著者
高山 幸三
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.35, no.9, 1999-09-01
著者
鈴木 光
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.767-769, 2019 (Released:2019-08-01)
参考文献数
16

アスリートとして自分自身のパフォーマンス向上や身体ケアを行なってきた経験を基に。薬剤師がアスリートに対しどの様な支援できるかを考察した。食事管理とサプリメント、ウエイトトレーニングとサプリメント、安全な減量法とサプリメント、運動・休息と疲労回復サプリメントについて述べ、薬剤師の基本的知識をもってアスリートに支援できることは体づくりと健康維持についてであることを示した。
著者
松居 隆
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.219-221, 1984-03-01

1 0 0 0 OA 運動視差

著者
豊浦 正広 柏木 賢治
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.243_4, 2014 (Released:2016-04-19)

観察者の身体・視線方向の変化によって,視野中の対象物の位置が変わること.身体移動や視線方向変化の量と,対象物の位置の変化の情報は脳内で統合され,対象物までの距離が知覚される.例えば,視線方向を同じだけ変化させても,近くにあるものほど視野中の位置が大きく変わり,遠くにあるものほど位置があまり変わらないので,この位置の変化量から対象物までの距離を推定できる.単眼による観察によっても運動視差は生じるので,単眼失明者も運動視差を利用することで距離の知覚が可能である.
著者
西村 周泰
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.1051, 2021 (Released:2021-11-01)
参考文献数
3

「細胞の運命を自在にコントロールする」.一昔前までは不可能とされた現象であるが,最近は線維芽細胞などの体細胞に遺伝子導入を行い,神経細胞や心筋細胞などに直接変換するダイレクトリプログラミングの研究が盛んになってきており,新しい再生医療の潮流が形成されつつある.さらには,化合物を用いたダイレクトリプログラミングである「ケミカルリプログラミング法」の開発も進められており,特定の化合物の組み合わせを一定期間,細胞に処置することで,目的の細胞を産み出すことが可能になっている.薬を用いて細胞の運命を変えることは,かつては不可能とされていた技術であるが,今はそれができる世の中になりつつある. 時代は確実に変化し,薬学においても新しい研究領域が創成されつつあると感じている.ここで紹介する論文は,成体マウスの脳に,フォルスコリン(300µM),CHIR99021(60µM),ISX9(120µM),I-BET151(6µM),およびY27632(30µM)を混合して,浸透圧ポンプを用いて14日間,持続注入することで,脳内のアストロサイトを機能的な神経細胞(chemically induced neurons: CiNs)へ変換することに成功したという研究報告である.なお,この化合物の組み合わせは,同じ研究グループの先行研究で報告されており,線維芽細胞から神経細胞へのダイレクトリプログラミングを誘導する化合物のスクリーニングにより得られている.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) Rivetti di Val Cervo P. et al., Nat. Biotechnol., 35, 444-452(2017).2) Li X. et al., Cell Stem Cell, 17, 195-203(2015).3) Ma Y. et al., Cell Discov., 7, 12(2021).
著者
ファルマシア委員会
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.825-826, 2016 (Released:2016-09-02)
参考文献数
9

C797S変異EGFRをカバーできるアロステリック阻害剤,大環状化合物や中分子化合物のカメレオン的特性の定量化,落下衝撃のタンパク質医薬品への影響,カルシウム貯蔵小胞体のカルシウムイオン溜め込みもストレス,IgA抗体が腸内細菌叢の調節を行う,シトクロムP450以外の酵素で代謝される薬物が増えている?
著者
大杉 義征
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.234-236, 2016

トシリズマブ(商品名:アクテムラ)は,ヒト化抗ヒトIL-6受容体抗体である.日本発抗体医薬第一号,そして世界初のIL-6阻害剤として開発され,世界100か国以上で関節リウマチの治療に用いられている.本稿では,トシリズマブ成功のポイントは何か,大学のシーズであるIL-6をどのようにして新薬創出につなげたのか,などについて解説する.30年も前に始まった昔話になるが,過去の一事例として読んで頂き,読者,特に若手諸氏の勇気づけになればこのうえない喜びである.
著者
渥美 聡孝
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.70, 2018 (Released:2018-01-01)
参考文献数
2

近年,九州では大型肉食恐竜の歯の化石が発見され,恐竜研究の地として注目を集めている.古代生物の化石は生物史や系統学,分類学など古生物学的に重要な意義を持つものである.化石の中には竜骨という名で生薬として用いられるものもあるが,恐竜に由来するものではない.第17改正日本薬局方では,竜骨は「大型ほ乳動物の化石化した骨で主として炭酸カルシウムからなる」と規定されており,漢方薬原料として用いられている.しかし近年は中国政府が竜骨の採掘を制限するなど,資源枯渇に対する危機感が露わになっている.したがって,持続的利用のために竜骨代替品などの検討が行われているが,原動物が不明瞭なため対策が困難な状態にある.竜骨は東大寺正倉院にも収蔵されており,奈良時代の生薬が今も残っている.この竜骨は過去の調査でシカ科動物の化石であるとされているが,現在の市販品について分類学的に原動物の調査をした報告はない.今回,日本と中国の市場品竜骨について検討した報告がなされたので紹介する.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) Oguri K. et al., J. Nat. Med., 71, 463-471(2017).2) Oguri K. et al., J. Nat. Med., 70, 483-491(2016).
著者
池田 幸弘
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.54, no.9, pp.892-893, 2018

いつの頃からか,青梅は昭和の町,レトロの町と呼ばれるようになった.昭和生まれの筆者としては,昭和という時代がもはや遠い昔になってしまったのかと寂しい思いも抱いてしまうが,平成も30年を数え,次の元号の議論が起こりつつあることを鑑みると,やむを得ないことなのかもしれない.
著者
金子 豊
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.442, 2020 (Released:2020-05-13)
参考文献数
4

近年,がん細胞はprogrammed cell death ligand 1(PD-L1)やCD47,MHC class I複合体の1つであるβ2マイクログロブリンなどの“don’t eat me”シグナルに関連する分子を細胞表面に発現することで,マクロファージ(Mφ)による貪食作用から回避する機構を保持していることが報告されている.これらの分子を標的としたがん免疫療法の開発が進められているが,十分な治療効果が得られない例もあり,更なる標的分子の発見が期待されている.CD24はGPIアンカー型タンパク質であり,様々ながん細胞において発現が認められており,特に治療困難な卵巣がんや乳がんで高い発現が報告されている.Siglec-10は腫瘍関連マクロファージ(TAM)に強く発現する細胞表面分子であり,CD24との相互作用により細胞骨格の再構成や炎症抑制に寄与することが報告されている.本稿では,がん細胞がCD24を介してMφのSiglec-10に結合することで,Mφによる貪食作用から回避していることを明らかにしたBarkalらの報告を紹介する.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) DeNardo D. G. et al., Nat. Rev. Immunol., 6, 369-382(2019).2) Lee J. H. et al., Oncol. Rep., 22, 1149-1156(2009).3) Crocker P. et al., Nat. Rev. Immunol., 7, 255-266(2007).4) Barkal A. A. et al., Nature, 572, 392-396(2019).
著者
上杉 志成
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.271-274, 2010-03-01 (Released:2018-08-23)
参考文献数
6

1 0 0 0 OA 第23回

著者
上杉 志成
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.179-182, 2010-02-01 (Released:2018-08-23)