著者
麻生 和雄 近藤 慈夫
出版者
Japanese Dermatological Association
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.91, no.9, 1981

61歳男子の顔,躯幹,四肢に赤褐色丘疹を生じ,肺,肝に病変をともない慢性の経過をしめした Histiocytosis X の症例を報告した.皮疹の病理組織像は,表皮下の組織球浸潤で,多核および巨核細胞移混んじた.電顕所見では,これらの組織球細胞原形質中に Birbeck 顆粒をみとめた.浸潤組織球は酸フオスフアターゼ陽性, EA ロゼット形成が30%にみとめられた.これまでの文献症例9例とともに,本症例を成人汎発既慢性に属する Histiocytosis X 症例として報告した.
著者
馬場 安紀子 谷口 恭子 折原 俊夫 古谷 達孝
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.96, no.12, pp.1215, 1986 (Released:2014-08-08)

臨床的に鎖骨等の骨直上に好発する特異な色素沈着症いわゆるfriction melanosis(FM)の皮疹を呈し,しかも病理組織学的にアミロイドの沈着が認められた6症例を報告した.症例は男性1例,女性5例,年齢29~52歳,全例ナイロンタオル使用歴を有した.皮膚科外来を受診した種々の皮膚疾患患者を対象に,ナイロンタオルに関するアンケートを実施したが,男性274人中123人(44.9%),女性364人中234人(64.3%),総計638人中357人(56.0%)にナイロンタオル使用歴があり,年齢別では10,20,40各代の順に使用率が高かった.上記のアンケート調査638人中,骨直上に色素沈着が認められたものは,ナイロンタオル非使用者281人中1例(0.4%),使用者357人中18例(5.0%)の計19例(男性8例,女性11例)であった.当科において皮膚生検を施行したFM例は合計9例で,うち6例にアミロイドの沈着が認められた.自験例はFMに併発した続発性アミロイドーシスと考えられるが,本症と限局性皮膚アミロイドーシスの1型であるmacular amyloidosisとの関係についても論じた.
著者
笹川 征雄
出版者
日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.118, no.13, pp.2735-2737, 2008-12-15
参考文献数
6
著者
宮地 良樹
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.108, no.12, pp.1811-1813, 1998-10-30