著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.417, pp.88-91, 2019-06

全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」の開発で知られていたスタートアップ、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(以下セブン)は4月23日、東京地方裁判所から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約22億5000万円に上った。パナソニック、大和ハウス工業…
著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.331, pp.98-100, 2012-04

巨額の損失を計上するメーカーが相次ぎ、家電業界が揺らいでいる。その影響で中小企業も経営を圧迫されている。 2012年2月14日に東京地裁から破産手続き開始の決定を受けた電子基板組み立ての電研産業(東京・大田)も、そんな1社だ。負債総額は約12億円だった。 創業は1948年。中野敬史郎会長の父親が、通信機用のトランスやコイルなどを製造する会社として立ち上げた。
著者
江口 克彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.301, pp.14-17, 2009-10

私が松下幸之助に仕えるようになって間もない、昭和43年の春のことでした。「松下さんについて話がしたい」と見知らぬ人から電話がかかってきました。今でもよく覚えています。Kさんという人でした。 「これからそちらに行くから」と言うので、「どちらからですか」と聞くと「大阪の豊中だ」と。豊中からPHPのある京都まで、車で飛ばしても1時間はかかる。
著者
星野 佳路 樋口 武男
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.399, pp.68-75, 2017-12

創業者が幹部に経営を委ねた後、大きく成長したのが大和ハウス工業です。バトンを引き継いだ現会長の樋口武男さんは、創業者の石橋信夫オーナーを深く敬愛し、その精神の継承に力を尽くされています。樋口さんが抜擢される前、創業者のご長男が社長を務めた時期があります。しかし、父の決断により3年で降板しました。
著者
井上 俊明
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.371, pp.84-86, 2015-08

この釣りざおなどを卸していたエム・オン(山口県柳井市)が、6月26日、山口地方裁判所岩国支部から破産の開始決定を受けた。社長は古川左千夫氏で、申し立て時の負債総額は約10億円。全国的に倒産件数が低い水準にある中、「山口県内でもここ半年ほど10億円…
著者
星野 佳路 矢野 博丈
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.413, pp.82-85, 2019-02

第24回 矢野博丈さんは、一代で100円ショップ最大手「ダイソー」を築いた大創産業(広島県東広島市)の創業者です。2018年3月、社長の座を次男の靖二さんに譲りました。 親族に会社を継がせる気持ちは皆無だったという矢野さんが、どう変わっていったのか。
著者
佐々木 主浩 高柳 正盛
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.330, pp.10-13, 2012-03

──日本企業にとって海外進出は待ったなしの状況です。佐々木さんは日本球界だけでなく、米メジャーリーグでも素晴らしい成果を上げました。海外で成功するために、最も大切なものは何ですか。 僕が一番に心掛けたのは「慣れること」です。慣れないことには、本来の力が発揮できませんから。「郷に入れば郷に従え」です。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.400, pp.30-33, 2018-01

最近注目を集めている採用方法がある。リファラル・リクルーティング(社員紹介採用)だ。リファラル採用とは、いわば「新・縁故採用」。社員が友人や知人に声を掛ける方法だ。採用面接で不合格になる場合もある点で、初めから事実上、入社が決まっている「コネ入社」とは異なる。
著者
萩原 央江
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.382, pp.50-54, 2016-07

「母は施しを嫌がった。人にお金をもらって子供を育てるくらいなら死んだほうがましと思ったのだろう。母に手を引かれ、姉2人と近所の利根川まで水浴びに行った。姉たちは泣いていたけれど、まだ幼かった私は意味が分からず、ニコニコしていた。
著者
星野 佳路 福島 範治
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.410, pp.96-99, 2018-11

星野 なるほど、現場ですか。借金の額など、さまざまな要素を総合的に見れば、先行きは不透明。しかし、現場に目を向ければ、社員たちが少しずつ、自信を回復し始めている。現場に、福島さんが経営者として来てくれて良かった、という人が増えていた。
著者
白井 一幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.403, pp.12-15, 2018-04

導入教育とはどういうものか。なぜ大切なのか。それを理解するために白井一幸氏に取材した。白井氏は、プロ野球の北海道日本ハムファイターズで、2軍監督やヘッドコーチを務めた。常勝球団に変わったのは「チームの勝利」と「個人の成長」が選手の頭の中でつながったからだ。
著者
山下 泰裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.304, pp.48-50, 2010-01

私はスポーツの勝負の世界で生きてきました。つくづく思うことがあります。勝利の女神は気まぐれです。どんなに努力しても、どんなにがんばっても、報われないことがあります。女神が"いたずら"をするのです。 でも、それは短期的に見たときの話です。10年、20年、30年のスパンでは、勝利の女神は人の努力をよく見て、誰を勝たせようか決めているのです。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.403, pp.18-20, 2018-04

どうしたら新入社員は働く意欲のスイッチが入るのか。カーディーラーや一般ユーザー向けに自動車のガラス交換サービスを手掛けるダックス(鳥取県米子市)では、新入社員に対してあらゆる機会を通じて、努力することの大切さや働く意義を伝えている。同社の本田章郎(あきお)社長は「以前に比べると、こちらの話したことが若手社員の心に響くまでに時間がかかるようになった」と話す。
著者
戸田 顕司
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.332, pp.54-57, 2012-05

江戸時代の劇作家、近松門左衛門が幼少を過ごした福井県鯖江市吉野町。武家屋敷や古道など吉江藩の面影を残す一角に、世界の愛飲家が注目する蔵元がある。加藤吉平商店だ。創業は桜田門外の変が起きた1860年、当主を務める加藤団秀代表は11代目となる。 加藤吉平商店が展開する「梵」ブランドで扱うのは純米酒のみ。
著者
荻島 央江
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.402, pp.90-93, 2018-03

深刻な経営危機に陥り、クラブの存続すら危ぶまれていたものの、その7カ月後、初のJ1昇格を決めたV・ファーレン長崎。監督も主力選手の顔ぶれも変わっていないにもかかわらず、なぜこれほど短期間で強いチームへと変貌できたのか。快進撃の理由を探った。
著者
安藤 毅
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.338, pp.6-8, 2012-11

5候補が乱立した自民党総裁選を安倍晋三・元首相が制し、1955年の自民党結党以来、初となる総裁への返り咲きを果たした。各種世論調査では次期衆院選での自民党の政権奪還が有力視されており、48年10月の吉田茂・元首相以来の首相再登板の可能性も高まってきた。 安倍氏は2006年9月、小泉純一郎・元首相の後を受け、52歳で初の戦後生まれの宰相となった。
著者
内藤 裕紀 飯村 かおり 福島 哉香 久保 俊介
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.408, pp.12-15, 2018-09

既存事業だけでは、じり貧になる。かといって新規事業に取り組むと失敗する──。この悪循環から脱する術(すべ)はあるのか。そもそも失敗とは一体何なのか。新規事業に関する根源的な問いを深掘りした。まずはゲームが主力の、ドリコムの内藤裕紀社長に失敗の定義を改めた経緯を聞こう。
著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.323, pp.52-55, 2011-08

一口サイズのチョコレート「チロル」のブランドで知られる菓子の企画・販売会社であるチロルチョコは、コンビニの販路を拡大し、業績を伸ばした。2009年3月期の売上高は113億円。ところが、その後は売上高が伸び悩み、赤字になった。社長の松尾利彦は「いつの間にか社内にムダが入り込んだ」と気付き、全社の改革に乗り出した。
著者
星野 佳路 大塚 久美子
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.407, pp.86-89, 2018-08

ファミリービジネスは成熟市場で事業展開することが多い。私が引き継いだ旅館業もそうでしたし、大塚家具が手掛ける家具販売もそう。社長の大塚久美子さんと私は、父との対立を経て経営権を握ったという共通点を持ちますが、今回はその問題は一度脇に置き、成熟市場に目立つ「低価格の新興勢力」との戦い方を議論しました。自社が提供したい価値が伝わらない──。顧客とのコミュニケーションに課題を感じるという大塚さん。私たちの意見交換が、同じ悩みを持つ経営者のヒントになれば幸いです。
著者
小田 禎彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.367, pp.40-42, 2015-04

経営者がどんなにマニュアルを整備し、サービス向上の重要性を訴えても、最終的にお客様に笑顔を見せ、気働きをするのは従業員です。その意味では、サービス向上の最後のカギは従業員のモチベーションをいかに高めるかにかかっているともいえます。