出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.405, pp.26-29, 2018-06

パーソナル・グラス・アイックス●メガネ販売 一昔前は単価3万円以上が当たり前だったメガネ業界。それが2000年代から5000〜1万円の均一価格を打ち出した低価格チェーンが続々登場し、高価格帯の商品を扱う既存チェーンや小規模なメガネ店が、軒並み苦況に陥っているのは周知の通りだ。そうした中、平均客単価が約20万円、低価格製品の20倍以上という高額メガネを提供し、人気を博しているメガネ店がある。福岡県飯塚市のパーソナル・グラス・アイックスだ。
著者
藤縄 武士 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.385, pp.48-50, 2016-10

贈答品など向けに国内で圧倒的な知名度を誇る洋菓子「ヨックモック」。2015年11月、23年ぶりに創業家出身者がトップに就いた。ロングセラー商品を生み出すことができる秘訣を新社長に聞いた。
著者
荻島 央江
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.395, pp.46-51, 2017-08

創業者の天才的なひらめきを社員が素早く形にすることで成長してきたジャパネットたかた。最大の試練はカリスマ、髙田明氏の引退だ。偉大な先代からどのように事業を受け継いでいくのか。仮説と検証で奮闘する若き後継者、髙田旭人氏の模索は続く。
著者
井上 俊明
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.365, pp.80-82, 2015-02

関西ヌードル麺類の製造・販売、豆腐・油揚げの販売大阪で著名な製麺業者が、2014年9月、民事再生法の申し立てに追い込まれた。廉価販売で利益が伸びず資金繰りが悪化、じりじり追い詰められた結果だった。会社分割により、事業自体は飲食業者の傘下で継続・再…
著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.298, pp.92-95, 2009-07

ビデオカメラやコンピューター機器用の金属部品を製造する研精舎(東京都大田区)は5月25日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債総額は185億円に上った。 同社の水谷渉社長は債権者説明会の冒頭で謝罪し、「世界不況の大波を正面から受け、昨年11月から急速に売り上げが低迷、法的再建を選んだ」と話したという。
著者
福島 哉香
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.405, pp.52-54, 2018-06

神奈川県内で回転寿司店「ジャンボおしどり寿司」を12店舗展開するエコー商事(横浜市)が4月2日、東京地方裁判所に民事再生の適用を申請した。負債総額は約15億円だった。何が問題だったのか。地元出身の人に尋ねると、ジャンボおしどり寿司は知名度があり、なじみ深いという。会社は破綻したとはいえ、店は営業を続けている。そこで記者は5月、平日と休日の午後1時半頃、日野本店(横浜市)に行ってみた。平日の昼過ぎは全100席に対し、埋まっていたのは1割程度。一方、日曜日は、待合席も満席の混雑ぶりだった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.412, pp.36-39, 2019-01

そこで小巻館長は、最初に約200人のスタッフと対話をすることから始めた。「なぜこれまで辞めないでいたのか」「ピューロランドの仕事をしていて楽しかったことは何か」「大変だったことは何か」「ピューロランドをアピールするとしたら、どこをアピールしたい…
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.337, pp.20-23, 2012-10

岐阜県関市で建材加工を手掛けるトマト工業は、社員11人の小さな会社だ。大手建材メーカーの下請けとして、2005年頃には3000万〜4000万円の売り上げがあったが、今から4年前のリーマン・ショックで倒産の危機に追い込まれた。 住宅業界が大きく冷え込み、建材加工の仕事は激減。09年9月期の売上高は2450万円で、640万円の経常赤字に沈み、実質的な債務超過に陥った。
著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.302, pp.92-95, 2009-11

創業100年を超える水産缶詰メーカー、信田罐詰(千葉県銚子市)が8月28日、千葉地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債は約37億円に上った。 信田罐詰は「サバカレー」や「銚子風おでん缶」などのヒット商品を送り出していた。 活力を失わない老舗企業──。そんなイメージさえ抱かせた会社がなぜ追い込まれたのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.409, pp.36-38, 2018-10

新日本プロレスリングが「V字回復」を果たした要因は、先代、先々代の社長による巧妙なバトンの受け渡しにあった。復活の原動力になる布石を、元トップの2人に語ってももらった。 「プロレスというコンテンツに秘める可能性を考えれば、目標とする100億円の売り上げなど、通過点にしかすぎません」 こう語るのは、今年5月に新日本プロレスリング(以下、新日本プロレス)の社長を退任した原田克彦氏だ。
著者
メイ ハロルド・G
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.409, pp.32-35, 2018-10

数々のスターを生み出しながら低迷した新日本プロレスリング。タカラトミーで経営手腕を発揮、赤字から脱却させた実績を持つハロルド・G・メイ新社長にカウント2.9からの復活の要因を聞いた。──新日本プロレスリング(以下、新日本プロレス)は長らく低迷していました。何が原因だったのでしょうか。 メイ 新日本プロレスは46年という長い歴史を持つ会社です。プロレス団体としての規模も世界で2番目に大きい。かつてはゴールデンタイムにテレビ放送もされ、人気は絶大でした。ところが…
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.415, pp.41-43, 2019-04

サトーホールディングスは日報を経営改善につなげていた。このページからは、日報を使って社員の仕事のスキルを上げたり、社内の一体感をつくり出したりしている2社を取り上げる。物流倉庫の効率改善を手がけるジャロック(東京・中野)と、みそかつ専門店を運営する矢場とん(名古屋市)だ。ジャロックでは、社員の自己成長を促すために日報共有サービスが使われている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.339, pp.12-15, 2012-12

生活用品の製造卸、アイリスオーヤマ(仙台市)の大山健太郎社長は、毎週月曜の午前10時から午後6時近くまで丸1日を「プレゼン会議」に全力投球する。またの名を「新商品開発会議」というこの会議は、大山社長にとって特別なものだ。その証拠に、月曜はほかの予定を一切入れない。 「会議は事業の根幹そのもの」と大山社長は明言する。
著者
上阪 徹
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.380, pp.36-41, 2016-05

日本発のメガベンチャーをつくる。世界一の会社にする。日本人の誇りを取り戻す。そんな徳重の壮大な夢に、多くの賛同者が現れた。ソニー元会長の出井伸之や米コンパック日本法人の元会長の村井勝ら、そうそうたる顔ぶれが出資者に並んだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.303, pp.18-21, 2009-12

寿スピリッツは経営が悪化した全国各地の中小の菓子メーカーを傘下に収め、再生する。業績回復の切り札になっているのは、すべてのグループ会社で行う朝礼である。 吉川しおりさんは、北海道千歳市にある人気菓子店「ドレモルタオ」で笑顔を振りまきながら働いている。入社2年目の20歳。同店に併設したカフェでの接客が主な業務だ。
著者
丹 道夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.312, pp.44-46, 2010-09

大丈夫。僕のときもそうでしたよ。心配しなくても、任せる仕組みをきちんとつくれば、人は育つし、いい人も集まってきます。 富士そばの歴代常務の前職は、ダンプカーの運転手、セールスマン、ラーメン店の店員、酒場勤め……。専門家ではないし、お世辞にも、一流の学歴や職歴を持つ人はいません。それでもみんな、立派に仕事をしてくれたし、今もしてくれています。
著者
シュシャン ジェローム 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.380, pp.52-55, 2016-05

ベルギー発の高級チョコレートブランド「ゴディバ」が、日本で絶好調だ。2010年12月期の売上高133億円から、15年12月期は282億円と倍増。躍進の秘密は、弓道の精神を取り入れたフランス人社長の手腕にあった。
著者
宗次 德二
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.398, pp.12-17, 2017-11

経営を続けていれば、誰しも逆境に直面するが、トップの向き合い方次第で、結果は大きく変わる。まずはカレー店チェーン、壱番屋の創業者、宗次德二氏の体験談に耳を傾けてみよう。2001年9月25日午前6時半、私は福島県にあった直営の「カレーハウス CoCo 壱番屋福島森合(もりあい)店」に、たった一人でいました。カウンターの化粧鋼板を壊していたのです。ハンマーでくぎ抜きを打ちつけて。
著者
小田 禎彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.368, pp.56-58, 2015-05

石川県・和倉温泉の高級旅館「加賀屋」。かつては人材採用に苦労したというが、精神的にも肉体的にも従業員が働きやすい環境を整えたことで、次第に優秀な人材を確保できるようになった。こうして従業員満足…
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.389, pp.38-41, 2017-02

「祖母の松子は、子供を背負って自ら営業活動をするなど創業時から祖父を献身的に支え続けた。2代目となる4人の息子たちの結束を固める上で大きく貢献したのも祖母だと思う」(3代目の中島基善社長=上写真)。 松子氏は、息子たちが幼い頃から毛利元就の「…