著者
藤本 弘之
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.9, pp.174-177, 1993-07-27

代々木ゼミナールでは、平成元年12月よりJCSAT2号の専用回線を使用し、授業を中心とする各種教育番組の全国中継を行っている。今年の4月からさらに1本の衛星回線を使い、2チャンネル体制となったこの衛星教育システムの現状と今後について説明する。 なお「サテライン」とは、「サテライト(衛星)」と「ライン(通信網)」を合成した造語で、代々木ゼミナール衛星教育システムの総称である。
著者
松田 大佑 加藤 直樹
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.27, pp.304-305, 2011-08-20

高等学校教科情報の授業において,作品制作の場面を中心に課題の遂行可能性が向上する授業を実施した.教科の目標に従い,生徒が学習に能動的に関与するには,目標達成を見通す力を育てる必要があり,自己効力感を高める取り組みが必要不可欠であると考える.そこで,情報の実技指導における自己効力感の向上を狙った授業実践の報告と,自己効力感が向上する過程を検討する.
著者
横山 隆光
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.14, pp.102-105, 1998-08-03

生徒が学校で観測した気象のデータを登録し、各学校で学習に利用する気象の遠隔共同調査のホームページを作成した。岐阜県内の中学生が参加して、秋分の日と冬至の日の前後1週間の気象観測を行い、観測結果をホームページに登録した。登録された岐阜県内の各学校所在地の観測結果を気象の学習に活用することで、興味を持って、意欲的に学習に取り組む生徒の姿が見られた。
著者
沖 裕貴 宮浦 崇 林 泰子 井上 史子
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.27, pp.74-77, 2011-08-20

アメリカではユニバーサル化の進展に伴って1970年代後半から全米の州立大学やリベラルアーツ・コレッジの一般教育で初年次教育が取り組まれ始めた。そして,その初年次教育に欠かせないものがピア・リーダーシップ・プログラム(peer leadership program)である。ピア・リーダーシップ・プログラムとは,成績やリーダーシップ,初年次教育セミナーの経験をもとに選抜された上級生か,訓練を受けた後,主に(1)オリエンテーション・プログラム,(2)リメディアル授業,(3)アカデミック・アドバイジング,(4)寮生活における新入生対象プログラム等に従事するものである。本稿では,アメリカのピア・リーダーシップ・プログラムに類似する活動として,立命館大学を中心に我が国の各大学で取り組まれているピア・サポート制度等の学生参画の制度を紹介し,その定義と分類,活動の内容,成果と課題について報告,検討する。
著者
井上 透 杉長 敬治
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.138-141, 2012-08-25

博物館のデジタル・アーカイブ活用は,ホームページを活用した広報・情報公開だけでなく,展示情報,イベントガイド,資料・標本公開,図鑑・フィールドガイド,学習教材などデジタル・アーカイブを活用した学習支援に拡大している。(財)日本博物館協会に集積された博物館データの内,平成12・17・22年度における入館者数が把握できた1103博物館のホームページを調査し,文部科学省の「社会教育調査」及び日本博物館協会が行った「日本の博物館総合調査」などと比較・分析しその実態を明らかにするとともに,デジタル・アーカイブの活用・充実が入館者の確保など博物館経営に与える効果を検証する。
著者
西堀 二郎 太田 容次 石部 和人 木村 政秀 辻野 賢治 宮田 仁
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.21, pp.94-95, 2005

本研究は、コミュニケーションを行う上で、場面理解が困難で相手の感情の理解が乏しい児童に対しての支援、今後の方策を構想していくための研究である。具体的には、日常の学級生活の中で友達を作ることが余り得意ではなく、仲良くなりたいという気持ちがあるのだが、うまくコミュニケーションがとれないでいる児童に対してどのような支援が可能か考え、いかにして学級経営を行うかを考えていこうとするものである。最終、その児童が適切に状況を判断して、コミュニケーションがとれる能力を育成していくことを目標に支援を考え、実践を行う。さらに実践していくなかで見つかった課題について、今後どのような手立てが必要かつ有効かを考え今後の構想として発表、提案を行うものである。
著者
宮田 仁
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.14, pp.134-137, 1998-08-03

本研究では,グループでの協調的な問題解決を行う場合に,情報の共有を支援するメディアの違いが問題解決の過程や方略に及ぼす影響を検討した。具体的には大学生を対象として,グループによる問題解決の課題を与えた。その際,対面により情報カードを利用して解決するグループ,対面により口頭での討論のみで解決するグループ,対面せずパソコン通信のリアルタイムチャット(文字による討論)で解決するグループを設定し,比較分析した。その結果,解決に要した時間では,口頭討論<情報カード<チャットの順で長くなった。グループ内での協調的な発言や態度は,チャット<情報カード<口頭討論の順で多く確認でき,解決方略もそれぞれの群で異なった特徴が認められた。この結果は,情報の共有を支援するメディアの違いが,解決への異なる作業空間をデザインし,学習に影響を及ぼすことを示唆していると解釈できる。
著者
安達 一寿 青木 玲子 尼川 洋子 大西 祥世 森 未知
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.82-85, 2006-08-26

独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)では,女性関連情報への総合的なナビゲーションシステムとして,使い勝手が良く信頼性の高い「女性情報ポータル"Winet" (Women's info rmation network,ウィネット)」」を構築するために,女性情報提供の現況調査やNWECの保有する各データベースへのニーズ調査などを行い,女性情報ポータルとして備えるべき内容,機能,仕様,運用について検討を行った。その結果により,2006年4月にNWECより公開した。ここでは,サイトの考え方や基本設計,ニーズの分析の状況,実際の様子を紹介する。
著者
加藤 直樹 田中 和子 安達 一寿 江口 愛子 森 未知
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.18, pp.302-303, 2002-08-31

国立女性教育会館では, 2000年から2002年にかけて女性情報教育シソーラスの改訂を行った。改訂に伴い, 情報通信ネットワークを活用した継続的な改訂作業や既存データベースにおけるシソーラス活用機能を検討し, シソーラス編集システム及びデータベース検索のためのシソーラス参照機能を開発した。その結果, ネットワーク上でのシソーラス共有が可能となり関係機関が保有する個別データベースシステムの組織化が検討可能となった。
著者
内田 真弓
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.332-335, 2012-08-25

著者からの申し出で、著者の勤務先所属長からwebでの公開についての懸念があり、削除希望があったため
著者
佐原 恒一郎
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.214-217, 2012-08-25

重度知的障害児を対象に,タブレット端末によるICT利用教育場面を,対象児の学校に勤務していない特別支援教育に携わる教員と対象児の担任を受けもったことのある教員が視聴し,各々評価を行った。比較検討の結果,重度知的障害児にタブレット端末を利用することは有効であること、その学習課題設定など細部については教員の判断により異なることが明らかとなった。