著者
槇場 政晴
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.230-233, 2012-08-25

知的障害のある高等部生徒のための情報コースを支援学校高等部内に設置した。情報教育の授業のカリキュラムに「特別支援教育における遠隔共同学習プロジェクトチャレンジキッズ」の取り組みを課題の一つに取り入れ、ゴーヤを育てるという課題を中心に、木工、園芸、情報の各教科の連携を図った指導計画を立てて指導を行った。その結果、学習意欲を高めることは出来たが、知的障害のある生徒の情報教育を就労へつなげることの難しさが見えてきた。
著者
永田 真吾 東原 文子 高木 渉 大森 理佐
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.324-327, 2012-08-25

小学校3年生が習得する程度の動作語の理解が困難な軽度知的障害者4名を対象に、動作語の指導を行った。指導にあたり動作語の意味を寸劇で表わすビデオ教材を作成した。これを用いて小集団指導したところ、教材視聴後にディスカッションを進めていく中で、一人ひとりの意見が不充分であっても、指導者の発問に対して4名で意見を出して練り上げていくことにより、単語の意味を構成する要素を満たしていくことが示された。
著者
東原 文子 河村 久
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.328-331, 2012-08-25

通常学級で発達障害児にも学級全体にも支援になる(学習のユニバーサルデザインとしての)デジタル教科書の利用法を考える為の準備として、個別指導の場での説明文指導におけるデジタル教科書の効果を検討した。自閉傾向のある小学校5年男児1名への10回の指導を通して、デジタル教科書の映像の利用が効果をもたらすことが示されたが、その評価法自体も、通常の方法ではなく対象児の特性に合わせて開発する必要性が認められた。
著者
武田 正則
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.206-209, 2012-08-25

近年,ユビキタス情報社会の推進により協働的な学びの環境が整いつつある.そのような中で,教育の情報化ビジョンに対処した授業実践をすすめるには個別・協働・一斉学習などの様態(形態・能力)を弾力的に転移させながら,学習目標の達成に向けた展開が求められる.本研究では,国際援助計画手法であるPCM(project cycle management)手法を参考に,3つの参画領域から協働学習のモデル化をめざした.具体的には,プログラム評価の視点による単元学習指導案(teaching plan),タキソノミー的視点による学習促進案(facilitation plan)の開発および実践をおこなった.
著者
岸本 忠之
出版者
一般社団法人日本科学教育学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
vol.26, pp.71-72, 2002-09-12
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
石川 敬史
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.28, pp.90-93, 2012-08-25

十文字学園女子大学司書課程(以下,十文字司書課程とする)におけるビジョンの構築を視野に入れ,司書資格取得希望学生の動機や意欲,これまでの図書館利用経験等の特徴を明確にすることを目的に意識調査を実施し,先行研究のLIPER調査等との比較分析を行なった。その結果,高校生の頃に司書資格取得を考え,小中高での読み聞かせの経験が高く,学校図書館職員へやや強い印象を持つが,将来の職業との関連には消極的な姿勢がある等の特徴が明らかになった。これらを踏まえ,十文字司書課程のビジョンと教育プログラムの再構築に向けた課題を検討した。
著者
苅田 知則 脇谷 咲
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.254-257, 2010-08-21

本研究では,自発的な音声発話のない自閉症児に対して,五十音キーボード式コミュニケーションエイド(トーキングエイド,あのね♪DS)をフィッティングした.更に,(1)場面・状況に応じてコミュニケーションエイドを使い分けることを指導し,(2)理解・表出語彙を増加させるための個別指導を加えた結果,対象児の自発的なコミュニケーションが増加したので,そのフィッティングと指導のプロセスについて報告する.
著者
岡田 健 広瀬 武男 那須 富子 古森 ゆかり 市河 康司
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.5, pp.115-118, 1989-08

子供の学習進度や学習評価をもとに、一人ひとりの学習課題を作成するシステム(NIRS-II)を用い、個別学習プリントを冬休みの学習課題の一つとした。当市においてははじめての実践であり、子供や保護者がどのようにこのプリントを受け止めているか調査を行った。その結果、教師の子供への配慮が感じられる。子供の学習意欲が高まったなど、この学習プリントに期待する保護者の意見が多かった。
著者
小田 和美 永野 和男 渡部 昌邦
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.18, pp.47-48, 2002
被引用文献数
1

Web上の学習用素材資源が、次第に充実してきている。静止画、動画、いずれも今は、ネットワークの回線スピードの制約を受けているが、いずれ技術的な問題は解決されるだろう。そこで問題になるのは、著作権問題を含めた、管理と運用である。現在は、多くの資源の教材利用が、著作権による使用制限を受け、利用の際の自由を失っている。だからといって、素材資源のフリーなダウンロードを許可すると、営利目的等の不正使用を招く。教育界として、教育目的の教育実践者による素材の使用・改良の自由を保障するマーク及びルールを決め、広くその認識を広めることは、今後の教育コンテンツの有効活用にとって、必要であろう。そこで筆者らは、そのためのマークを提案・作成し、既に幾つかのコンテンツにおいて実際にマークの使用を開始している。
著者
本郷 健 齋藤 実 須藤 崇夫 堀口 真史 佐野 和夫 横田 一弘
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.300-301, 2010

情報科教育の目標として,情報的な見方・考え方の育成を提案し,教材の開発を進めて来ている.新しい考え方を普及させ,普段の教育場面で広く実施していくためには,先進的実践者のさまざまな教育資料を共有する必要がある.特に,新しい考え方を目標として掲げた授業では,授業イメージが捉えにくいという課題がある.授業で初めて展開しようとする時に求められる指導資料等を中心に情報を提供するサイトを試作した.
著者
鳥海 健 荒川 信行 石出 勉 森棟 隆一 安井 浩之 松山 実
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.21, pp.188-191, 2005-08-20

新しい学校グループウェア「学習アセスメント支援システム」を提案, 開発している. 本システムは学校への導入およびメンテナンスが容易であること, コストを低く抑えること, 学校現場の環境・状況に合わせてシステムのカスタマイズが可能であることを目指している. 本報告ではシステムの技術面および機能面について説明する.
著者
吉井 直子 高田 雅美 城 和貴
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.27, pp.258-259, 2011-08-20

幼児が効果的に形の学習を行うためには,適切な教材が必要である.そこで,本稿では,物体の輪郭を取り出すエッジ抽出が施されたエッジ画像を用いて実験を行い,幼児の奥行き知覚に関する特徴を考察する.実験結果から,5歳児男子は5歳児女子より奥行きをよく知覚していること,5歳児女子は個人差が大きく,平行に並ぶものより重なりがあるものをよく知覚できるということが検証できた.
著者
織田 揮準
出版者
一般社団法人日本科学教育学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.85-86, 1998-07-10
被引用文献数
2