著者
江草 由佳 高久 雅生
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.69-74, 2007-05-25
被引用文献数
1

日本語書誌データを対象としてSRU/SRWプロトコルに対応した書誌検索システムを開発した。国立教育政策研究所教育図書館が提供している「教育研究論文索引」の日本語論文書誌データ約12万件を対象とし,さらに同図書館OPACログデータを元にしたテストクエリセットを作成し,これらの検索がSRU/SRWを通じて行えるかを確認するとともに,実運用規模における検索システムの可能性について考察した。
著者
江草 由佳 高久 雅生
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.123-130, 2011-05-28

教育分野の研究論文や雑誌記事を対象とした論文データベースである教育研究論文索引は,国立教育政策研究所教育研究情報センター教育図書館によって作成されている.この教育研究論文索引のレコードがCiNii データベースとどれくらい重複しているかについて調査し,その分析結果を報告する.調査の結果,EPI データベースの収録論文のうち59~63% はCiNii にも収録されていることが分かった.これらの調査結果は,教育研究論文索引のサービス向上のための基礎データとするとともに,実サービスにおける論文リンクとして提供している.
著者
谷澤 琢朗 山本 昭
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.158-164, 2016

日本語のテキストを対象に、漢字の部首による分類の可能性を調査した。Excel マクロを作成し、テキストの漢字部分を部首に変換した。部首の出現頻度、頻度順位を異なる分野のテキストにおいて比較した。タイトルと全文とで部首頻度、頻度順位は同様の傾向を示した。「頻出7部首」はどの主題分野においても上位に現れた。図書タイトルでは、分野に特徴的に多く/少なく出現する部首が見られた。同一雑誌を一冊単位で分析すると、どの号もほぼ順位は一定であった。一方、雑誌の個々の記事単位では差が見られた。バルクなテキストの分類に対して部首の利用が有効であることが示唆された。
著者
国分 芳宏 岡野 弘行
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.316-327, 2010-02-15
被引用文献数
1

構文解析や用語標準化などの自然言語処理を目的とする440,000語規模のシソーラスを開発した.このシソーラスでは,各用語の持つ関係語の数が膨大なため,観点(ファセット)を導入して分類し,採択した用語を探しやすくしてある.また,差別語,表記の揺れなども区別できるようにするなど工夫をこらしている.本稿ではこのシソーラスについて,パッケージソフトのカスタマイズ機能およびインターネットや他の辞書との連動機能,用語の標準化などについても紹介した.シソーラスを作成する際の留意点と課題をも指摘する.
著者
田辺 和俊 鈴木 孝弘
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.223-242, 2015-09-28 (Released:2015-11-20)
参考文献数
160

近年,国家間あるいは各国内の所得格差が幅広い関心を集めている.格差の原因に関する理論的研究はこれまでに数多く行われているが,現実の所得分布を再現する理論モデルは未だ得られていない.所得格差の原因を解明する目的で,所得分配に影響すると考えられる要因を説明変数として回帰分析(OLS)を行い,決定要因を探索した実証的研究が多数報告されている.しかし,これまでは少数の説明変数と線形のOLSのために高い精度のモデルが得られていなかった.本研究では,非線形回帰分析手法の一つであるサポートベクターマシン(SVM)を用いて161カ国のジニ係数(目的変数)と経済,政治,教育,健康,技術分野の57種の説明変数との相関を解析し,感度分析法を用いて57種の変数の中から所得格差の決定要因を探索する実証研究を試みた.その結果,25種の要因によって161カ国のジニ係数を決定係数(R2)0.795という高い精度で再現するモデルを構築した.また,25種の決定要因の中では政治的要因の寄与が最大であり,次いでGDP等の経済的要因と医療費等の健康要因がほぼ同程度の寄与であることが判明した.
著者
岡部 晋典 佐藤 翔 逸村 裕
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.333-349, 2011-12
被引用文献数
2

本稿ではオープンアクセス運動の契機となったBudapest Open Access Initiative(BOAI)について分析し,これがどのような意図のもとで公開されたか調査した.まず,BOAIを提唱し,オープンアクセス運動を支援している財団であるOpen Society Institute(OSI)と,その設立者であるGeorge Sorosについて紹介し,彼らの思想的根拠であるKarl R. Popperの提唱した「開かれた社会」概念について概観した.また,BOAI中にその思想が影響していることを明らかにした.次に,オープンアクセス運動に関連する文献群中でのPopperおよび「開かれた社会」への言及状況とBOAIの受容状況の定量的計測から,オープンアクセス関係者の間での「開かれた社会」関連思想の認知状況を検討した.その結果,OSIは「開かれた社会」という政治思想の実現を目的にオープンアクセス運動に関与しているにもかかわらず,他のオープンアクセス運動関係者はこの思想の存在には言及していないことがあきらかになった.Open access movement is a hot issue in a recent Library and Information Science. This article analyzed 'the Budapest Open Access Initiative (BOAI),' which triggered the open access movement. First, this article introduced the foundation, 'the Open Society Institute (OSI),' which has proposed and supported BOAI, and its founder, George Soros. We also surveyed their philosophical basis, the concept of 'Open Society' -Karl R. Popper advocated. In addition, we revealed that BOAI was affected by the concept of 'Open Society'. Second, we revealed how people accepted the concept of 'Open Society' by quantitative analysis of literatures about open access. As a result, it was revealed that while OSI participated to the open access movements to achieve the concept of 'Open Society' people in open access movement have not referred to OSI's intention.
著者
斉藤 香里 村井 源 徃住 彰文
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.144-151, 2009-05-16
参考文献数
5

本研究は,自然言語表現から,心的状態が言語表現に与える影響を捉えることを試みる.ブログ記事とアフィリエイト広告を対象として,広告の有無によって,言語表現に異なる特徴が現れるかを検討した.商品紹介記事を分析対象に,計量文体分析と内容分析,修辞表現の比較を行なった.この結果,広告のある記事ほど,記事文中に書き手の受けた印象や雰囲気の記述が多くなった.さらに,書き手の意見や印象を強調する表現が多く現れていた.また,広告のある記事には,逆接を挟んで評価を逆転させる,商品評価の表現が多く見られた.これら表現の差は,ブログ閲覧者の購買行動喚起に対する,ブログの書き手の意欲の差によるものと考えられる.
著者
狩野 芳伸 神門 典子
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.179-184, 2013-05-25 (Released:2013-07-25)
参考文献数
7

「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトでは、最初の課題として大学入試センター試験の自動解答を目指している。本稿では、そのうち歴史系科目を対象とした解答器作成の試みを報告する。我が国の大学入試は、基本的に高校教科書の範囲内から出題されることになっている。しかし、人工知能が機械的に解くという観点でみると、範囲内というのは曖昧さがあるうえ、潜在的に人間の常識や知能を前提にしている。我々はあくまで教科書内の知識のみを用いるアプローチで、どこまで自動解答が可能かを試みた。歴史系科目とセンター試験の特性を鑑みて、解答にあたってはあえて論理的な構造や解析を排除し、教科書内の表現が肯定的であることを前提に単語を基本とする知識でどこまで解答可能かを探った。
著者
研谷 紀夫
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.93-98, 2008-05-23
被引用文献数
1

インターネットを中心とするデジタルネットワーク空間においては、電子化された歴史資料など多様な文化資源情報が格納されている。これらの情報内には様々な歴史的人名・組織情報が含まれているが、各人物に関する参照情報を提供することによって資料情報のより深い理解を促進させることが可能となる。本研究では、現在のインターネット上の人名・組織情報の現状を調査した上で、デジタルネットワーク上で共用可能な主に明治以降の近代期を対象とした歴史的人名・組織典拠情報の可能性について検討する。
著者
五島 敏芳
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.25-32, 2005
参考文献数
8
被引用文献数
1

最近, 記録史料の電子的検索手段のデファクト国際規格EAD, Encoded Archival Description(符号化記録史料記述)を, 日本の記録史料の記述または目録へ適用する試みがある.しかし, それらは共通のデータ記載形式を持っていない.そこで本稿では, 米国のEADデータ構成・記載形式についてのガイドラインの内容を検討し, 記録史料管理上および技術上の要点を析出する.加えて同ガイドラインの一つに基づくデータ構築の支援工具作成の取り組みを紹介する.
著者
佐藤 翔 永井 裕子 古賀 崇 三隅 健一 逸村 裕
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.383-402, 2011-09-27 (Released:2011-12-13)
参考文献数
34
被引用文献数
2 2

本研究では機関リポジトリへの論文登録がその論文の被引用数と電子ジャーナルのアクセス数に与える影響を明らかにするために,『Zoological Science』掲載論文を2つの機関リポジトリに登録し,被引用数と電子ジャーナルアクセス数への影響を観察する実験を行った.実験は2008-2010年にかけ行い,実験前後の機関リポジトリ登録論文の電子ジャーナルアクセス数,被引用数の変化を,登録しなかった論文と比較した.また,機関リポジトリ登録論文の利用状況を分析するとともに,機関リポジトリ利用者と電子ジャーナル利用者をIPアドレスに基づき比較した.その結果,機関リポジトリへの登録により電子ジャーナルアクセス数が減ることはなく,新たな利用者を獲得できていた.しかし論文の被引用数を増やす効果はなかった.機関リポジトリ利用者の多くが動物学研究者ではなく,他分野の研究者や一般市民であったためと考えられる.
著者
荒井 俊介 辻 慶太
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.1-19, 2013-02-20 (Released:2013-04-18)
参考文献数
34
被引用文献数
1 2

Blog やTwitter に書かれた日常的な質問を収集し回答を呼びかけるWeb サイトを構築すれば,記事の著者は効率よく回答を得ることが出来るかもしれない。本研究では次の2 つのステップからなる記事の収集方法を提案し,実際に質問を提示するWebサイトを構築して,有効性の検証を行った。即ち,(1)疑問の書かれた記事に特徴的な表現を用いた,既存のサーチエンジンによる検索,(2)テキスト自動分類を用いた疑問の書かれた記事の抽出,である。(1)では「タイトルが思い出せない」をキーワードとして用いることで,効率的に疑問の書かれた記事を抽出できることを明らかにした。(2)ではブースティングと決定木を用いる事で効率よく抽出できることを明らかにした。さらに疑問の書かれたBlog 記事30 個とTwitter 記事31 個をWeb サイトに提示した結果,それぞれ6 個と5 個の記事の著者を満足させる回答が得られた。
著者
大槻 明 岡田 謙一
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.350-361, 2011-09-27 (Released:2011-12-13)
参考文献数
17

本研究では,筆者らが提案している知識を構造的に俯瞰表現する「構造化俯瞰図」をさらに発展し,同図を構成する各知識に属性情報や叙述を付与し,それら属性情報等を含めた知識同士の関係性を意味付けしたうえで俯瞰マップを作成するCosut(Concept Support Tool)について提案する.Cosutを使用することにより,当該知識群のさらなる整理や分析を実現することが可能となる.つまり,企業における新商品開発や課題解決時,さらには研究機関における新理論の検討時など,様々な場面における知識の有効活用に資することができるものと考える.評価実験では,構造化俯瞰図を使用した場合に比べた定量的分析及び概念構造の変化を分析した.その結果,仮説をまとめるためのアイディアの量的な増加傾向が確認され,さらには,Cosutが被験者の概念構造に直接影響を与えた部分を把握することが可能になるなどの発想支援的な効果が認められた.
著者
大槻 明 岡田 謙一
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.350-361, 2011-09-27

本研究では,筆者らが提案している知識を構造的に俯瞰表現する「構造化俯瞰図」をさらに発展し,同図を構成する各知識に属性情報や叙述を付与し,それら属性情報等を含めた知識同士の関係性を意味付けしたうえで俯瞰マップを作成するCosut(Concept Support Tool)について提案する.Cosutを使用することにより,当該知識群のさらなる整理や分析を実現することが可能となる.つまり,企業における新商品開発や課題解決時,さらには研究機関における新理論の検討時など,様々な場面における知識の有効活用に資することができるものと考える.評価実験では,構造化俯瞰図を使用した場合に比べた定量的分析及び概念構造の変化を分析した.その結果,仮説をまとめるためのアイディアの量的な増加傾向が確認され,さらには,Cosutが被験者の概念構造に直接影響を与えた部分を把握することが可能になるなどの発想支援的な効果が認められた.
著者
廣瀬 怜那 松村 敦 宇陀 則彦
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.131-136, 2011-05-28

近年、ディスカバリインターフェースの登場により、資料選択のための様々な機能の開発が行われている。本論文は分類番号を図書館内の位置情報に反映させたディスカバリインターフェースについて説明する。このインターフェースの目的は検索結果が持つ様々な意味的構造を利用者が理解しやすいように支援することである。今回は日本十進分類の体系を意味的関係とみなし、資料に付与された分類番号を館内地図上に写像することによって、検索結果の意味的関係を俯瞰的に眺められるようにした。
著者
丸山 千晶 石塚 英弘 小野 理
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.178-184, 2010-05-28 (Released:2011-06-25)

野鳥の分布とその関連情報をWebで提供するGIS (地理情報システム)の典型例として,アジアの鳥類分布データベース:BirdBaseがあり,2004年から公開されている.同システムはArcIMSの当時の版を用いて構築されており,その後に実現し,注目されているGoogle Maps API技術は用いていない.BirdBaseは野鳥の分布とその鳥の生息環境を示す土地利用情報を検索表示する総合システムであるが,野鳥の分布と土地利用情報を同時に見やすい形で表示することは容易でない.そこで,Google Maps API関連技術を用いた野鳥分布と土地利用情報を検索表示するシステムを試作した.野鳥分布データベースはBirdBaseの開発・運用機関:北海道立総合研究機構環境科学研究センターから許可を得て,北海道の野鳥のデータに限定して期間限定で借用した.
著者
佐村 敏治 西村 治彦
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.2_63-2_68, 2006 (Released:2006-12-27)
参考文献数
5

Biometrics is classified into verification and identification. A lot of researchers of the keystroke dynamics have treated the verification which is used for the user login, based on the assumption that people each type in uniquely characteristic manner. However, its error rate is large compared with other verifications, for instance, by the fingerprint and the retina. In this research, we pay attention to the identification and investigate several characteristics of English text typing on the keystroke dynamics. As an efficient measure, time-interval between press and release of the key (p-r time) is extracted, by which a personal fluctuation of keystroke data is minimized. Experimental results show that the proposed methods on the personal fluctuation are considerably promising.
著者
植村 八潮
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.356-365, 2010-12-04 (Released:2010-12-30)
参考文献数
10

2010 年は「電子書籍元年」と呼ばれる熱狂的な電子書籍ブームとなり,電子書籍コンテンツの制作と流通対応が急がれている.このためには電子書籍コンテンツの生産性を向上し,さらに制作した電子書籍を多種多様なプラットフォーム・端末において利用し,提供できる環境作りを行う必要がある.このような環境整備の一つとして,日本語電子書籍ファイルフォーマットの標準化が求められている.電子書籍交換フォーマットの現状と標準化について報告する.
著者
岡田 吉史 澤井 政宏 楠 芳之 長島 知正
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.59-70, 2005
被引用文献数
1

Web上のオンラインショップの増加に伴い, ユーザの嗜好性に基づいて商品や情報を推奨するシステムが提案されている.しかしながら, それらは個々のユーザが, 商品や情報のどの特徴や性質に着目して好んでいるか, すなわち"嗜好理由(こだわり)"を考慮するものではなかった.<br/> 本研究では, 音楽アーティスト推奨を例に, ユーザの"好きなアーティスト"と"その嗜好理由"に基づき, ユーザの好みに合うと思われるアーティスト推奨法を提案し, その実装システムの開発を行った.本システムは, 同時に好まれるアーティスト(と, それらに対する嗜好理由)の関係を表す相関ルールを格納したデータベースを持つ.本論文では, テストクエリを用いた評価実験をとおして, 1)嗜好理由の導入がアーティストのランキング精度に効果的に働くこと, 2)従来の相関ルールに基づく推奨手法に比較して高い推奨精度を持ち, 3)少ない計算量で推奨可能である, ことを示す.