著者
草野 泰秀
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.132-133, 2006-08-26

教材作成(問題作成)を学習者自身によりワープロで作成して,それを実行できる授業支援ドリル型KCAI (Kusano's Computer aided Instruction)ソフトウェアを開発した。選択式,文字入力のどちらでも対応でき,さらに画像がある場合,別解がある場合にもどの教科科目にも対応できる。したがって資格試験用,小テスト,授業後の到達度,理解度のチェックに幅広く利用できる。問題ファイルをLANのファイルサーバー上におくことによって,クラス全員の成績等の一覧表を見ることができる。ステップ毎にプログラムリスト上にカーソルが移動,実行中の命令の位置とCPUとメモリの内容を即座に表示できるCASL IIのシミュレータソフトを開発した。
著者
渡邊 寛二
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.18, pp.260-263, 2002-08-31

4年間にわたって問題解決演習のための教材開発とその実践を重ね、昨年「問題解決演習ワークブック」として出版した。それを教科書として、問題解決演習を実施した。演習最後の問題解決の評価結果から、問題解決の「満足度」や「解決の度合い」では、「大変高い」あるいは「高い」と答えたものが80%以上であった。また「解決した結果として何が期待されるか」の問について、「社会人になって役立つ」、あるいは「問題解決の能力が向上した」と答えている。これらのことから、「問題解決演習ワークブック」を使った演習が十分その目的を果たしていることが確認できた。
著者
松本 宗矢
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.30, pp.198-199, 2014-08-09

ICTインフラの進展により静止画や動画のディジタルでの取り扱いが簡単になった。今回の発表ではイラストレーションを学ぼうとしている場合を例に,自ら学ぼうとする意欲のある者にとって,従来より容易に学習のための情報取得や制作者との交流が可能になった時代が到来したことをいくつかの事例をふまえつつ現状を考察する。
著者
小賀 聡
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.10, pp.58-61, 1994-07-29

高度情報通信社会におけるメディア教育の必要性は日々高まっている。「マルチメディア」という言葉に代表されるように、今後の情報通信社会において、映像や音楽をうまく取り入れた情報伝達手段がますます一般的になり、それらを上手に使いこなし、自己表現できる感覚を持った人材の育成が、必要になってきていると思われる。本発表では、音楽を専門とする専門学校において、積極的にコンピュータを取り入れた授業を行い、音楽という切り口にこだわりながら、DTM(デスクトップミュージック)からマルチメディアまでの実験授業を行ったので、その報告を行う。
著者
北澤 武 永井 正洋
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.122-125, 2010-08-21

本研究では,都内の小学校特別支援教室に通う児童6名を対象に,モバイル機器を活用した漢字学習支援の効果について追究した.本研究で用いたモバイル機器として,ニンテンドーDSi(以下,DS)を取り上げ,さらに,漢字学習支援ソフトとして,漢検DS3デラックス(ロケットカンパニー(株))を用いた.約5ヶ月間,授業中に10〜20分程度,定期的にDSを用いて漢字の読み,書き,画数,筆順などの学習活動を行った結果,すべての児童に漢字習得の効果が認められた.しかし,一部の児童は得点に執着するようになるなどの課題が認められた.
著者
下地 由美子 島尻 民子 外間 和美 外間 由美子 与那覇 峰子 知念 翠 山城 亜弓 東門口 健太
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.29, pp.214-217, 2013-11-09

当園は、開設32年目を迎えた。この間、様々な社会情勢の変化に伴い、保育ニーズ、保育サービスも大きく変化し、保育方針である「乳幼児ひとりひとりの子どもの育ちを支える」ことを基礎に、保育課程及び保育内容、教育内容をさっきPDCAに基づき「ねらい」にせまるための保育の実践、保育内容をまとめ、報告を行う。
著者
石井 美和子
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
vol.28, pp.54-57, 2012-08

コンピューターやインターネットによる情報技術が発展し、日本語教育における学習教材もマルチメディアを利用したものが日々開発されている。本研究では、チリの日本語学習者が抱える問題点を学習教材に重点を置いて明らかにし、学習者の日本語学習におけるマルチメディア教材の活用と実際について述べる。また、チリの日本語学習者がそれぞれの学習環境に適したマルチメディア教材を有効に活用できるよう、今後の課題についても検討する。
著者
横内 健一
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.14, pp.12-15, 1998-08-03

小学校4年生の社会科で、インターネツトを利用した学習を行つた。沖縄県那覇市の小学校と電子メールを使って交流を図ったり、互いに気候、生活、交通、特産物など学習の疑問を尋ねあったりしなガら自分の課題に迫る調べ学習の授業を進めた。また、ホームページを活用して調べ学習の貿料として利用する活動も行った。本校はインターネツトに直接接続する環境にはないガ、工夫することによって授業に活用してきた事例を紹介する。
著者
金森 克浩 坂本 清美 村 一浩
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.38-39, 2006-08-26

発達障害児の言語心理指導への活用を目的として「産・学・官」三者による協働体制により、療育現場や教育現場での指導に活用を目的として、多点入力の可能なタッチパネルディスプレイと療育支援ソフト「たっちゃんのコネク島」開発した。本システムでは、肢体不自由児や重度の知的発達の遅れのある子ども、自閉性障害の子どもへの指導場面で、自己効力感の高まり、因果関係の理解やコミュニケーション場面を作り出すなどの効果が見られた。本発表では、そのシステムの概要と指導事例を報告する。