著者
青木 慎一 倉光 修 阪口 敏彦 石井 実
出版者
The Illuminating Engineering Institute of Japan
雑誌
照明学会 全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
pp.166, 2005 (Released:2007-07-01)

昆虫の誘虫性は松下電工カタログ照明設計資料 照C-31 p208に示されているものである。しかし、これらの方法では、同じ照度での誘虫性評価しか行えない。そこで、本報では実際の照明器具及び壁材等の昆虫の誘虫性を、定量評価する評価手法の研究を行ったので報告する。新しい誘虫性指数を検討し、実際の誘引実験で、検証を行った。その結果からも、今後、新誘虫性指数を用いることによって、昆虫の誘虫性を評価することが可能であると考えられる。
著者
細江 達郎 青木 慎一郎 細越 久美子 糸田 尚史 小野 澤章子
出版者
岩手県立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

青森県下北半島出身者(昭和39年中卒者)の職業的社会化過程に関する追跡調査の一環として、現住地面接調査(有効面接数47)・質問紙調査(有効回答数125)を実施した。その結果、老年期移行期は都市周辺地域居住型と出身地域回帰型に分けられ、後者は対象者の50歳台時点での予測(40%以上)とは異なり少数であった。前者は、都市周辺地域社会内で生活基盤を形成してきたものが多く、再適応が比較的安定している一方で、都市不安定就労を継続し出身地域とも交流に欠ける者も少なくない
著者
福島 治 岩崎 浩三 青木 慎一郎 菊池 潤考
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.1-11, 2006

この論文は「親の自己愛と子への攻撃 : 自己の不遇を子に帰すとき」(「社会心理学研究」22巻1号, p1-11, 2006.8)を英訳したものであるNarcissists are more likely than non-narcissists to attack a person who threatens their self-evaluation, because of the vulnerability of the self-evaluation (Baumeister, Smart, & Borden, 1996). Based on this model, it was hypothesized that those parents who are more narcissistic would more commit aggressive acts toward their children in cases where they intensely attribute to the child interference with their own ability to demonstrate their work performance (i.e., their self-esteem feels threatened). A hierarchical regression analysis of the self-report data from 626 sampled parents supported the hypothesis: among high attribution (i.e., highly blaming) parents, the more narcissistic reported more aggressive acts toward their children; in contrast, among the middle or the low attribution parents, narcissism did not significantly correlate with reported aggressive acts. The moderator effects of attribution on narcissists' aggression toward their children were discussed.
著者
山下 修司 野口 義紘 窪田 傑文 井口 和弘 青木 慎也 多根井 重晴 中村 光浩 寺町 ひとみ 杉山 正
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.198-204, 2015-03-10 (Released:2016-03-10)
参考文献数
15
被引用文献数
7 7

Light emitting diodes (LEDs) are widely used in lighting applications. In this study, we examined the differences in the degree of the color change of various medicines between LED lighting and fluorescent lighting. The degree of the color change of the medicines was evaluated subjectively, by the observation of the evaluator, as well as objectively, using a colorimeter. Noticeable color changes were observed in the Lasix® 20-mg Tablet(Tab), Fluitran® 2-mg Tab, and Phenobal® powder after exposure to either LED lighting or fluorescent lighting. Interestingly, the color change of the Lasix® 20-mg Tab was smaller for the LED lighting than for the fluorescent lighting.
著者
青木 慎一 倉光 修
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.91, no.4, pp.195-198, 2007-04-01
被引用文献数
2

Studies of insect vision have led to the identification of light wavelengths that contribute to attracting them. Luminaires that attract fewer insects have been developed by excluding those parts of these wavelengths which do not influence the human vision significantly. Also, it is important to numerically determine the capacity of light to attract insects, in evaluating this capacity regarding various light sources and luminaires. Proposals have been put forward to define a new index of insect attraction based on light spectral sensitivity, intensity, luminaire efficiency etc.
著者
青木 慎
雑誌
IERCU Discussion Paper
巻号頁・発行日
no.239, 2014-11

本論は,流動性のわなの下に中央銀行が名目貨幣供給成長率(ないしは,マネタリー・ベースの成長率)を政策手段とするルールを使った安定化政策に関して,小域的な動学分析を行う.本論のモデルのフレームワークは,独占的競争市場モデルであるが,それに2つの仮定を追加した.第1に,価格の硬直性ではなく,不完全労働市場の仮定をおいた.第2に,名目利子率の下限の下では,貨幣と国債の不完全な代替性が生じるものとした.名目貨幣供給成長率(ないしは,マネタリー・ベースの成長率)に関する簡易的なルール(マッカラム・ルール(McCallun(1988),マッカラム(1993).))を導入し,動学分析を行ったところ,目標インフレ率の信認の程度によるが,長期均衡点は小域的にサドル均衡点となる.リーマン・ショック後の日本と米国のそれぞれにおいて,金融政策の積極性とインフレ率の関係が強く結びついている.本論はモデルを通じて,先進諸国の中で日本経済がデフレ経済からなぜ立ち遅れたのか,名目貨幣供給成長率(ないしは,マネタリー・ベースの成長率)に関するルールの視点から考察する.
著者
青木 慎
出版者
千葉経済大学
雑誌
千葉経済論叢 = CHIBA KEIZAI RONSO (ISSN:21876320)
巻号頁・発行日
no.65, pp.77-93, 2021-12-01

現代貨幣理論(Modern Money Theory;MMT)の理論家は、主流派マクロ・モデルであるIS - LMモデルに否定的な立場を取っている。それにもかかわらず、MMTにはそのモデルに代わるモデルがなく、政策の手順とその効果だけで、その間の過程を欠如した理論になっています。本論は、MMTのこの問題点について着目し、MMTを主流派モデルに当てはめると、MMTの理論家にとって、どのような不都合が生じるのかについて明らかにすることを目的とします。また、補足として、MMTが提唱する「最後の雇い手」(ELR)についても、経済の安定化として十分に機能するのかを検討します。
著者
青木 慎也
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.99, no.6, pp.F20-F22, 1999-09-20 (Released:2017-10-02)

この報告は、上記のタイトルで行われた北陸地域スクール(1999年5月)での講義の内容の見出しである。最後に、講義中には述べなかった引用文献の一覧をまとめておいたので、興味のある方はご活用ください。
著者
青木 慎也 初田 哲男 石井 理修 根村 英克
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.67, no.11, pp.745-753, 2012-11-05

最近提案され成功をおさめている格子QCDによる核力研究を紹介する.核力研究の科学的な重要性とその現状を述べた後で,なぜQCDを使って核力を研究するのが難しいか,そして我々はその困難をどのように解決していったか,などを紹介する.格子QCDによる核力ポテンシャルの世界初の結果を示し,その意義を議論する.また,この結果や我々の方法への様々な疑問や誤解に関しての理論的な考察も述べる.そして,核力ポテンシャルの計算法の拡張とそれを用いた最近の発展に関してもできる限り紹介していく.
著者
細江 達郎 佐藤 嘉夫 青木 慎一郎 細越 久美子 小野澤 章子 糸田 尚史
出版者
岩手県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

引退期における高齢者の非適応問題を、(1)団塊世代の追跡調査、(2)高齢者万引きへの集中的調査で確認した。(1)は、深刻な非適応への移行が予想される対象者の状況が確認された。周辺者の保護的受け皿・出身地への回帰可能性の有無が大きな要因であった。(2)については、高齢万引き犯の大半は孤独な高齢者による偶発的なものであり、高齢者を支援する仕組みの脆弱さによるものが多い。総じて、高齢者の非適応問題として、孤独死など重篤な状態や常習犯罪者に移行する前段階・中間形態などがみられる。こうした問題への対応は、行政施策のみならず、一般市民が高齢者と関わる手段の可能性の発掘が必要である。
著者
青木 慎也
巻号頁・発行日
2013

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:新学術領域研究2008-2012