaged in blue-collar work, as in the 1st and 2nd surveys. However, the number of house-wives was lower in this 3rd survey.<BR>5) Personal characteristics : In patients with Meniere's disease, precisionism and neurosis were more frequently observed than in non-Meniere's vertigo.<BR>6) Preceding Events : Mental and physical fatigue before vertigo attacks was frequent in Meniere's disease patients.<BR>These epidemiological features reconfirm that the occurrence of vertigo attacks in Meniere's disease is influenced much more by individual factors than by environmental factors, as was found in the 1st and 2nd Nation-wide surveys. However, a marked difference in sex ratio with female preponderance was found in the 3rd survey.<BR>The incidence of bilateral Meniere's disease was 16.2% (24/148), higher than in the 1st and 2nd surveys.
著者
渡辺 勇士 井上 愉可里 原田 康徳
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.468-473, 2017-05-15

ビスケットはコンピュータの専門家ではない人でもプログラミングを楽しく理解できるツールである.2016年にアプリ版がリリースされ,タブレットで使えることによって,指で操作できるため,ペンを使うことに慣れていない児童でも,ストレスを感じずにプログラムをつくることができる.ビスケットは開発されてから,言語の進化と同時にビスケットの教え方も進化してきた.根底にある原理は「子供たちの驚きと喜びを最大化する」ように情報を提示することである.本稿では,実際の子供たちへの教え方になぞって,我々がどのように子供たちに教えているのか解説する.
著者
渡辺 勇士 竹林 暁 吉川 綱希 藤原 尚聡
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2023-CE-169, no.30, pp.1-11, 2023-03-04

2020 年に起こったコロナウィルス感染症の流行は,世界中の学習スタイルに影響を与えた.多くの教育機関が従来の対面の授業スタイルからオンラインでの授業スタイルに切り替えることを余儀なくされた.2023 年現在,with コロナの生活も定着しつつあり,教育機関でも対面の授業スタイルに戻す状況が多く見られる.しかし,学習者の学習の利便性を考慮したとき,オンラインの教育も選択肢として発展せるべきである.その中で,オンラインでのアクティブラーニングをどのように行うかは議論の余地がある.本研究では,オンラインでのアクティブラーニングに特化した,コミュニケーションツール noiz を開発した.そして,予備的なものになるが,大学生に実際に使ってもらいアンケート調査を実施した.その結果,大学生は従前のビデオ会議システムよりも noiz の方がグループワークにおいてコミュニケーションがとりやすいと感じることがわかった.一方で,オンラインでのアクティブラーニングを成功させる要因として,ツールだけでなく,ファシリテータの存在が要望されていることもわかった.
著者
須階 二朗 三川 武彦 門間 正幸 渡辺 勇四郎
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.263-268, 1976-03-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
15

慢性金属水銀中毒症は,労働衛生の進歩により,職場環境の水銀許容濃度基準が, 0.1mg/m3から0.05mg/m3に引き下げられ,大企業での発生は,激減している.しかし零細な中小企業,家内工業での発生は,いまなお散見される.症例は, 54才,男性, 47才頃より振戦に気付いていた.日を追つて症状は増強し, 54才の現在,高度な運動失調,振戦,口内炎を主訴として入院.主な理学的所見は,顔面やゝ蒼白,眼結膜軽度貧血を認めた.頚部から肩甲部にかけ,静止時振戦,および企図振戦を認め,起立歩行は緩慢であつた.口腔内所見は,歯肉萎縮,色素沈着,口内炎,歯芽脱落,流涎過多を認めた.その他胸腹部に異常認めず.神経学的症候は,不随運動と失調であり,手指,頭部の著しい振戦が認められ,四肢の近位筋および躯幹筋に,ミオクロニーを生じ,坐位を保てず,立位,歩行等の動作が緩慢であつた.言語は,断綴的で,爆発的であつた.深部反射は,一部亢進を示し, Babinski反射は両側陽性であつた.しかし知覚障害は認められなかつた.主な検査成績は,血中,尿中水銀濃度は, 51.0μg/dl, 540μg/24hと高値を示し,コリンエステラーゼ0.6ΔpHと低値を示した.その他視野狭窄,両側水晶体前面の色素沈着(アトキンソン徴侯),感音性難聴等を認めた.以上の所見より慢性金属水銀中毒症と診断した. D-Penicillamin投与,一時症状の増悪期を有したが,約3カ月後症状の改善,血中,尿中水銀の正常化を認めた.以上慢性金属水銀中毒症の臨床,治療について報告する.
著者
渡辺 勇士 Takeshi WATANABE
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.12, pp.662-666, 2021-12

2020年度から小学校におけるプログラミング教育が必修化された.また,民間の学習塾や,幼稚園,保育園の現場では未就学児を対象にしたプログラミング教育を行っている場所も出始めている.本稿では,実際にプログラミング教育が行われている幼稚園の事例を挙げ,未就学児とプログラミング教育について解説する.
著者
渡辺 勇助
出版者
明治学院
巻号頁・発行日
pp.1-206, 1957-11
著者
渡辺 勇三
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.17-22, 2006
参考文献数
1

先般の「お茶の間宇宙教室の提唱」、「街角宇宙教室の提唱」、「街角星空教室の提唱」に続き、「街外れ星座教室の提唱」を報告する。近頃、星を見なくなった。何故だろうか。多忙なのだろうか。星が見えないのだ。郊外や海外や高山で星を見て感動した投書など見ると今の都会では如何に星が見えないかがよく解かる。では、相模原市ではどうなのだろうか。アンケート調査を実施した。視界の広がる相模川の堤防、農道、街灯を避ける高い塔などでささやかな星ウォッチングが行なわれていた。夏の日のタ刻、南の空にさそり座の雄姿を眺めた時の感動は終生忘れられない。今でも心が安らぐ。精神的な豊かさを得るには星座観測が一番だが星空学習は危機的状況にある。大気汚染とネオン光害で都会の低い空には星が無い。夜は誘惑が多く事故や事件で危険が一杯だ。先人は百年計画で明治神宮の森を作り上げ世界に先駆けて京都議定書を作成した。遠い将来を見据えて緑化と省エネに励みつつ田園で星々を学習することを提案する。
著者
渡辺 勇三
出版者
一般社団法人日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.1-6, 2006-06-24
被引用文献数
1
著者
渡辺 勇四郎
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.78, no.6, pp.1216-1225, 1981-06-05 (Released:2007-12-26)
参考文献数
32
被引用文献数
1

肝硬変の血小板減少の機序を明らかにしようと試みた.肝硬変の血小板減少の原因は骨髄における血小板生成障害と血小板寿命の短縮によることが明らかにされた.血小板寿命の短縮は血小板膜のシアロ糖蛋白の減少の結果,血小板が網内系で貧食され易くなることに帰因する.肝硬変の血小板ではシアル酸の減少の他,ADPおよびリストセチンによる凝集能も低下し,さらに血小板膜蛋白,125 I結合膜表面蛋白および膜糖蛋白の異常も認められる.これらの諸点で肝硬変の血小板異常は同じく血小板減少を来すBernard-Soulier症候群のそれに良く類似していることが判明した.
著者
新関 泰夫 渡辺 勇 大久保 仁 石田 博義 山本 修三 水越 鉄理 渡辺 行雄
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 補冊 (ISSN:09121870)
巻号頁・発行日
vol.1986, no.Supplement8, pp.104-115, 1986-12-05 (Released:2012-11-27)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

Registered cases of Ménière's Disease collected by the Committee members were studied and classified according to the age of onset and the duration of the disease. The influence of each factors on the vestibular symptoms and hearing impairment was analyzed. Next, the influence of these two factors on the hearing loss of the affected side was studied in 120 cases of definite Ménière's Disease.The results of this study were as follows:1) The hearing impairment of the affected side increased gradually with the age of onset and the duration of the disease.2) The vestibular symptoms of Ménière's disease were not significantly affected by these two factors.
著者
大久保 仁 渡辺 勇 石川 紀彦 渋沢 三伸 石田 博義 大柿 徹 大木 幹文 羽成 敬一
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.78, no.4, pp.495-499, 1985

The Eustachian tube opens and closes in response to swallowing movements. Sonotubometry records these opening and closing movements as changes in sound pressure. Moreover, it shows that the timing of the opening and closing of the Eustachian tube varies with the material swallowed (saliva, Barium, liquid, etc.) even in healthy adults. These differences effect the interpretation of the test results. We considered that the soft palate might have some relationship to nasal closure when the nasopharynx is closed in response to swallowing movements.<br>Since the contribution of the soft palate to nasopharyngeal closing can be estimated by observing pressure changes, its relationship to the tubal opening and closing time was examined by combining various swallowing movements with sonotubometry during Toynbee's maneuver. It was found that the incease in intranasal pressure during saliva swallowing was lower than that during liquid swallowing; however, its decrease was greater. This may indicate that the soft palate is moved more voluntarily during swallowing behavior which requires an increased negative pressure of the pharynx. It was further estimated that the movement of various muscular groups involved in the tubal opening may also be activated, ultimately providing more positive results sonotubometry.
著者
渡辺 勇三
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.32, pp.241-242, 2008

相模原市立城山公民館で平成19年9月1日に「子ども宇宙ステーション」と題して親子星空教室が企画された。日本の月探査機「かぐや」の活躍と宇宙と天文の初歩的な学習に併せて夏の夜空の代表的な星座を観測することを目的とする公民館事業である。平成20年2月8日に「暮らしの教養講座・真冬の宇宙学&スターウォッチング」が企画実施された。冬の星座のギリシャ神話と赤く輝く火星に焦点を当てながら月の科学を学習した。続いて近くの中学校校庭に場所を移して南の空の観測を試みた。天候のために実施できなかった前記の夏の空に比べて雪に洗われた天空に代表的な星座を眺めることができた。前者では夏休みの最後の時期に、後者では正月気分もおさまった冬の最中に子ども達に良い学習の機会を贈ることができた。
著者
小林 桂子 渡辺 勇士
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.278-281, 2015-02-15

ビジュアル言語「Viscuit」を利用したプログラミングワークショップを数多く実施した経験から,技術や知識だけでなく「創造性」を育むことを目的に,小学生を対象にしたコンピュータ上でクリエイティビティを発揮する能力を育てるレッスンとそのカリキュラムを制作し実施した.子供達がプログラミングを楽しく理解するための「設計図」,制作に集中し,自分に自信をつける「発表会」など,授業課題やレッスン方法を工夫した.