出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.12, pp.217-219, 2002-01

フリーライターのリサ・トルシアニ氏は毎年、クリスマスに約20社の顧客に合計500ドルほどの贈り物をしていた。今年、彼女は贈り物ではなくグリーティングカードで済ませるつもりだ。多くの米国人同様、彼女も今年は財布の紐を固く締めている。 9月11日の同時多発テロの余波で、コピーライターとして10年以上結んできたアメックスとの契約を打ち切られてしまったのだ。
著者
清嶋直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.32-35, 2011-04
被引用文献数
1

「ちょうど電話をかけようと思っていたところなんですよ。どうして分かったんですか?」 静岡市に本社がある衣料品問屋K社で事務をしている女性社員は電話口でそう言い、驚いた顔をした。昨年の師走、忙しいさなかでの出来事である。K社ではその数日前から、富士ゼロックス製のデジタル複合機が何度か紙詰まりを起こしていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.11, no.7, pp.56-60, 2002-08

4月23日深夜零時。都内にある「トイザらス亀戸店」には、200人を超える人だかりができていた。時差の関係で世界で最初に発売された、映画「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」関連商品を買い求める顧客が駆けつけたからだ。同商品は国内ではトイザらスと一部の専門ショップだけが、4月23日から先行販売できた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.11, pp.56-60, 2004-12

CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)は、顧客の理解がかなめとなる。実際は、購買履歴をはじめとする限られた顧客情報から推察するが、購買顧客の年齢や性別、居住地といった属性情報をいくら分析しても顧客の顔はなかなか見えてこない。だれが何を買ったかだけではなく、「なぜ」買ったのかを探り出す必要がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.96-99, 2010-05

通信工事最大手コムシスホールディングスは間接業務のスリム化で成果を上げている。2008年からシェアードサービス子会社で業務改革のPDCAサイクルを回し始めたところ、1年半でグループ全体で1億円のコスト削減を達成した。今後はグループへの貢献をKPI(重要業績評価指標)で捕捉する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.50-56, 1999-05

「次のノートパソコンの新製品では、プロセサにモバイル・ペンティアムIIを採用して欲しい。あと、モデムを内蔵するよりもPCカードのスロットを2つ確保したほうが良いと思うんだけど、みなさんどうですか」。「いやいや、そのプロセサはバッテリの消耗が激しいから採用は見合わせるべき。PCカードのスロットは1つで、コンパクトフラッシュ用のスロットがあったほうがいいよ」—。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.50-56, 2001-05

日本航空(JAL)が5月10〜14日までの5日間、国内の全路線を一律5000円(片道)に設定した事前購入割引運賃「前売りスペシャル50周年記念」は、価格に敏感な一般消費者はもちろん、アナリストなどの大きな関心を呼んだ。 はっきり言えば、これは昨年、全日本空輸(ANA)が導入した全路線1万円という「超割」の二番煎じ。
著者
鳥山 正博 有吉 昌康
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.32-35, 2000-03

とりやま まさひろ氏:国際基督教大学教養学部卒、米ノースウエスタン大学ケロッグ校MBA。現在、あらゆる分野のマーケティング・イノベーションに関するプロジェクトを手がける。m-toriyama@nri.co.jpありよし まさやす氏:一橋大学商学部卒、米ノースウエスタン大学ケロッグ校MBA。ワン・トゥー・ワン・マーケティング、CRM、eビジネスのビジネスモデル構築などが専門。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.8, pp.50-57, 1999-09

「7月24日は土用の丑(うし)。Aスーパーではウナギの蒲焼きのタレの横にビールを並べて成功した前例がある。今年も是非試そう」。「B商店街ではTVコマーシャルと連動させて当社のキャンペーンレディに浴衣を着せたら予想以上に売り上げが伸びた。同様の計画を持つ支社はぜひ検討されたし」。「C社の発泡酒の新製品は滑り出しが好調で我が社の製品は押され気味。
著者
柴田 昌治 田坂 広志
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.40-42, 2002-02

●——日本企業を変えるには周囲を巻き込む力を持つ変革のリーダーが求められます。そうした人材を生み出すには何が必要でしょうか。柴田—企業を変えたいと思う人は上司を公然と批判したり、かわいげがなかったりして、組織内では疎まれます。異能の人間は必ずしもバランスが取れていなので、周囲とのあつれきが生じやすい。その時に通常の組織では、間違いなく排除されます。
著者
辻野 晃一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.18-22, 2011-03

ソニーで「VAIO」などのヒット商品の開発を指揮した後、米グーグルに身を転じて日本法人社長に就任。日米のグローバル企業で経営に携わった経験から、「オンラインの時代」への対応が遅れる日本企業に強い危機感を抱く。個々の製品の技術や品質を磨くこと以上に、共通基盤となる「生態系」を築くことが重要だと主張する。
著者
平野 勝巳
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.188-191, 2004-04

それは、企業の場合には「創業精神」ということになろうが、もっと広く、深い視点で遡さかのぼっていけば、原点とは結局、今の企業社会を支えている精神、つまりは「資本主義の精神」ということになる。 それでは「資本主義の精神」とはどのような精神か。
著者
吉田 聡 菅原 勝寿
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.94-97, 2005-04

昨日売れた商品が、明日も売れるとは限らない。とはいえ、多くの小売店はよく売れたものをたくさん仕入れ、売れなかったものは改廃の対象にしているのが現状だろう。その結果、売れ残りが増えたり客離れを引き起こしたりしてはいないだろうか。
著者
土平 恭郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.6, pp.192-194, 1999-07

日本企業でこう言われるようになって20年以上が経過する。どの企業でも「顧客本位の発想」と異口同音に主張しているが、そのはしりとなったのは花王元会長の丸田芳郎氏だろう。 丸田氏は花王の社長を1971年から19年間務め、同社を名実ともに世界のトイレタリー業界のビック3に押し上げた人物である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.10, pp.182-185, 2004-11

「職人さんが手で一つひとつ絹糸を巻いて、この絞り模様を作っているんですよ」、「ムラになるので、彩色の時はエアコンをつけられないそうです」。華やかな振袖で染められた店内。美麗な模様を間近にし、その大変な手間を思ってため息が出る。しかし値段を聞けば、意外に安い。それが京都きもの友禅(以下、京都きもの)の強さだ。
著者
折口 雅博
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.36-40, 2006-02

折口 2005年6月期の経常利益は先行投資のために43億2000万円と前期に比べて減益でしたが、連結売上高は約1.5倍の1421億円に拡大しました。M&A(企業の合併・買収)で増えた売上高は数十億円。ほとんどは自力成長の部分ですので非常に価値のある成長だと考えています。 今後は、人材、健康、感動という3つの軸で会社を大きくし、10年後には連結売上高を1兆円にしたい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.10, pp.51-53, 2001-11

実は間接材の電子購買は、決して新しい考えではない。3〜4年前ごろから「MRO(メンテナンス・リペア・アンド・オペレーションズ)」といった呼び方で、米国企業を中心にその重要性が盛んに叫ばれていた。 ではなぜここに来て、国内で急速に電子購買に乗り出す企業が増えているのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.18, no.11, pp.44-47, 2009-12

低価格のニトリから品質のニトリへ─。家具販売で快進撃を続けるニトリが経営の転換点を迎えている。鍵を握るのはホンダから招かれた杉山清専務取締役品質業務改革室長だ。杉山専務はホンダ時代に「品質の神様」と呼ばれた、ホンダ流品質管理の伝道師である。
著者
三木谷 浩史
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.11, pp.162-164, 2004-12

プロ野球への新規参入を表明した9月24日から10日が過ぎた10月4日、いまだ楽天周辺が騒がしいなかで、三木谷浩史会長兼社長が本誌のインタビューに応じた。プロ野球参入の記者会見と同様に、三木谷会長は言葉を選びながら、しかし終始自信を見せて、グループ戦略の方向性や球団経営の勝算、楽天市場における従量課金導入後の社内外の変化について熱く語った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.10, pp.68-73, 2001-11

ブロードバンド(高速大容量)のインターネット接続サービスが、この不況下で快進撃を続けている。光ファイバーを使ったFTTH(ファイバー・トゥー・ザ・ホーム)、CATV(ケーブルテレビ)、次世代携帯電話サービスなど数多くあるサービス方式のうち、現在の主役はADSL(非対称デジタル加入者線)を筆頭とするxDSL(デジタル加入者線)のサービスだ。