著者
藤田 晋吾
出版者
流通経済大学
雑誌
流通経済大学論集 (ISSN:03850854)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.415-436, 2008-03
著者
藤田 晋
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.948, pp.50-53, 2017-09-28

無料のインターネットテレビ局「AbemaTV」が視聴者を増やしている。番組表に基づく受け身型の視聴こそ、スマホ世代の若者に受け入れられると説く。勝算ありと見て、200億円の赤字覚悟でネット時代のマスメディアをめざす。
著者
藤田 晋吾
出版者
筑波大学
雑誌
哲学・思想論集 (ISSN:02867648)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.233-248, 2001

はじめに たんなるアナロジーの域を出ないが、マルクスの『資本論』に対するスラッファの『商品による商品の生産』の関係は、ホワイトヘッド=ラッセルの『数学原理』に対するウィトゲンシュタインの『論理哲学論婚』になぞらえることができる。 ...
著者
藤田 晋吾
出版者
The Philosophical Association of Japan
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
no.23, pp.85-96, 1973

言語における語の〈意味〉、一般に記号の〈意味〉とは何かという問題は、種々の仕方で答えられようけれども、そもそも何故〈意味〉が問題となるのかということが予め了解されていないと、的はずれの議論をひき出すことにもなりかねない。しかし私には、今日の言語論の洪水のなかで、そもそも何故〈意味〉が問題なのかに関して、この予備了解が充分明確にとりつけられているようには思えない。<BR>〈意味〉が何故に問題概念なのか、私がそれに問題を感じるのは、つぎの点においてである。つまり、科学的諸概念が有しているところの意味が、科学理論によって説明さるべきものとして現われてこないで、かえって科学的認識の前提要件となっているように見えるということ、換言すれば、〈意味〉が所与たる性格をもった "現象" としてではなく、認識主観たる "私" の作用 (act) と不可分の相関関係にある何かとして、科学に対して先駆性をもち、それゆえ、科学がそれを説明しようとすれば、悪循環にひき込まれるかも知れぬという危惧をいだかせるものに見えるという点においてである。そして〈意味〉のこのような存在の仕方が、まさにそのゆえに、科学の不完全性を露見せしめるのではないかという点においてである。<BR>〈意味〉が哲学的問題として現われてくる場面は、むろん上述のような場合だけではないが、さし当ってこの小論ではその点に一つの問題があることを承認して貰えるような議論を、〈意味〉の心理学的定義を批判するという形で抉り出してみたい。そして、ここで〈意味〉の心理学的定義というのは、ラッセルの場合を指している。またそれの批判としてはヴィトゲンシュタインをとりあげる。<BR>予め粗略な論点提示を行なうなら、ほぼつぎのようになろう。もし〈意味〉が "心的" なものであるなら、そしてそれが "心的状態 " とか "心的現象" とかいう具合に規定しうるものであるなら、それは、心理学的・生理学的に特定される諸条件の結果たる、記述され描写さるべき対象としての"状態" ないし"現象"として説明されることになる。それゆえ上述の科学に対して先駆性を有するものとしての、科学の不完全性を示すものとしての〈意味〉の問題は、一向に落着しない。したがって私には、〈意味〉の心理学的定義は、〈意味〉がどうでもよい問題である場面で与えられているように思われる。<BR>そこで、ラッセルの場合を検討してみよう。
著者
藤田晋吾著
出版者
勁草書房
巻号頁・発行日
1984
著者
藤田 晋吾
出版者
筑波大学哲学・思想学系
雑誌
哲学・思想論集 (ISSN:02867648)
巻号頁・発行日
no.28, pp.248-233, 2002

はじめに ボーアが量子論解釈の哲学として提案した相補性は、量子力学のコペンハーゲン解釈に埋もれ、こんにちでは20世紀科学史上のエピソードとして語られるだけのようにみえる。量子力学はそれを自由に使いこなせるならば、その原理などどうでもよいのかもしれない。 ...
著者
奥山 剛 藤田 晋輔 林 和男 鈴木 滋彦 大谷 諄 岡野 健
出版者
名古屋大学
雑誌
総合研究(A)
巻号頁・発行日
1990

最近の木造住宅は、省エネルギ-と、室内環境制御装置の導入によって、ますます気密化が進んでいる。一方、室内には無機材料が多用されるようになっている。このような住宅は将来増加の一途をたどることは明らかな状況である。住宅内のラドンの問題は、北欧やカナダ・アメリカでは大きな問題としてとりあげられているが、日本では、ここ5〜6年の間に、放射線安全工学の分野でとりあげられるようになったばかりである。放射線、特に低レベルの放射線に対する人間の健康への影響は不明な点が多いが、複合的な環境汚染が進むなか、木造住宅内のラドン濃度を低くおさえるための基礎的な調査が必要と考え、本総合研究を組識した。二年間にわたり、北海道から鹿児島まで12名の研究者に協力をいただき合計28の建物のラドン濃度を通年測定した。結果を要約すれば以下のとおり。1).全体としてみると、木造住宅はRC造住宅よりラドン濃度は低い。RC造住宅の新築のものに特に高いレベルのものがみられた。2).木造住宅では、床下及び地下室の濃度が高く300Bq/m^3を越える場合がある。そして、1階、2階と上階へいくに従って低くなる。このことから、木造住宅の最大のラドン発生源は床下地面であり、それは居室へと拡散していく。3).床下ラドン濃度は、一般に冬に低く、高温多湿となる夏期に高い。4).床下ラドン濃度は、床下地面の防湿施工によって低下する。5).床下換気口の適切な配置は床下ラドン濃度を低下させる。6).室内の空気が滞溜する押入れなどでは高いラドン濃度を示す。特にRC建物では1200Bq/m^3を越える場所がみられた。以上から、無機建材が用いられ換気が少なくなれば室内ラドン濃度が上昇することが明らかで、将来の日本の住宅もラドン対策が必要。
著者
藤田 晋也 赤池 英夫 角田 博保
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.28, pp.9-16, 2009-03-06

本研究では,ウェアラブル機器向けの新しい日本文入力手法を提案する.近年,携帯電話やスマートフォンのような携帯情報端末が急速に普及してきており,ウェアラブルコンピュータも登場し始めている.このような環境では,フルキーボードに代わる優れた入力手段が求められている.そこで,曖昧性をもった運指情報と,これを絞込むための統計的手法を用いた入力手法を提案,実装し,有用性の評価を行った.評価実験により,平均で 1 分間あたり 33.5 文字の漢字かな混じり文を入力できることが示された.これは,同一被験者群におけるフルキーボード入力速度の 42.9% に相当し,実用に値するような入力速度が得られることを確認した.In this research, we propose a new Japanese text input method for wearable devices. Recently, handheld terminal such as cellular phone and smartphone is widely used, and wearable computers begin to appear. In such environment, a more suitable alternative to a full keyboard is required. Then, we proposed the input method using ambiguous fingerwork information and statistical techniques that restrict the information. As a result of an evaluation experiment, it turned out that 33.5 Japanese characters per a minute could be typed in on an average. It reached to 42.9% of the full keyboard input speed in the same test subject group, and we confirmed that practicable input speed was obtained with the proposed method.