著者
江頭 宏亮 福田 浩章
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:21888795)
巻号頁・発行日
vol.2016-OS-138, no.14, pp.1-7, 2016-08-01

現在,仮想化は一般的な技術になっており,物理資源の効率化が求められるデータセンタなどで活用されている.こうした仮想化を支えているのがハイパーバイザである.ハイパーバイザとは,仮想マシンを実現するためのソフトウェアである.近年,ハイパーバイザに負荷分散やマルウェア監視などの新たな機能を加え,より効率性と可用性の高いハイパーバイザが研究・開発されている.新しいハイパーバイザをゼロから開発する場合,仮想ハードウェアなどの多くの機能を実装しなければならないため,豊富な知識と多くの時間が必要となる.また,オープンソースのハイパーバイザに新たな機能を実装しようとしても,それらのハイパーバイザは長い時間をかけて多くの開発者によって改修されてきたため難しい.そこで本稿では,ハイパーバイザの開発を容易にするためのフレームワークを提案する.提案フレームワークは,仮想ハードウェアを提供しハイパーバイザの制御を容易に変更可能にすることで,開発者の負担を軽減を目指す.
著者
三輪 佳子 福田 浩一 坂倉 宏 林 洋一 甲斐 和彦 黒田 茂樹 西 謙二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術
巻号頁・発行日
vol.95, no.231, pp.55-62, 1995-09-14
被引用文献数
1

GUIベースの統合プロセス/デバイス/回路シミュレーションシステムUNISAS-Xを開発した。シミュレータを含む各種プログラムを用途に応じて自在に組み合わせて計算を行なうことの出来るフレキシブルなシステムである。多重の条件によるシミュレーションを行なって多数の計算結果の比較をする作業も容易である。オンラインマニュアルも完備した。また、シミュレーションに熟練していないユーザやデバイスそのものに関する知識にまだ乏しい初心者ユーザでも、シミュレーションを容易に行なったりデバイスに関する学習を行なえるように、エキスパートシステムを搭載した。さらに開発者によるメンテナンスの容易さをも考慮した。
著者
長谷部 雄飛 福田 浩二 中野 誠 近藤 正輝 佐竹 洋之 平野 道基 下川 宏明
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.46, no.SUPPL.3, pp.S3_36-S3_42, 2014 (Released:2015-10-26)
参考文献数
7

症例1は, 15歳女性. 小学生の時にWPW症候群を指摘. 運動中に出現した心拍数300/分台の偽性心室頻拍で当科紹介. C型顕性WPW症候群, デルタ波はⅡ誘導で陰性であり, 心外膜側Kent束と予測された. 順伝導ERPは220msec, 心室早期刺激にて容易に房室回帰性頻拍が誘発された. 冠状静脈洞 (CS) 内の順伝導最早期部位における心室側への通電で離断に成功した.  症例2は, 22歳男性. 小学生の時にWPW症候群を指摘. 強い精神的ストレス下で, 心拍数280/分台の偽性心室頻拍を発症. ピルジカイニド内服後もデルタ波残存し, Ⅰ, Ⅱで陽性, V1, aVFで (±) であり, 後中隔Kent束と予測された. Kent束の順伝導ERPは240msec未満. CS入口部前面に順伝導最早期を認め, 入口部から内部に入った逆伝導最早期部位への通電と, さらに奥での追加通電にて離断に成功した. CS内通電を要した後中隔Kent束で, 心房細動合併時に速い心室応答を示したハイリスク偽性心室頻拍の若年2症例経験したので文献的考察を加えて報告する.
著者
古橋 健斗 松本 拓也 福田 浩章
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:21888795)
巻号頁・発行日
vol.2017-OS-140, no.1, pp.1-6, 2017-05-09

クラウドサービスでは,アプリケーションを提供するサービス提供者が物理マシンやネットワークを保有するインフラ提供者から必要に応じてリソース (e.g., 仮想マシン) を確保し,サービスを提供している.サービス提供者は,最大負荷 (必要になる仮想マシンの最大数) を見積もることでサービスの円滑な運用を目指しているが,予め見積もることは難しい.一方,インフラ提供者は,物理マシン,仮想マシンの負荷状況 (e.g, CPU やメモリ使用量) をもとに仮想マシンを再配置し,データセンタ全体の運用効率向上を目指している [1] [2].この検証には実運用に適用することが望ましいが,サービス提供者の SLA を保証する必要があり,実現は難しい.また,大規模なデータセンタを準備することも難しいため,シミュレーションでの検証を行わざるをえない [3].そこで本研究では,RaspberryPI を利用し,サービス提供者,インフラ提供者それぞれの要求を容易にテストできる環境を提供する.具体的には,複数の RaspberryPI を使用した仮想データセンタの構築と負荷状況の監視,仮想マシンの操作を実現する.また,必要に応じて仮想マシンを増減し,スケールアウトする機能を実現する.そして,仮想マシンの移動,スケールアウトを本環境で実行し,その機能性能を示す.
著者
小嶋 奨 福田 浩章
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:21888795)
巻号頁・発行日
vol.2016-OS-138, no.20, pp.1-7, 2016-08-01

Software Defined Network(SDN) はネットワークをソフトウェアで定義することによって制御する技術である.SDN はパケットの転送機能を有する複数のスイッチと,パケットのルーティングを管理するソフトウェアを物理的に分離する.そして,両者を共通プロトコルで接続することで,ネットワークの機能をコントローラーで一元管理し,プログラムで柔軟に変更することができるため注目されている.SDN はスイッチとそれを制御するコントローラで構成される.コントーラがスイッチを制御するための標準プロトコルである OpenFlow では,スイッチはパケットが保持する情報のうち OSI 基本参照モデルのレイヤ 4 以下の情報に従った機能しか利用することができない.しかし,ネットワーク機能にはレイヤ 5 以上の情報を用いる次世代ファイアウォールや,L7 ロードバランサの持つ機能が存在する.これらのレイヤ 5 以上の情報に従った機能を利用する方法は,パケットをコントローラに送ることや,専用機能を有するネットワーク機器を配置することで実現できる.しかし,前者ではコントローラに頻繁にパケットを送る必要があるため通信速度の低下が発生し,後者では SDN の利点であるネットワーク構築の柔軟性を欠くこととなってしまう.そこで,本稿では,コントローラを介さずにスイッチでパケットのレイヤ 5 以上の情報に従った動作を行うための機構を提案する.本機構により,コントローラとの通信で発生する速度の低下を低減することが期待できる.
著者
並木勁汰 福田浩章
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2013-EMB-29, no.5, pp.1-8, 2013-05-20

無線センサネットワーク (Wireless Sensor Networks: WSN) は,センサデータを取得できる複数のノードによって構成される無線ネットワークである.WSN を構成するノードは電源が有限であり,省電力を実現するためにノードの計算資源が極小に抑えられている.したがって,複数のアプリケーションを運用する際,必要なノードに対してのみプログラムを配備する必要がある.また,アプリケーションの稼働場所を変更する場合,プログラムの配備場所を変更する必要がある.WSN ではアプリケーションの開発者がプログラムの配備場所を把握した上でプログラムを記述しなければならない.特に,プログラムの移動を考慮しなければならないモバイルエージェントアプローチではそれが困難である.本研究では,WSN におけるプログラム間通信に起因する煩雑さを改善するため,分散ハッシュテーブルによるプログラムの位置管理を行い,プログラムの配備場所を取得できる機構の提案と実装を行った.また,プログラム位置管理機構によるプログラム位置情報探索のシミュレーションを行った結果,比較的少ない消費電力での位置情報取得が可能であることが確認できた.
著者
福田 浩
出版者
九州大学
雑誌
九州大學農學部學藝雜誌 (ISSN:03686264)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.15-23, 1955-02

Our knowledge on the insect-feeding habit of the family Anthribidae is restricted to those of several species of the genera Brachytarsus and Anthribus, both of which have been reared from Lecaniine scales. In the present paper I gave the results of my studies on the biology of Anthribus niveovariegatus Roelofs which was reared from Ericerus pela Chavannes in Fukuoka, Kyushu, together with the life-cycle of the latter species. As is shown in the Figure 1, the present species has but one generation a year and spends the summer, autumn and winter seasons in the adult stage (Fig. 1). The overwintered adult beetle appears and visits the host scales mainly at the beginning of May for oviposition. After copulation the female deposits her eggs within the chamber of the scales. Oviposition takes place during May, and most of the eggs are deposited until the middle of May. As in the cases of many other parasites and predators already pointed out by Clausen (1940), the feeding of the female beetle at the hole made in the scale by either her mandibles or ovipositor is a closely associated habit with her oviposition. Namely, the female beetle breaks the hardened integument of the scale with her mandibles, feed at the droplet of liquid which comes from the hole. After such performance the beetle turns round herself, thrusts her ovipositor into the hole and through the thin ventral body wall and places her egg eithin the egg chamber of the scale (Fig. 2-B). Observation made in the field shows that among the hosts harbouring beetles eggs 72 per cent of the eggs are deposited by the method mentioned above, ehile 28 per cent are laid by such methods as shown in the Figure 2-A and ?C. The egg is usually found attaching to the body walll of the host at the point of penertration of the ovipositor. Laboratory observation on the oviposition (vide Tables 1 and 2) were divided into two classes, viz. each individual beetle of the first class experiments was provided with 4 host scales per day and that of the second ones with 10. The results are as follows. The beetle deposits usually one to three eggs per day. The total number of eggs deposited by a single female ranges from 10 to 36, and there is no significant difference in the total number of deposited eggs between the two experimental classes mentioned above. The female deposits usually one egg in a single host, but sometimes two or more eggs are laid in one host scale. Only a single individual of the beetle may develop even in the large host scale. Therefore, the number of effective eggs which may give rise to the adult beetles is more significant in the increase of the beetle's population than the total number of eggs were laid was 15.2 per cent in the first class and 7.5 per cent in the second. From this experiment it may not be difficult to recognize the tendency that the more the host scales are given daily the fewer is the case in which more than two eggs of the beetle are deposited or the more the effective eggs are laid. As is shown in the Table 4(1-2), the number of eggs deposited by a single beetle in the field varies with the host density, and the fact that the frequency of hosts harbouring two or more eggs was lower in the field but higher in confinement may be regarded as having a close connection with the desiccating condition of the tissue of the host scales in the field. Eggs of the scale are necessary to the beetle larvae for their development to the adult stage. Three larval instars are observed. The larval period varies with the date of oviposition, and especially the duration of the third instar depends considerably upon the hatching state of the male scale eggs. Emergence of the adult beetles ranges from the beginning of June to that of the next month, having the peak from the 10th of June to the 22nd of the same month.一般にヒゲナガゾウムシ類は朽木や菌類等の植物性食餌を取るのが普通であるが,本科Anthribidaeの中Brachytarsus属に属する一部の種は肉食性で介殻虫類の卵を捕食することが従来から知られていた.その後本属の種の一部はAnthtibus属に移される様になつたので,現在では介殻虫の卵捕食性は上記2属の一部の種に見られる事となつた.このような習性を有するヒゲナガゾウムシは本邦から2種,即ち本種 Anthribus niveoveriegatus Roelofs イボタロウヒゲナガゾウムシ及び A.kuwanai Yuasa タマカイガラヒゲナガゾウムシが知られているが,これ等は何れも従来Brachytarsus属に編入されていたものである(中根 1952).イボタロウヒゲナガゾウムシは本邦の他,中華人民共和国にも分布し,その名の示すようにEricerus pela Chavannes イボタロウカタカイガラムシの卵を捕食するのが普通であるが,叉Kermes属のカイガラムシも攻撃の対象となし,湯浅(1931)はLecanium kunoensis Kuwana タマカタカイガラムシからも本種らしいものを得たと報告しているので寄主の範囲は相当広いもののようである.他方タマカイガラヒゲナガゾウムシは普通Kermesの類を寄主となし,その習性は本種に類似している点が多い.このような肉食性ヒゲナガゾウ類の生態に就ては,矢野(1915)が最初に本種イボタロウヒゲナガゾウムシの卵捕食性を認めて以来,Brachytarsus fasciatus Foerster に関するSilvestri(1919),B, nebulosus Foersterに関するPrell(1925),本種に関するClausen(1940)等の研究があり,特にClausenは従来知られていなかつたゾウムシの産卵法を明かにした.又,断片的な生体の観察としては湯浅(1931a, 1931b, 1932)及び石井(1932)のタマカイガラヒゲナガゾウムシに関する報告がある.これ等の研究を綜合すると,カイガラムシの卵を捕食するヒゲナガゾウムシ類の生態は何れもよく類似していて,その寄主と同じく年一世代を繰り返す事,短期間(1,2ヶ月)に発育を完了すること,成虫態で休眠し休眠期間が長い事(約10ヶ月)等の共通点を認めることが出来る.この最後の項に関しては従来の筆者は皆推測に止つていたのであるが,私は本種について之を確める事が出来た.本研究は1952及び1953の両年福岡に於て行つたもので,Ligustrum japonicum Thunberg ネズミモチに寄生するイボタロウカタカイガラムシを材料とし,そのBiological complex解明の一つの基礎として実施したものである.尚,本稿に於てはカイガラムシの生活史及び本種の周年経過,産卵に就て述べ,第二報には発育経過,休眠及びゾウムシの体調に及ぼす奇主の大きさの影響に就いて述べる.文献及び摘要は第二報にまとめて記した.
著者
三浦 悠哉 福田 浩至 大曽根 匡
出版者
一般社団法人 情報システム学会
雑誌
情報システム学会誌
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.1-17, 2021

近年,FacebookやTwitterなどのSNSや,「食べログ」などといったクチコミサイトの普及に伴い,クチコミの影響力は非常に大きくなってきた.ネガティブなクチコミは「ネット炎上」という事象をもたらし,企業や個人に悪影響を与えている.一方で,ポジティブなクチコミが拡散することで,売上の増加や知名度の向上など,関連する企業や個人に好影響を与える事例も増えている.このような状況において,ネガティブな話題とポジティブな話題の拡散では,拡散期間や拡散規模に違いがあるのではないかと考えた.そこで,本研究では,多くの市民が利用している回転寿司業界を対象に,Twitter上のクチコミを収集し,拡散期間や拡散規模を測定できるトレンド方式を用いて,ネガティブな話題とポジティブな話題における拡散傾向を分析した.
著者
諏訪 重貴 福田 浩章 篠埜 功
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.255-256, 2018-03-13

ウェブアプリケーションのようなソフトウェア開発においては,非同期プログラミングを用いた並列実行が必須である.callback,thread,promise,future,async/awaitなどのモデルを用いたコードは,同期処理よりも複雑であり,その性質の差異を考慮してコードを記述する必要がある.この差異を考慮することなく,非同期処理を同期処理と同様に記述できるようにすることで,保守性や可読性を向上させ,致命的なバグを抑制できると考えられる.これを実現するため,本研究ではLiquidという計算体系を提案し,操作的意味論を定義した.
著者
佐竹 洋之 福田 浩二 近藤 正輝 中野 誠 瀬川 将人 伊藤 健太 下川 宏明
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.47, no.SUPPL.1, pp.S1_147-S1_152, 2015 (Released:2016-12-14)
参考文献数
5

症例は30歳代男性, 市民ハーフマラソン大会に出場し, スタートから15km付近を走行中に心肺停止状態となった. 同マラソン大会に救命救急のプロジェクトとして参加していた医師・看護師により, 速やかにCPRが施行され, AED (VFドキュメント) にて心拍再開を得た. その後, 当院へ救急搬送・低体温療法にて神経学的後遺症を残さず回復した. 心エコーおよび画像検査からは器質的心疾患の存在は否定的であり, 後日施行した冠動脈造影では器質的狭窄は認めず, 冠攣縮誘発試験でSpasm陽性, 電気生理検査ではVFは誘発されず, サンリズム負荷試験も陰性であった. VFの発生に冠攣縮の関与も疑われたが, 過去, またCPA時に胸痛がないため, 特発性心室細動と診断し, ICD植込みを施行, Ca拮抗薬の内服も開始し退院となった. 若年者のスポーツ中の突然死は, 肥大型心筋症などの器質的心疾患に多いとされているが, 今回, 器質的心疾患を認めない若年者に発生した特発性心室細動を経験したので報告する.
著者
薮崎 努 木下 俊哉 福田 浩一 高橋 義朗
出版者
The Japan Society of Applied Physics
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.63, no.9, pp.906-910, 1994

超流動状態の液体ヘリウム中に導入した中性原子は,気体や固体,他の液体中とは違った独特のエネルギー構造や振る舞いをする.しかし,液体ヘリウム中に中性原子を導入するのに技術的な困難があり,最近まで実験がほとんどなされていなかった.われわれはレーザースパッタ法を開発し,種々の原子や分子を,直接,液体ヘリウム中で生成することに成功した,ここでは,特にわれわれが実験に成功したアルカリ原子を中心に,その光学的特性や光ポンピングによるスピン偏極,光一高周波(マイクロ波)二重共鳴実験;を紹介し,未解決の問題や基礎科学への応用例について述べる.最近,超流動ヘリウム中の原子やイオンへの関心が高まり,世界的にも一つの研究分野にもなりつつある.
著者
福田 浩士 小田垣 雅人 樋脇 治
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.684-689, 2008-12-10 (Released:2009-05-22)
参考文献数
8

Using high-density electroencephalography (EEG) , the brain regions involved in tapping of the index fingers were investigated. Subjects were requested to perform voluntary alternate tapping movements with both index fingers as fast as possible. During the task, the tapping mode in which both index fingers moved simultaneously was interlaced. The alternate tapping (A-mode) and simultaneous tapping (S-mode) groups were extracted using a histogram of the inter-tapping intervals. EEG coherence was used to evaluate functional connectivity between cortical regions. Compared with the S-mode, connectivity increased significantly in the A-mode in the mesial-central circuitry including the supplementary motor area (SMA) and the primary motor area (M1) , in the fronto-centroparietal circuitry including the primary somatosensory area (S1) and the premotor area (PM) , and in the fronto-central circuitry including the PM and M1 in the dominant hemisphere. In addition, interhemispheric connectivity increased in the PMs of both hemispheres. These findings indicate that the connectivity involved in the internal onset of the movement (SMA-M1) , in the sensori-motor integration (S1-PM, PM-M1) and in the phase planning (both PMs) is associated with the involuntary switching between A-mode and S-mode.