著者
落合 慶広 鈴木 英人 篠沢 一彦 鈴木 智
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-09-18

気象予報業務の自由化に伴い、局地・短時間の詳細な気象予測情報の提供が望まれている。そこで、本稿では、ニューロ技術を利用して3時間先までを分単位で、かつ、数km以下の詳細な降水予測情報を生成することが可能なニューロ気象予測システム"My Weather"について述べる。
著者
中川 朗 羽田 陽一 牧野 昭二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05

サブバンドエコーキャンセラ(SBEC)は、音声の白色化効果による適応フィルタの収束速度向上、間引きによる演算量の低減が望める。その一方で、帯域分割/合成フィルタ処理による遅延や定常消去量の低下が問題となる。本報告では、図1に示すポリフェーズ型SBECの2つの帯域分割用プロトタイプフィルタA(z)、B(z)のフィルタ長および適応フィルタ長に着目し、収束特性の改善方法について検討した。
著者
木下 裕一郎 吉沢 滋 種市 修浩 加藤 貴文 降旗 浩司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-09-18
被引用文献数
2

デジタル磁気記録読出し波形を数ビット(bと略)毎に切出し、ニューラルネット(NNと略)に学習、認識させるニューロ弁別(この様に略)はNNの学習能力により、干渉波形を学習させる事で高密度弁別が可能となり、NNの未学習入力も認識する汎化能力により、記録密度変動にも強い特徴を持つ。この二つの特徴とその実現可能性はシミュレーションですでに示した。また、この方法は従来の1b波形中の1点の振幅或は位相で判断するのではなく、数bの波形全体で判断するいわば波形弁別なので、高周波正弦波雑音や、幅の狭いパルス雑音に強い特徴的な雑音弁別特性をも持つ事がわかっている。しかし、ランダム雑音では1点の雑音レベルでなく入力する全サンプリング点での雑音レベル:ランダム雑音波形が問題なので、取扱いが難しくこれまでエラーレート評価ができないでいた。ここでランダム雑音エラーレートの問題点、線密度と雑音の関係、研究手法等について、まだ模索中ではあるがこれまでの考察結果を述べる。
著者
生駒 英明 中村 隆一 原 章雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-09-18

GaAsの表面は多量の表面準位が存在し、表面フェルミ準位のピンニング現象を起している。そのだめ、GaAsのMIS(金属-絶縁膜-半導体)構造においてはSiの場合のように反転層、蓄積層が形成されないとされている。現在GaAs素子はショットキーゲートFET(MESFET)が用いられているが、MISFETがが不可能なだめ、SiのCMOSのような低消費電力の回路が組めない。まだHEMT,HBTや半導体レーザの表面バッシヴェーション膜も重要であるが、なかなか良好な絶縁膜がないのが現状である。とくに半導体レーザではその信頼性がパッシヴェーション膜によって左右される場合がある。含回、GaAsをヘリコン波を励起したN2とArプラズマにより表面処理(窒化まだは酸窒化)を行った結果、比較的に良好と思われる絶縁膜(およびMIS構造)が得られたので報告する。
著者
村瀬 正敏 吉田 誠 関谷 和幸 山本 克彦 山下 隆司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-09-18

NTTでは停電時における通信サービスの確保のため大量のシール鉛蓄電池を使用しており、定期的にその状態を把握しておくことが重要であるが、これまで簡単で有効な方法がなかった、。今回、蓄電池を含めた停電バックアップ時の給電回路の正常性を確認し、蓄電池の劣化状態を比較的短時間で把握する試験機能を開発したので報告する.
著者
竹内 章 大津 智 室山 誠一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-09-05

高調波電流を効率良く抑制する技術がますます重要となっている中、著者らは、小形・高効率化を目指し二入力トランスを用いた方式の高力率コンバータを検討してきた。さらに、入出力電力のアンバランスを補償するためのエネルギー蓄積素子の低電圧化のための回路についても報告した。本報告では、トランス二次側に低電圧のエネルギー蓄積素子を有する高力率コンバータを提案し、動作条件、主回路動作、および無停電電源への適用について述べる。
著者
川井 拓摩 寺西 俊裕 有木 康雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-09-18

ニュース映像をマルチメディア情報資源としてディジタル化し、索引付けして分類する研究を行なっている。この研究では、テロップ中の文字を認識して形態素解析し、二文字以上の名詞をキーワードとして抽出し、このキーワードを索引としてニュース記事に付与するとともに、政治・経済などの10分野に分類している。これまでの報告では、テロップの文字切り出し率は92.2%であったが、文字認識率が53.1%と低く、これが原因となって、索引付与率と記事分類率が78.1%、62.5%と低い結果になっていた。文字認識率が低い理由としては、学習に使っている文字フォントと、テロップとして使われている文字フォントの違い、テロップ中の文字に重畳する雑音があげられる。今回、平滑化フィルタを使ってこの雑音を除去する処理を行ない、文字認識率が向上するとともに、索引付与率、記事分類率が向上したので報告する。
著者
武田 浩二 涌井 文雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05

コンピュータグラフィックスなどでのべクタプロセッサーとラスタプロセッサーの稼動効率を高めるには,ベクタ,ラスタ変換器の高速化が重要である.このため直線描画については,実数演算で線分を描画するDDA方式に加えて,整数演算のみで高速処理できるBresenham方式などが報告されている.ここでDDAは傾きを求めるための除算が必要になるのに対して,Bresenham方式は除算を乗算に置換する等演算の高速化が図られ,かつ量子化娯差のみで線分描画を可能としている.更に同方式の高速化を実現するには,繰り返し使用する加算段数の削減が重要な意味を持っている.本小文では以上の点を改善すべく浮動基数に基づく高速ディジタル直線描画アルゴリズムを提案し,本アルゴリズムの特徴を活かした構成法について検対したので報告する.
著者
斉藤 亮治 村木 さおり 宇敷 修一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, pp.644-645, 1996-09-18
被引用文献数
3

低ひずみ整流回路方式は、原理的に力率1まで制御可能な回路方式、力卒1までは制御できないが構成の簡単な回路方式の2つの方向で検討されている。後者の方式として2スイッチで構成した3相力率改善回路が提案され電流波形改善の帰還制御なしで良い結果が得られることが報告されている。この回路は*パルス幅制御なしで入力AC電圧のピーク以上の整流電圧で波形改善ができる。*スイッチのピーク電流は大きいが6スイッチ方式に比較し数が1/3なのでスイッチの利用率は高い。などの特徴がある。本稿では、この2スイッチ回路の特徴をもち4スイッチで構成した絶縁出力を得る3相入力低ひずみ整流装置について検討したので、回路方式、動作と特徴、シミュレーション方法と結果について概要を報告する。