著者
細川 隆雄
出版者
ロシア・東欧学会
雑誌
ソ連・東欧学会年報 (ISSN:03867226)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.21, pp.58-65, 1992 (Released:2010-05-31)
参考文献数
12
被引用文献数
1
著者
岩﨑 正則 福原 正代 大田 祐子 藤澤 律子 角田 聡子 片岡 正太 茂山 博代 正木 千尋 安細 敏弘 細川 隆司
出版者
一般社団法人 口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.42-50, 2023 (Released:2023-02-15)
参考文献数
24

男性労働者における主食の重ね食べ(1回の食事で炭水化物の供給源となる主食を2種類以上同時に食べること)と歯周病の関連を明らかにすることを目的に横断研究を実施した.福岡県内の一企業で行われた定期健康診断にあわせて実施した歯科健診,食事調査,質問紙調査に参加した539名の男性従業員(平均年齢47.9歳)のデータを用いた.歯科健診では10歯の代表歯の歯周ポケット深さを計測した.食事調査では1日あたりの炭水化物摂取量を推定し,摂取量上位20% を多量摂取と定義した.そして4 mm以上の歯周ポケットを有する歯数を目的変数とし,主食の重ね食べの頻度「1日1食以上」「1日1食未満」を説明変数とする負の二項回帰モデルを用いて両者の関連を解析した.さらに,主食の重ね食べの頻度が高い者には炭水化物を多量に摂取している者が多く,歯周病へ影響を与えているとの関連を仮定し,一般化構造方程式モデリング(GSEM)を用いて3者の関連を分析した.解析対象集団の14.8%が1日1食以上の主食の重ね食べをしていた.主食の重ね食べの頻度が1日1食未満の群と比較して,1日1食以上の群では4 mm以上の歯周ポケットを有する歯数が有意に多かった(発生率比=1.47,95%信頼区間=1.10–1.96).GSEMを用いた分析の結果,主食の重ね食べの頻度が高いことは炭水化物の多量摂取と関連があり,主食の重ね食べが歯周病に与える影響の一部は炭水化物の多量摂取を介していることが示された.
著者
細川 隆雄
出版者
ロシア・東欧学会
雑誌
ソ連・東欧学会年報 (ISSN:03867226)
巻号頁・発行日
vol.1988, no.17, pp.95-107, 1988
被引用文献数
1
著者
細川 隆英
出版者
日本生態学会
雑誌
植物生態学会報 (ISSN:02899949)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-9, 1952-09-15

(1) The writer gave a brief interpretation of the previous discussions. concerning the occurrence of Raingreen Forests in Formosa. (2) The macroclimatic condition of Formosa is outlined, and is expressed severally by the KOPPEN'S climatic formulae (Fig. 1.) It is discussed that how much has the macroclimatic condition acted upon the development of vegetation in Formosa. (3) Judging from the Awa Climate recognized in the south-western part of Formosa, the woods in this area presumably correspond with the Raingreen Forest type. It is, therefore, small wonder to think that the woods in this area may be a climatic climax. (4) The Albizza procera-Bridelia monoica association (Fig.2., Tab.3.) of Raingreen Forests and the Bombax Ceiba-Imperata cylindrica association of Savannah Forests, both of which grow in this area, are explained.
著者
細川 隆司
出版者
公益社団法人 日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.511-518, 2006-10-10 (Released:2010-08-10)

日本語で投稿するのにくらべ, 英語で投稿するのは非常に高いハードルがあるように思われます. しかし, 自分が発見した『新規の知見』を世界の1人でも多くの研究者・臨床医に知ってもらおうとすると, 英語で論文を書くことの有用性は極めて大きなものがあります.(社) 日本補綴歯科学会では, 英文誌のProsthodontic Research & Practice (PRP) を2002年より刊行しており, 2006年以降年4回発行が予定されています. 編集委員会では, PRPの編集に際し, 投稿された論文をいかにより良い英語の原著論文として掲載していくかというスタンスで親切丁寧な査読を行うよう意見が一致しており, 投稿された先生方には, 海外への投稿では得られないメリットを感じて頂けるものと考えています. 我々は, 第115回学術大会 (札幌) や地方支部会においてPRPのスキルアップセミナーを開催してきました. 本総説は, 札幌におけるセミナーの前半部分をまとめたもので, 投稿規定の読み方, 投稿前のブラッシュアップ, レビューシステムなどについて解説しました.
著者
村橋 俊一 細川 隆弘
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.39, no.10, pp.933-951, 1981 (Released:2009-11-13)
参考文献数
269
被引用文献数
2 4

金属の特性を活用した新しい有機合成反応は数多く開発され, 天然物合成にもしばしば応用している例が見られるようになっている。金属のなかでも特にパラジウムの活用例が抜きん出て多く, 現在もその開発研究の数が増大している傾向が見られる。この理由はパラジウム化合物の取り扱いの容易さと, 反応性の多様性にもとつくものである。パラジウムを用いる有機合成反応や機構の解説は成書や総説によりいくつか紹介されている。ここでは有機合成反応の一つの柱となる官能基変換反応に, パラジウムがどのように触媒あるいは試剤として用いられているかについて紹介することとしたい。有機合成反応によく用いられるパラジウム化合物の具体的な合成法, あるいはその使用法については本協会誌にすでに紹介したので参照していただきたい。
著者
伊藤 明彦 郭 明毅 劉 嘉東 細川 隆司 永富 勝広 村上 繁樹 内田 康也 帆鷲 郷一 内山 長司
出版者
九州歯科学会
雑誌
九州歯科学会雑誌 (ISSN:03686833)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.351-359, 1989-04-25 (Released:2017-12-21)

In this study, we investigated the effects of the marginal surface configurations of different crown systems on the periodontal tissues. The morphology of the marginal surface of the crowns was examined by using a light- and a scanning electron microscope. In addition, biocompatibility of the materials used for crown margins was also examined by a subcutaneous implantation. The results were as follows : 1. The margins of the Ag-Pd-Au alloy full cast crowns fabricated by a conventional method were sharp and wavy with irregularities. 2. The modified method in which the margins of the Ag-Pd-Au alloy full cast crowns were rounded slightly with silicone rubber wheels was effective to make the margins smooth and round. 3. The glazed porcelain jacket crowns with metal foil copings produced sharp marginal openings because of the occurrence of a microfracture in a glass state of the ceramics. 4. The conventional ceramo-metal crowns displayed the irregularities of the surface adjacent to the boundary between metal collar and porcelain. One of the reason of this observation might be the exposure of a opaque porcelain of the crowns. 5. In the collarless ceramo-metal crowns, the marginal line configulations were totally rounded. 6. The DICOR crowns exhibited the smoothest marginal surfaces and the slightly rounded margins. 7. In the study of subcutaneous implantation, the porcelain (VMK 68) and the castable ceramic (DICOR) showed better histopathological findings than the gold alloy metal.
著者
細川隆元 著
出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
1958
著者
細川 隆 小野 諭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.355, pp.15-18, 2008-12-10

インターネット空間で個人が活動を行うサービスが増加している.個人は管理者の存在する空間において,管理者に発行されたIDの元で行動した時,個人の行動の履歴と他者から個人に下す評価の履歴を時系列と共に積み重ねていくことによって,個人の信頼を構築することができる.本研究では管理者の存在するサイト内で構築した信頼をサイト外へと流通させることを目標としている.これにより個人の信頼を参照するエンドユーザー達は複数のサイトの信頼を元に,個人に対してより総合的な信頼を得ることを可能とする.本論文では,個人の信頼を他者が利用することや信頼を構築した本人が否認をすることを防ぐためにグローバルなIDと各サイトで用いるユーザーIDの結び付けを行う.