著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.299, pp.99-101, 2009-08

1571年、「レパントの海戦」でオスマン帝国に勝利したスペインは、地中海の制海権を奪取。「無敵艦隊」と称された海軍力を武器に、その影響力はカリブ海まで達していた。 スペインの世界制覇を食い止めるべく立ち上がったのはイングランド。スペインの支配下にあったオランダの独立運動への支援を開始した。
著者
井上 俊明
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.382, pp.9-12, 2016-07

経団連に加盟する企業の就職面接解禁から1カ月。大手の選考は進んでいるが、中小企業の新卒採用は後ろにずれ込む見込みだ。そこで、注目したいのが、中小企業に役立ちそうな求人サービスが充実してきたことだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.350, pp.47-51, 2013-11

これは米山社長が教育の柱にしている「産地研修」の一コマだ。毎月5人前後の社員を首都圏から宮崎に送りこみ、養鶏場や加工工場を見せ、生産者の話を聞かせる。APの生販直結モデルの「生」の部分を体感する研修だ。 当然、食肉処理の現場も見学する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.339, pp.52-55, 2012-12

さくら住宅は、横浜市栄区の閑静な街区にある社員約30人の住宅リフォーム会社だ。電球の取り替えや門扉の部品交換など数千円単位の仕事を進んで受け、そこで獲得したお客をリピート客に育てて成長してきた。受注の7割はリピート客が占めるという。 JR本郷台駅からクルマで10分の本社のほか、鎌倉や逗子などに4店を展開。
著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.333, pp.44-47, 2012-06

2012年4月期の売上高は前期比14%増の39億6000万円で、経常利益は2億3000万円。東日本大震災が起きた11年3月こそ既存店の売上高伸び率が前年比マイナスとなったが、翌月以降はプラスを維持している。今期は売上高45億6000万円を見込む。 29店ある「ねぎし」はいずれも、東京都内の主要駅近くに立地している。
著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.297, pp.109-111, 2009-06

古代史において「アレキサンダー大王と並ぶ最高の王」と評されるキュロス大王。一見常識外れの博打戦略が、古代オリエンタル世界の統一という大偉業の礎となった。 文章での記録が残っている最も古い戦争は、紀元前600年にまで遡る。その中でも、人類史上最古の"小が大に勝った戦い"と言えるのが、「キュロス大王のディンプラ平原の戦闘」だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.298, pp.20-23, 2009-07

社員には「いつも笑顔やで。忙しいときに顔がひきつっとるようではプロとして未熟や」と教えています。 一流のレストランのウエイターなどのプロは、どんなに店が忙しくても笑顔を絶やしません。余裕があるように見せながら、仕事は素早くこなします。 私は「技術を磨かなあかん」「熟練度を高めなあかん」と現場の社員に伝え続けています。
著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.314, pp.140-143, 2010-11

ジャスダック上場のアーム電子(東京都八王子市)は、8月23日、東京地方裁判所に民事再生手続き開始を申請した。 電気製品の試作に使う基板を短納期で生産し、業績を伸ばした。通常なら1週間近くかかる多層基板の試作を3日ほどで仕上げるスピードが売りだった。 しかし、リーマン・ショックなどにより大幅な赤字を計上していたところに、子会社の架空売り上げ計上が発覚。
著者
髙田 明
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.343, pp.50-53, 2013-04

過去に、売り上げや利益の数値目標を掲げたことは一度もないので、私にとっては異例のことです。これまでは「前年を下回らないこと」だけを自分と社員に求めてきました。数字を目標にすると数字に気を取られ、身の丈に合わないことをしたり、お客様の存在を…
著者
石坂 典子
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.368, pp.60-63, 2015-05

私たち石坂産業は、ホタルを育てています。 産業廃棄物処理会社がホタルを育て、地域の環境教育に役立てている。そう説明すれば大抵、褒められます。 けれど、私にはほろ苦い気持ちもあります。
著者
北川 慎介 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.349, pp.62-64, 2013-10

2020年、東京五輪開催が決まり、中小企業の先行きにも明るさが出ると期待を寄せる。中小企業をグローバルニッチと小規模事業者に分け、双方に合った政策を打ち出したいと語る。今回から、安倍政権の中小企業政策の方向をキーパーソンに聞いていく。
著者
笹﨑 静雄 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.369, pp.40-43, 2015-06

埼玉県日高市でレストラン、精肉店、ハム・ソーセージ工場などを経営する埼玉種畜牧場・サイボクハム。養豚から食肉加工、販売まで「完全一貫経営」を貫く世界でも希有な存在の畜産企業だ。 「食とは人に良いもの」との思いから徹底して品質にこだわりつつ、…
著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.301, pp.109-111, 2009-10

マラトンの戦いから10年、再びペルシャに追い詰められたギリシャ。逆転のきっかけは、一つのうそだった。 紀元前490年、マラトンの戦いでペルシャに劇的勝利を収めたギリシャ国民は、勝利の喜びに沸き返っていた。そんな中、ただ一人、ペルシャ軍の再遠征を警戒する将軍がいた。アテネのテミストクレスである。
著者
原 晋 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.377, pp.15-17, 2016-02

中国電力でのサラリーマン生活を経て、箱根駅伝で連覇を達成した青山学院大学の原晋監督。陸上界には珍しい異色の経歴が、新風を巻き起こしている。一見「チャラい」キャッチレーズを掲げて若者の心をつかみ、確実な結果を出す理由は何か。
著者
大山 健太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.320, pp.8-11, 2011-05

震災が起きた3月11日、私は千葉県の展示会場にいました。すぐに車を走らせましたが所々道が通れず、仙台市の南にある角田工場(宮城県角田市)に着いたのは2日後、日曜の朝です。 週が明けて14日、月曜の朝礼に参加できた社員は、震災の影響で全体の6割に当たる500人。彼らを前に私はこう話しました。
著者
荻島 央江
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.305, pp.34-38, 2010-02

神田は必ず、店長にアポイントを取る。訪問時間はいつも、客足が一段落する午後3時から5時の間。そこまで気を使っても、店長から「忙しいので今度にしてください」と断られることもある。経営者の都合より、自分の都合。強権型の経営者にそんなことを言ったら、即刻クビかもしれないが、神田は「分かった、また今度ね」と電話を切る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.381, pp.18-21, 2016-06

ライフスタイルアクセントの山田敏夫社長が、ファクトリエの仕組みを構築した狙いは、製造拠点の海外移転などで地盤沈下が進む日本のアパレル工場を再興し、世界的なブランドに高めること。冒頭の三田さんは、まさにこの事業目的に賛同し、ファンになった。…
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.322, pp.25-27, 2011-07

「ようやく発売できた。お客様に申し訳なかった。私もここに登場できて、車ともども喜んでいる」 6月16日、ホンダの新型車「フィットシャトル」発表会の席上で、社長の伊東孝紳は、こんな感想を述べた。フィットシャトルは3月11日の東日本大震災で部品の調達が困難になり、発売延期を余儀なくされていた。 伊東が口にした「喜び」。
著者
森光 孝雅
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.415, pp.22-24, 2019-04

クリームパンと言えば八天堂。こんなイメージが定着するほど、ヒットが続いている。始まりは12年前、100種類以上あったパンを「くりーむパン」一つに絞った決断にある。一度は倒産しかかった会社を再建した森光孝雅社長が、生みの苦しみの舞台裏を語った。──2007年に100種類以上あったパンを「くりーむパン」一つに絞りました。大胆な決断です。 森光:「倒産するかもしれない」という恐怖を二度と味わいたくない。この一心からでした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.393, pp.26-31, 2017-06

だが、70年に国内初の女性用ジーンズ専門メーカーに転じる。このとき、当時まだ存在しなかった女性用という新市場を自らの手で切り開いた。これから紹介するベティスミスの数々の変革の裏には、創業期の原体験がある。