出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.403, pp.87-89, 2018-04

「中小企業は今後、嫌でも降格人事を迫られる」。名南経営(名古屋市)代表社員で、社会保険労務士の大津章敬(あきのり)氏はそう指摘する。大企業では既に、若手を抜てきし、ベテランを役職から外す動きが活発化している。経営環境が激変する中で、若手を役職者に起用したい。となると、ベテランを降ろさないとポストが不足する。しかも年金の受給開始年齢が徐々に上がり、シニア社員は増える一方だ。
著者
坂本 孝
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.311, pp.28-30, 2010-08

「人はどこまで信用できるのか」。退任後、悩む日々を送りました。「社員に裏切られた」とも正直、思った。性善説と性悪説がぐるぐると自分の中で揺れ動いた3年間でした。 迷いを抱えながら、月に1度、京セラの稲盛和夫名誉会長の話を聞く。そんな生活を過ごしました。私は、稲盛さんが主宰する経営勉強会「盛和塾」に長年通っていますので。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.410, pp.22-25, 2018-11

自社に効く研修は何か。答えはなかなか見つからない。であれば、社員の成長につながると信じて数を打とう。それを実践しているのが、物語コーポレーションだ。物語コーポレーションの社内の合言葉はなんと「おせっかい」。外食企業であれば、「おもてなし」や「ホスピタリティー」と考えがちだが、そうでないところにこの会社の面白さがある。同僚や先輩、後輩のためによかれと思うなら躊躇(ちゅうちょ)なく、積極的にどんどん関わっていこうというもので、社員教育や研修体系にもその姿勢が貫かれている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.386, pp.27-29, 2016-11

孫社長は今年6月、一度は後継者候補に指名したニケシュ・アローラ氏と袂(たもと)を分かち、社長の続投を宣言。すると、7月には英半導体設計会社、アームホールディングスを3兆3000億円で買収すると決めた。続く10月にはサウジアラビアの政府系ファンドと組み…
著者
山北 陽平
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.409, pp.84-86, 2018-10

──山北さんは経営コンサルタントとして、組織の行動マネジメントに着目しています。山北 かつて、当社の企業研修に参加した若手社員が、研修を受けた直後はやる気に満ちあふれているのですが、会社に戻るといつも通りの仕事しかできないという例がよくあり…
著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.304, pp.99-101, 2010-01

塹壕掘りやバリケード、要塞構築といった「地形加工」は、近代戦争では欠かせない重要な作業。しかし、古代の戦争は、「どこであろうと敵と出会うや否や戦いに突入する」という単純なものだった。ローマ共和国の名将、ルキウス・コルネリウス・スーラは、事前の地形加工で自軍の4倍近い敵を撃破。
著者
片瀬 京子 松田 元
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.387, pp.34-36, 2016-12

11月5日に開催された広島東洋カープの優勝パレードでは、集まった31万人が歓喜に酔いしれた。経営資源が乏しく低迷が続き、一時はチームカラーにかけて〝赤貧〟と揶揄(やゆ)された同球団の復活を牽引したのは、松田元(はじめ)オーナーのしつこい経営だ。ま…
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.305, pp.14-19, 2010-02

「当時、会社の資金が何とか回っていたのは、たまたま景気が良かったから。今なら潰れていたかもしれない」。埼玉県伊奈町に本社を置く段ボール箱製造業、アースダンボールの奥田敏光社長は、自社の"ドンブリ勘定時代"をこう振り返る。 同社は1953年、奥田社長の祖父が埼玉県新座市に設立。奥田社長は大学を卒業した82年、2代目である父が社長を務めていた時代に入社した。
著者
神農 将史
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.351, pp.54-57, 2013-12

最終回アトリエ・ド・フロマージュチーズなどの製造販売で人気のアトリエ・ド・フロマージュ。商品の売れ行きは好調なものの、生産効率の悪さから利益が薄い。山田は職人気質だけでは成長限界があると説き、注文の徹底管理を提案した。
著者
中村 俊郎 税所 篤快 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.363, pp.44-48, 2014-12

過疎の故郷で義肢装具メーカーを起業し、世界から注文を受ける優良企業に育て上げた中村俊郎・中村ブレイス社長。映像授業を活用し、途上国の教育を支援しようと世界各地で奮闘する税所篤快・e-Education創業者。以前から中村社長は税所さんにアドバイスを送り続…
著者
大塚 久美子 北方 雅人 久保 俊介
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.392, pp.34-43, 2017-05

──45億円の赤字転落を受け、事業承継後、大塚社長が進めてきた改革は間違いだったのではないかという声が挙がっています。今日は、プロキシファイト(委任状争奪戦)に隠れた事業の実態を浮き彫りにしたい。そもそも、大塚家具のビジネスモデルに危険な兆候…
著者
石破 茂
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.368, pp.13-15, 2015-05

今、大胆な金融緩和と機動的な財政出動で、日本経済はどん底から脱しつつあります。しかし「アベノミクスで給与が増えると言うけれど、うちは上がっていない」「株価が上がったと言うけれど、自分は儲かっていない」という人は数多くいます。 日本では、大…
著者
枝野 幸男
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.328, pp.14-16, 2012-01

父親が流し台メーカーの孫請け会社を経営していました。正社員は母親と番頭さんが1人。ほかはパートさんという零細企業です。家の敷地の中に会社があったので、高校生の時分、仕事が忙しいと手伝いをさせられていました。 流し台は、現場でいろんな部品を取り付けるじゃないですか。その部品、例えばビスを何本かまとめて袋に入れて、関連の部品と一緒に段ボールに詰める。
著者
植松 努 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.378, pp.46-48, 2016-03

──植松電機は昨年ドラマ化され、話題になったベストセラー小説『下町ロケット』のモデルともいわれます。北海道赤平市の小さな町工場が、最先端のロケット開発に挑戦し続けることができたのはなぜでしょうか。植松 植松電機はリサイクル業界などで利用され…
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.398, pp.42-45, 2017-11

最後は、町工場が連携して「戦わない経営」を実践しているケースだ。誰もやらないこと、誰もできないことに挑戦し、競争と距離を置く。利己的な考えを捨て、共通の使命の下、顧客と市場を創造し続ける。「営業時間内のお問い合わせ 2時間以内でご対応!」 京都試作ネット(京都市)のウェブには、異例のレスポンスの速さをうたう文字が並ぶ。
著者
伊勢 彦信 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.372, pp.40-43, 2015-09

「森のたまご」などのブランド卵を持ち国内鶏卵市場で約15%のシェアを握るイセ食品。新事業として東南アジアの養鶏業者140社への卵生産技術・ノウハウのライセンス提供に取り組む。垂直統合モデルの中で開発し、磨き上げてきた育(いく)雛(すう)、採卵な…
著者
安倍 昭恵
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.371, pp.30-33, 2015-08

特別インタビュー直近は安保関連法案で支持率に陰りも見られるが、久しぶりの長期政権を築いた安倍晋三首相。病気による突然の辞任からの復活。パートナーである安倍昭恵さんは、当時何を考えたのか。
著者
山崎 伸治
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.401, pp.52-57, 2018-02

失敗は多くの教訓を与えてくれる。ここで登場する1人は、上場まで果たしながら会計不正をした人。もう1人は、優良部品メーカーとされた会社を破綻させてしまった人。2人の元社長が事の経緯と、その渦中で考えたことを振り返った。
著者
田村 賢司
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.375, pp.38-45, 2015-12

店頭のショーケースに並ぶ牛肉の塊。うまみの深さと柔らかい食感でここ数年、ブームになっている熟成肉に若い女性達のグループが引き寄せられるように店へ入っていく。京都市を中心に首都圏と関西圏で46店を展開するステーキチェーン、ゴリップは今、外食業…
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.350, pp.22-25, 2013-11

最初から、立派な叱り方ができる人などいないだろう。叱れば叱るほど、社員が離れる。そんな挫折の先に気付きがある。経営者3人の叱り方、そこに至った心の葛藤を取材した。