著者
草野 隆史
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.300, pp.40-42, 2009-09

昨年、麻生政権の支持率の低さを見たのがきっかけです。一体、自分は社員にどれくらい支持されているんだろうと気になりました。 また、私は会社を設立してまだ5年なので社長として未熟です。そのため、思い込みで経営してしまうのが一番怖い。現場の考え方と乖離しそうになったとき、早期に気づける仕組みを今から埋め込んでおきたいと思いました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.354, pp.16-23, 2014-03

事業ポートフォリオも大きく見直した。その理由は、資本回転率の低さだった。貴金属製造には金や銀、プラチナの地金などが必要になるが、仕入れはすべて現金払いの上に相場変動が激しい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.329, pp.14-16, 2012-02

「オレは朝、誰と電話していたんだ?」。住宅会社の社長のAはふと、朝にかかってきた電話の相手を思い出せないことに気付いた。「まあいい。今日は忙しかったから、単なるど忘れだろう」と、その時は意に介さなかった。 しかし、ある日のことだ。 「社長、明日の銀行との交渉ですが……」。経理担当役員の言葉に、Aは驚きの声を上げた。「おい、何だ、それは。
著者
片瀬 京子
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.377, pp.64-66, 2016-02

第17回チャンピオンカレーの概要所在地: 石川県野々市市創業: 1961年売上高: 約6億5000万円社員数: 15人事業内容: カレーの製造など 濃厚で粘度の高いルーに、カツと千切りキャベツのトッピング。これが、石川県のご当地グルメ、金沢カレーだ。そのブ…
著者
井上 俊明
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.373, pp.92-94, 2015-10

若い女性に人気のブランド、「サマンサタバサ」。その財布などをOEM(相手先ブランドの生産)していたのが、美巧(東京都中央区)だ。同社は、7月28日に全従業員(正社員35人、パートタイマー30人)を解雇して事業を停止し、翌29日に東京地方裁判所から破産手続…
著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.394, pp.88-90, 2017-07

ピーク時は売上高が65億円を超えた創業50年のスポーツ用品店運営会社。テニスや自転車のブームが去り、売り上げが低迷するようになると、マラソンブームを狙った出店の負債が重荷となり、資金がショートした。文/宮坂賢一 4月初め、スポーツ用品店運営のアー…
著者
桜井 淑敏
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.322, pp.22-24, 2011-07

「今こそ、オヤジさん(宗一郎)に学ぶべき」。3月11日以降、誰かがそう言い出すはずだと思っていた。今、経営者に必要なのは、不屈の精神と明るさだからだ。あんなにしつこくて諦めない人は、世の中にそういなかったからね。 1984年、F1チーム総監督に就任した桜井淑敏は、宗一郎の技術への執念を肌で感じた1人だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.402, pp.18-21, 2018-03

原価管理を徹底し、分析した結果を示して取引先を選別する。セオリーとしては理解できても、うまく実践できている中小企業はあるのか。その疑問にシャッターメーカーの社長が答える。 ショッピングモールや駅の売店などで、水平方向に動かして開閉するシャッターを見たことがあるだろう。横引シャッター(東京・足立)は、このタイプのシャッターの製造が得意分野だ。売上高約2億4000万円、社員数約30人の会社を率いる市川慎次郎社長は、創業者である父の急逝に伴い、2012年に後を継いだ。
著者
加藤 修一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.313, pp.25-27, 2010-10

私は、経営は「終わりなき駅伝競走」だと考えています。会社の経営にゴールがあるならば、そこに向かって全力疾走すればいい。しかし現実には、ゴールも期限もありません。創業から何年たとうが、売上高がいくらになろうが、お客様と従業員がいる限りは、会社を続けていかなければならない。
著者
矢野 博丈
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.311, pp.16-19, 2010-08

先を見通そうとすること自体がいけんのよ。先見性なんて、そもそも人間は持っておらん。 高度成長期には、500坪の倉庫を800坪にした者が勝ち、よそで成功したアイデアをいち早く持ってきた者が勝った。右肩上がりを前提に考えていればうまくいき、そうやってたまたま成功した者を「先見性があった」と称しただけ。 先見性でなく、歴史観が必要なんよ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.311, pp.32-35, 2010-08

ファーストリテイリング会長兼社長、柳井正の自宅には、ある人物が著した書籍の全集が並んでいるという。一倉定。1999年に80歳で逝去した経営コンサルタントだ。柳井はインターネット上の書評サイトでこのように絶賛する。 「故・一倉定氏は、『会社は社長によって決まる』という信念を持って、経営者だけを指導したコンサルタントです。
著者
上田 惇夫 吉岡 陽
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.302, pp.68-70, 2009-11

1938年生まれ。64年に慶應義塾大学経済学部を卒業。経団連会長秘書、広報部長などを経て、現在はものつくり大学名誉教授、ドラッカー学会代表などを務める。ドラッカーのすべての主要著書を翻訳。
著者
永井 学
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.322, pp.90-93, 2011-07

「期待してフォローしていただいた方、申し訳ありません。できる社長とは言えませんでした」。ネットサービス「twitter(ツイッター)」で倒産に至った心境をつぶやく。『千円札は拾うな。』(サンマーク出版)に代表される、読者を挑発する書名でベストセラーを連発した著名経営者らしい今様の報告だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.295, pp.28-33, 2009-04

社員の3日間の苦労が社長の判断によって一瞬で無駄となる。それがジャパネットたかたの日常だ。 同社のテレビ通販番組「快適ショッピングスタジオ」では、3日前に何の商品を扱うか仮決めする。商品をアピールする構想を練り、セットや小道具を作り、カメラワークを考える。 しかし、本番当日、高田社長がかなりの確率で、予定をひっくり返してしまう。
著者
大村 禎史
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.309, pp.14-17, 2010-06

──西松屋の店舗はよく言えば「シンプル」、はっきり言えば味も素っ気もありません。いつ行ってもお客さんは少ないし、駐車場もガラガラ。一見、繁盛しているようには見えないのですが。大村 それが、私たちが目指す「理想の店舗」なんです。どの店もいつも空いているのは、店内が混雑してお客様にご迷惑をかけないように、計算して出店戦略を立てているからです。
著者
櫻田 厚 中村 栄輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.391, pp.31-33, 2017-04

櫻田厚氏は18年務めた社長の座を昨年、中村栄輔氏に譲って会長に専念した。互いに連携しながら、櫻田氏は主に海外事業、中村氏は国内事業を担当する。事業承継を機に、会社をどう強くようとしているのか。トップ2人に聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.309, pp.18-21, 2010-06

西松屋の1日の来店客数は1店舗当たり約200人で、営業時間は午前10時から午後8時までの10時間。単純計算すれば、1時間当たり20組しか店を訪れない。 およそ200坪の店内に、3分に1組しか客が来ないのだから、いつも空いているのは当然だ。顧客にとっては、確かにストレスなく買い物できる店と言える。
著者
永井 学
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.335, pp.82-84, 2012-08

7月初旬、仙台市内の子供服店「ベリーズ・ベリー」に足を踏み入れると、陳列中の商品数は少なめで、どことなく寂しい雰囲気が漂っていた。 「昔は毎週のようにカラフルで多種多様な新商品が発売され、店内にも活気があった。次第に新商品の数が減り、売り場に新鮮さがなくなっていった」と、元店員は言葉を詰まらせる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.346, pp.22-24, 2013-07

ベリトランスは昨年、インドネシアの財閥でインターコンチネンタルホテルの運営や不動産事業を手掛けるミッドプラザグループなどと、合弁会社のミッドトランスを立ち上げ、クレジットカード決済代行サービスを開始した。既に約50社のEC事業者がサービスの導…
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.403, pp.90-92, 2018-04

「明るい降格」は、実例の蓄積にかかっている。そう考える星野代表の下、昇格と降格を何度も体験した星野リゾートの社員の証言から、実践のポイントを探る。 「トップが語る理想と、現場の実態が違う」ことに若手が不満を募らせることはよくある。かつての星野リゾートもそうだった。そんなとき、抜てきと降格が、1人の社員の気持ちを変えた。