著者
大里延康 竹内郁雄 奥乃博
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1984, no.71(1984-PRO-031), pp.5-12, 1985-03-12
著者
栗原 浩英 石井 明 白石 昌也 加藤 弘之 竹内 郁雄
出版者
東京外国語大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

2004年にベトナム・中国両国政府間で合意された越境共同開発プロジェクトが今日に至るまで進展をみないままになっている状況について調査研究を行い,双方の観点にずれがあることを究明した。ベトナムではこのプロジェクトが中国との国境地帯に限定された開発事業と理解されているのに対し,中国ではベトナム一国の枠を越え, ASEAN諸国全体を視野に入れた事業と位置づけられ,両国は妥協点を見出せないままとなっている。
著者
吉田 雅治 天海良治 山崎 憲一 中村 昌志 竹内 郁雄 村上 健一郎
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.98(1995-ARC-114), pp.17-24, 1995-10-19

記号処理システムの核となるプロセッサSILENTのアーキテクチャ,実験機構成,及び簡単な性能評価について述べる.SILENTは記号処理のみならず,知能ロボットやコンピュータグラフィックス等の分野への適応も考慮し,画像生成計算機SIGHT?2で提案したTARAI演算器と密結合マルチプロセッサを構成することを前提としている.SILENT?CPUは0.7μCMOSゲートアレーで作成した.LSIの回路規模は97kgates,33MHzで動作している.SILENTアーキテクチャの性能評価のために実験機を作成し,マイクロプログラムでLispの処理系を実装した.関数呼び出しのオーバーヘッドを計測するtarai関数の実行時間を比較したところ,SILENTはELISの10倍以上の性能を得た.
著者
竹内郁雄
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1985, no.14(1985-PRO-032), pp.1-4, 1985-06-18

著者は研究室の同僚とともに,Common Lispとは骨格の異なる新しいLisp方言TAOを開発中である.本報告ではこの立場からCommon Lispに対してコメントする.
著者
竹内 郁雄
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.53, no.10, pp.1102-1103, 2012-09-15
著者
竹内 郁雄 永岩 健一 寺岡 行雄
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.89, no.6, pp.390-394, 2007-12-01
被引用文献数
1 1

鹿児島県北部のヒノキ4林分で,台風による落葉量を調査した。調査地城には2004年に5個の台風が接近し,森林に最も強い影響を与えたのは台風18号で,瞬間最大風速40m/s以上の東および南西の強風をもたらした。落下した落葉枝の長さは,4林分とも10cm未満のものが大部分で,20cm以上はわずかであった。落葉量は,南西向き斜面のP1,P2でそれぞれ1.0,0.8t/ha,北向き斜面のP3,P4でそれぞれ0.7,0.2t/haであった。4林分の落枝量は,落莫量の7〜15%と少なかった。林分での落葉量は,斜面方位や風上側の保護山体の有無などによる風速の強さを反映したものと推察された。落葉量が多かったP1,P2林分で現存量の調査を行った。台風前の葉現存量はP1,P2でそれぞれ13.8,15.5t/haと推定された。台風前の葉現存量に対する落葉量の割合はP1が7.5%,P2が5.1%であった。このように,ヒノキ林では台風による幹折れなどの顕著な被害発生がなくても,落葉被害が発生することがわかった。
著者
竹内 郁雄
出版者
電気通信大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2000

不完全にしか情報を共有し得ない多数の自律的なエージェントが,動的に変化する環境のもとで,実時間で協調的に振る舞って所定の目的を達成するシステムの研究を行なった.本研究は,この問題の論理的・ソフトウェア的側面に着目し,国際的協調研究が行なわれているロボカップサッカーとロボカップレスキューのシミュレーション部門をテストベッドとして,机上検討に留まらない実証的なシステム作成を進めた.本研究の成果の最も特筆すべき点は,実時間自律分散協調問題を,可能なかぎり人間に近い方法で解いたことである.すなわち,ロボカップという文脈で,個々のエージェントには人間と同等の認知限界や能力限界があるという制約を課した.チームプレイのために人間と同等の「かけ声」しか使わないことがその最たる特徴である.それにもかかわらず,本研究期間内に開催された公式国内競技会では30チーム程度の中で常に最上位の成績を修めることができた.また,マルチエージェントシステムとしてのロボカップでは,並行プログラミングそのものの難しさが課題となる.このため,我々は実時間分散協調システムのテスト・デバッグを可視化する支援環境の開発も行なった.これによって一般の並行プログラミング支援環境にも有用な知見が得られた.
著者
清野 嘉之 奥田 史郎 竹内 郁雄 石田 清 野田 厳 近藤 洋史
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.85, no.3, pp.237-240, 2003-08-16
被引用文献数
3

茨城県と京都府,熊本県の若いスギ林に強度を変えた間伐試験区を設け,間伐後最初の夏に分化した雄花の落下量をトラップ法で測定した。熊本では雄花が殆ど生産されなかったが,茨城と京都では土地面積当りの雄花生産量が無処理や通常間伐区で少なく,強度や超強度間伐区で多かった。強度や超強度間伐区では雄花着生個体数の比が高く,雄花着生個体当り雄花生産量が多かった。また,林分雄花生産量はRyがある値(茨城では0.6未満,京都では0.4未満)のときに最大値をもつと推定される。これらのことから閉鎖林に行われる通常強度の間伐には,間伐で雄花が直接除去されることを除いては,雄花生産抑制の効果は認められないと考えられる。
著者
竹内 郁雄
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

(1)相手の行動の観察を、その能力を判定できるエージェントを開発した。これは異種のエージェントが導入されたのに伴い、正しく異種エージェントに対応するために必要である。(2)2人または3人がやや長い時間連携するようなチームプレイを発動する短いかけ声を開発した。これは、これまでの反射的な行動を促すかけ声に対してより高度なチームの協調行動系列を促す、進化したかけ声である。(3)RoboCupサッカーシミュレーションの対外試合等で時折観察される、開発者の意図しないエージェントの不審な行動をどのように修正するかを検討した。その結果、エージェント内に自分の一連の行動を結果として評価するモジュール(エージェント内エージェント)を組み込んで、自己監視または自己評価させる方法を採用し、どの程度の効果が得られるかを確認する予備実験を行なった。エージェントの中にエージェントをもう1個置き、自己の異常行動コマンドを発行直前に検出し、それに対する応急措置を主エージェントに要請するとともに、異常行動をもたらした状況について開発者に詳しくレポートさせた。実験結果から、個々のエージェントの内省と、チームの協調行動としてのいわば群内省に関して、新しい研究方針を固めることができた。(4)3次元サッカーシミュレーションに対応するための研究を行なった。現在球形である選手を、人間のモデルとしてより自然な円柱としてモデル化する検討を行ない、物理シミュレーションと整合させる技法を開発した。
著者
小藤 哲彦 河野 健二 竹内 郁雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.44, no.13, pp.84-99, 2003-10-15
被引用文献数
3

具象構文と抽象構文は対応関係が強く,これらを別々に記述するのは無駄が多い.この無駄を省くために,具象構文と抽象構文を一体として記述する手法がいくつか提案されている.本論文では,具象構文と抽象構文を一体として記述し,抽象構文木を出力するパーザを生成するコンパイラ・コンパイラ?<>< ∪∪(notavaCC )の設計と実装について述べる. ?<>< ∪∪は,継承,ラベル付け,エイリアスの構文記法を用い,オブジェクト指向に基づいた抽象構文を記述することができる. ?<>< ∪∪は,算術式のような従来の研究では表現できない抽象構文を記述することができ,表現力が高い.本論文では?<>< ∪∪が実用的な性能を持っていることも示す.Because of the similarity between abstract syntax and concrete syntax, it is wasteful to write these syntax descriptions individually. The paper describes the design and implementation of a compiler compiler named ¬<>< ∪∪(notavaCC), which has an integrated notation that can represent both of abstract syntax and concrete syntax, and generates a parser that builds an object-oriented abstract syntax tree. Using the notation for inheritance, labeling and aliases, ¬<>< ∪∪enables us to generate an object-oriented syntax tree of an arithmetic expression, which existent compiler compilers cannot generate. The paper also describes the practicability of ¬<>< ∪∪.
著者
竹内郁雄
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.16(1978-PRO-005), pp.1-28, 1978-08-21
著者
竹内 郁雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.445-447, 1998-05
参考文献数
2
著者
竹内郁雄
雑誌
情処学記号処理研報
巻号頁・発行日
pp.24-8, 1984
被引用文献数
1
著者
竹内郁雄
出版者
共立出版
雑誌
bit
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, 1988
被引用文献数
1
著者
大里延康 竹内 郁雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.596-604, 1989-05-15
被引用文献数
1

複合プログラミング・パラダイム言語TAOにおけるオブジェクト指向プログラミングの言語仕様とその評価について述べる.TAOは専用の記号処理計算機ELISのマイクロプログラミングを用い そのハードウェアによる支授を背景として 人工知能研究におけるプログラミングを強力に支援する高性能のプログラミング環境を提供することを目指している。特に 扱う問題に適したプログラミング・パラダイムをユーザが自由に選択できるようにすることを設計思想のひとつの柱として Lispをベースに 論理型プログラミング オブジェクト指向など さまざまなプログラミング・パラダイムを 言語の核の部分で融合させている.本論文では TAOの複合プログラミング・パラダイムの中で オブジェクト指向に関する部分の言語仕様を紹介し その実現技法を詳しく論ずる.また その速度性能の評価を行う.TAOのオブジェクト指向は インタプリタにおいてLispのみで書いたプログラムの性能に比べて遜色がなく 十分な実用性を持つことを示す.また 実際の応用プログラムの分析にもとづいて TAOオブジェクト指向の実現技法の妥当性についても考察を加える.
著者
竹内 郁雄 大里 延康
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.885-886, 1989-03-15

メッセージ伝達式の評価において,メソッドが見つからないことを積極的な意味で使うことが可能である.本論文では,TAO/ELIS上で,端末と計算機の結合を仮想化するdetach/attach機能をインプリメントする際に,これがどう役立ったかについて報告する.
著者
竹内郁雄
雑誌
情報処理学会記号処理研究会
巻号頁・発行日
1990
被引用文献数
2
著者
山崎 憲一 奥乃 博 竹内 郁雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.32, no.9, pp.1090-1101, 1991-09-15
被引用文献数
2

TAO は記号処理を伴う大規模なアプリケーションの記述のために開発されたマルチパラダイム言語であり 関数型 論理型 オブジェクト指向の3つのバラダイムから構成される本論文ではこのうち論理型パラダイムの機能と実現方法および他パラダイムとの融合方法について述べる本方式では 述語を関数の一種としたこと すべてのパラダイムのデータ構造を共通化したことなどによりこれまでの融合型言語に比べ より簡単にパラダイム間の相互呼び出しが可能となったまた実用性を重視して設計 実装しインタプリタで 10KLIPS コンパイラで 40KLIPS を達成した