著者
横山 隆光 加藤 直樹 日比 光治 興戸 律子 山崎 宣次 及川 浩和
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.29, pp.234-237, 2013-11-09

小中学校教職員を対象に個人情報保護と著作権の取り扱いに係る調査を行った.その結果正答率が低い項目があることが分かり,2010〜2011年度の調査と同様な傾向となっていた.職員会等や研修で取り上げた内容の正答率は高くなっていた.小学校教職員と中学校教職員とで有意な差がある項目があることも明らかになった.
著者
田中 恵梨 佐藤 正明 林 知代 三宅 茜巳 粥川 恵子 林 成子
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.27, pp.346-347, 2011-08-20

岐阜県下呂市に,拝殿が吹きさらしのため風雨にさらされ,劣化が進んでいる天井絵がある.この天井絵には下呂地域の自然や風景,明治21年当時の道具等が描かれており,この地に住んでいた人々の生活を窺い知ることができるため,地域資料として重要なものであるといえる.本論では天井絵の記録撮影,データベース化,コンテンツの作成を通して地域資料の発掘と活用について考察した.
著者
佐藤 正明 加藤 真由美
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
vol.27, pp.110-113, 2011-08

地域の図書館は、地域文化資料のデジタル・アーカイブ化とその保存・流通をし、教育等への提供とMLAの方向付けが1つの課題となってきている。このため、デジタル・アーカイブ講座に図書館司書の受講者が多くなり、これらに対処できる司書を対象にしたデジタル・アーキビスト教育のカリキュラムを構成した。
著者
加藤 尚吾 加藤 由樹
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.23, pp.248-249, 2007-08-20

本研究は、大学生を対象に、携帯メールで、立場の異なる相手から4種類の感情(怒り、罪悪、悲しみ、喜び)を生じる内容のメッセージを受け取った際に、どのようなメディア(携帯メール、PCメール、電話、手紙、対面)を使って返信をするかを調べた。さらに、どのようなメディアを使ったとき、自分の生じた感情を相手にどの程度伝わると思っているか、についても分析した。その結果、学生が、返信の際に使用するメディアと自身の感情がより伝わると思ってるメディアの間にずれがあることがわかった。
著者
持田 宗周 三宅 茜巳
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.23, pp.216-217, 2007-08-20

岐阜県下に、現在28座の「地芝居」が活動している。夫々が異なった風土の中で旧い歴史を保存し活力に溢れている。活動の中核に人と風土がある。古老からの聞き取りを軸に「村国座」「相生座」「白雲座」を調査し考察する。
著者
松本 直樹
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.86-89, 2012-08-25

1990年代の中頃以降,地方分権がに推進されている。2010年代に入ってもその傾向は依然続いている。本稿では,1990年代中頃以降の地方分権および関連する政策(規制緩和,地方分権,行政改革,財政改革など)を整理しながら,公立図書館への影響について明らかにする。特に,公立図書館に関わる制度的変化に着目した。団体自治が強化される中,図書館経営を集権的な自治体経営にいかに位置づけるかが課題となっている。
著者
増山 一光
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.29, pp.62-65, 2013-11-09

神奈川総合産業高等学校は,独立行政法人情報処理推進機構が主催する第8回IPA情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクールに学校として参加し,情報セキュリティ標語で優秀賞を得ることができた.この取り組みにおいて,多くの生徒が情報セキュリティ標語の作成をしている.そこで,本稿では,これらの作品に対して計量テキスト分析等により,高校生の情報セキュリティ意識を関する考察を行うことで情報セキュリティに対する考え方の特徴や傾向を明らかにする.
著者
大塚 基 加藤 直樹
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.16, pp.94-97, 2000-11-11

可児市では「しなやかで魅力あふれる情報交流都市」という地域像を実現するために市民主体の情報環境の整備に取り組んでいる.そのための一つのコミュニケーションツールとして,ケーブルテレビを光・同軸ハイブリットとし,市全域を網羅した双方向ネットワーク(コミュニティネットかに)を構築している.このネットワークを活用することで,小中学校と教育研究所,社会教育関係の施設,その他市内の公共施設・機関などが連携し,情報交流を行いながら地域社会の中で学校教育を推進していくことが求められている.小学校における授業実践事例をもとに,学習指導における地域の通信ネットワークの利用方法や授業構成のあり方等について提案する.
著者
齋藤 陽子
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.406-409, 2010-08-21

社会科における個の特性を生かす電子教科書の構成に関して,特に地域素材の教材化について検討した.電子教科書のマルチメディアとハイパーリンクを生かした構成が効果的であると考え,デジタル・アーカイブ手法により教材化された地域素材をデータベース化し,学習者が個に対応して主体的に情報にアクセスすることができる構成が必要であると考えた.さらに,通信ネットワークの利用により,直接地域の人々とコミュニケーションを図ることができたり,さらなる情報を検索したりすることが可能であると考えた.ここに,個の特性を生かす電子教科書教材としての地域素材の総合化について検討したので報告する.
著者
太田 容次 梅田 真理 伊藤 由美
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.27, pp.206-209, 2011-08-20

国立特別支援教育総合研究所では,発達障害教育情報センターを2008年8月に設置した。当センターでは,発達障害のある子どもの教育の推進・充実に向けて,発達障害にかかわる教員及び保護者をはじめとする関係者への支援を図り,さらに広く国民の理解を得るために,Webサイト等による情報提供や理解啓発,調査研究活動を行うことを目的としている。本発表では,発達障害のある子どもの教育に関わる教員を対象に,双方向型Webの機能を活用し実施した教材教具の活用に関する2010年度の情報交換の概要を報告する。
著者
宮田 仁
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.21, pp.160-163, 2005-08-20

宮田が2002年に開発した携帯電話対応コメントカードデータベースシステムを応用し, 愛知万博の中米パビリオンで来館者対象の携帯電話対応パビリオン展示評価システムを構築し, 実施した。中米7ヶ国のパビリオン関係者に日本のモバイル先端技術を提供するとともに, 来館者に混雑したパビリオンでの待ち時間や移動時間にアンケートに回答できるユビキタス環境を提供した。その結果, 毎日来館者約1, 000名から回答が寄せられ, その評価得点や意見をもとにパビリオン展示を具体的に改善し, 改善点が来館者から歓迎されたことを確認できた。来館者による本システムの評価も良好であった。
著者
井上 透
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.21, pp.52-55, 2005-08-20

国立科学博物館は、自然史・科学技術史標本資料及びバーチャル自然観察など学習資源コンテンツのデジタル・アーカイブス化を進めている。近年、新館オープンに併せて展示解説の支援システムやネットワークを通じた全国的な博物館情報提供システムの開発を行い、活用の高度化を図っている。今後は全国規模での人材育成により各博物館のデータ連携協力が望まれる。