出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.11, no.6, pp.45-47, 2002-07

——最初の講演者として登場した作家の堺屋太一氏は、「日本企業は一刻も早く、独自性がある商品の生産体制を構築するべき」と力説した。 現在、業績が好調な企業は、ごく一部に限られている。これは、一定の品質を持つ商品を数多く生産する「規格大量生産」型のビジネスモデルを多くの企業が維持しているからだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.11, pp.68-73, 2001-12

コンサートや演劇などのチケット販売市場全体で50%以上のシェアを握るぴあ(本社東京)が、インターネットや携帯電話を使ったネット販売でも攻勢をかけ始めた。今年6月に、ネット販売の事業戦略を大転換。限られた有料会員に特別なサービスを提供するのではなく、会費の無料化によってネット会員を大幅に増やしつつ、すべてのサービスを広く一般に開放。
著者
前澤 友作
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.16-20, 2011-07

約1500ブランドの衣料品などを販売するウェブサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営。会員数320万人、商品取扱高571億円へと成長させた。前澤友作代表取締役CEO(最高経営責任者)は「EC(電子商取引)のポイントは商品、サイト、集客、物流の4点だ」と指摘。ソフトバンクと共同で今秋、中国でも事業展開を始める。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.34-37, 2010-02

回転ずしチェーン「無添くら寿司」を展開するくらコーポレーションは、創業時から食品添加物を使わない方針を貫き、鮮度を守るため回転レーンに載せてから55分以上経過した商品を廃棄する。この方針と収益性を両立するため、廃棄率を最重要のKPIと位置付け、IT活用や社員教育で改善してきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.158-162, 2008-02

調理日時の改ざんが発覚した11月27日の3日前、マクドナルドは年に1度のお祭りムードでいっぱいだった。全国に13万人いるアルバイト店員の技能を評価する「全日本クルーコンテスト(通称AJCC)」の全国大会が開催され、技とスマイルを極めた8人の店員が選出された(次ページの写真)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.7, no.8, pp.48-54, 1998-09

大阪と兵庫で39店舗を展開する関西スーパーマーケットは,全国平均の2倍以上の販売効率を誇る。好業績の秘密は,POS(販売時点情報管理)データの徹底活用だ。日々の仕入れ数量や販売価格の決定に,毎日変動する単品や店別の販売実績情報を生かしている。 食いだおれの町,大阪。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.106-109, 2011-05

日経BP社は2011年3月、「第2回クラウドランキング」を発表した。2010年9月の第1回に続いて、クラウドコンピューティング関連の企業イメージとサービス品質を調べた結果をまとめたものだ。企業イメージでは米セールスフォース・ドットコムや米グーグルなど、クラウド専業ともいえる外資系が引き続き強さを発揮した。
著者
尾崎 健一
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.114-116, 2014-02

今月の事例細分化して解決してきたはずが Aさんは昨年、マーケティング部門での分析力を買われて、営業支援課長に抜てきされた。日ごろから「課題は細分化して考えよ」が口癖。営業手法を分析し、「商品知識取得」「顧客訪問」「提案書作成」「社内報告書作…
著者
内田 和成
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.7, no.7, pp.350-351, 1998-08

電子マネーの議論が世間をにぎわしている。「一体どの方式が主流になるのか」といった技術的なものから,「電子マネーが普及すると国境を越えたカネの流れや国内の通貨流通量がコントロールできなくなるので,金融政策が効かなくなるのではないか」といった経済的なものまで議論の幅は広い。 なかでも最も真剣に意見が交わされているのが,セキュリティ(安全性)の問題である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.118-121, 2007-03

従来、現場担当者任せのOJTでは、OJTで何を教えるかは、もっぱら「誰が指導するか」によってブレていた。だが、担当者任せにせずOJTの実行力を組織的に高めるには、まず「何を教えるのか」という内容を明確にする活動が必要だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.7, pp.173-177, 2008-08

社員間のビジョン共有や連帯感創出を目指す企業で、「ポジティブEアプローチ」というファシリテーション手法が導入され始めている。組織の課題を抽出して解決を図る問題解決型アプローチとは対照的に、従業員の個々が前向きになれる「ありたい姿」を話し合って共有し、それを実現するステップを全員で考える。
著者
淀川 高喜 澤田 博光 外丸 敦子
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.172-175, 2005-02

日本企業において、今後数年でみるとどのようなIT(情報技術)活用が重点になるであろうか。野村総合研究所が上場企業を対象に行ったIT運営実態調査によると、「情報活用支援」と「業務効率化」が2大テーマであることが分かった。次いで、情報・プロセス統合、経営管理強化、業務標準化と、グループ経営の進展を意識したようなテーマが続く。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.12, no.7, pp.70-74, 2003-08

「これまでご利用頂きましたポイントカード制度は誠に勝手ながら2002年9月30日をもちまして中止させて頂きました」 カジュアル衣料品の専門店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングでは、今もレジ横にポイントカードの取り扱いを中止したお知らせを置いている。同社は1984年からポイントカードを導入していた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.9, pp.62-65, 2010-10

金銭処理機などを手がけるグローリーは、米国内で補修部品在庫を自動発注する仕組みを確立した。管理対象の部品は9000品目に上る。2009年に需要予測ツールを導入し、在庫の基準値を最適化するのに活用。在庫金額を33%削減でき、部品の欠品率も従来の4分の1と大幅に改善した。 金融機関向けの両替機などを製造・販売するグローリー。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.41-43, 2004-04

7910億円もの有利子負債を抱え経営陣のほとんどが退陣——。99年5月当時、兼松の将来に社員の誰もが不安を抱いていた。メーンバンクの東京三菱銀行から来て、同年6月末に就任した倉地正社長が「第2の創業」と題したメールを出すと、実に当時の本社社員の半数に及ぶ1000人から一斉に返事が届いた。
著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.86-88, 2012-03

ナゼナゼ社の工場にて。太郎さんと同僚の杉さんが休憩室でコーヒーを飲んでいるところに、課長が飛び込んできた。「2人とも、ちょっと事務所に来てくれないか」。突然の呼び出しに不安を抱えたまま、2人は課長についていく。歩きながら課長が2人に話しかける。 「昨日ロジック社に納入した製品(設備)で、オプション品の天板が外れているという連絡が入ったんだ」「えっ、天板。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.156-159, 2009-02

ウェブサイト改良手法の「LPO(ランディングページ・オプティマイゼーション)」が注目されている。ネット利用者の拡大で顧客が自然に増える時代が過ぎ、アクセスを着実に申し込みに結び付ける必要があるからだ。 「LPO(ランディングページ・オプティマイゼーション=着地ページ最適化)」とは、新規顧客獲得の費用対効果向上を狙ったウェブサイト改良手法の1つ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.5, pp.40-42, 2008-06

「消費者人口の約2割の顧客データという基盤を生かし、小売りと金融業の融合によって優良顧客へのサービスを掘り下げていく。これはイオンにしかできないことだ」 イオンの神谷一興CRMプロジェクトチームリーダーはこう胸を張る。同社は総合スーパー「ジャスコ」などでCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント:顧客情報管理)に取り組んでいる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.18, no.11, pp.52-57, 2009-12

現場改革力を高めるには、現場の知恵を引き出す場作りが欠かせない。上位企業が備える場を見れば、その会社がどこに課題を感じて改善しようとしているのかが分かる。安川電機は経営トップと現場、ヤオコーは店長同士やパート社員同士、サークルKサンクスは本部と現場や加盟店オーナー同士、アシックスは本社スタッフと海外工場といった具合に、場に集う人たちの顔ぶれに特徴が表れる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.8, pp.94-99, 2010-09

海運業者をはじめとする法人や自治体向けの気象情報サービスやシステム構築で成長したウェザーニューズは、2000年代に入って経営の踊り場を迎えた。需要が一巡した2005年5月期、4200万円の営業赤字に陥る。法人向けに大きな伸びしろを見いだせなくなったため、同社は新たな種まきを始めた。個人向けの気象情報サービスである。