著者
中山 光幸 浅香 貴幸 粕谷 陽介 清水 康敬
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13

本研究の目的は、自律神経の1日の変動を分析して環境の評価を行い、その結果を学習環境の改善に役立てることである。そこで生体信号の24時間計測を行い、環境変化が自律神経にどのような影響を及ぼすのかを検討した。その結果、交感神経は起床時前後に、そして副交感神経は就寝中に活発化することがわかった。
著者
岩田 治也 廣部 厚紀 榎本 忠儀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-09-05
被引用文献数
7

既存のGaAsディレイフリップフロップ(D-FF)に比べ、動作速度、消費電力の優れたH+L+型(1POP型)D-FFを報告した。1POP型D-FFは図1に示す様にCMP(Compare)gateでClockを受けている。所望の高性能特性を得るには高駆動能力のクロックドライバー(Clk Drv)が必要となり、これを含めるとD-FFの消費電力は増大する。今回、この問題を解決した改良型D-FF(改良1POP型)を開発し、0.5μmGaAs MESFET技術を用いて電源電圧(V_<dd>)0.5Vで最高動作周波数2.20GHz、消費電力0.61mWが得られた。1POP型に比べ、周波数は13%の改善、電力は2/3以下に減少した。
著者
岩垂 司 小銭 正尚 野口 迪子 折登 一彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13

研究業績は人事、予算配分、プロポーザル採択などの際の重要な判断材料であるが、その評価に関し現状では確たる基準があるとは言い難い。我々は研究業績評価のための基礎作業として、論文の自己評価を被引用度と対比して内容を検討し、更に自己評価と被引用の理由の調査から、研究当事者と他者との評価の異同の解明を試みた。
著者
丸山 秀典 松井 仁志 大城 雅博 宗像 健二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-08-13
被引用文献数
2

次世代のマルチメディア移動通信において 20〜30Mbps の高速伝送を実現するためには、マルチパスフェージングによるデータ品質劣化を回避する手段がポイントとなる。かかる手段として今回、信号推定能力と演算規模のバランスを重視し、かつ 24Mbps の高速処理が可能な遅延判定帰還型信号推定器 ( DDFSE : Delayed Decision Feedback Sequence Estimator) を試作し、これを無線モデムに搭載し評価したのでたので、その評価結果について報告する。
著者
中嶋 信二 浜本 隆之 半谷 精一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13
被引用文献数
2

我々の生活の中でその個人が誰であるかを証明することが、セキュリティを保つ上で非常に重要である。中でも筆者照合は、サイン(署名)を人間が照合するのが一般的であるが、これを自動化することで電子商取引等への応用が期待できる。このような場合を想定し、文字形状とは違って後に残らない情報を積極的に利用した照合方法が研究されている。本報告では筆記運動の中の「ペンの傾き」に着目したしたオンライン筆者照合の一手法を提案する。
著者
児玉 明 笠井 裕之 富永 英義
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-09-18
被引用文献数
3

インタラクティブ画像提供サービス,有料放送などでの秘匿性制御を考慮したブラウジング機能実現方式を既に提案している.本方式では低品質画像はプラウザおよび秘匿性制御画像として自由に見ることができ,利用者が高品質画像を要求したときに課金するサービスを想定している.これらサービスへの応用を考え,本稿では信号劣化の観点からプラウジングのための画像品質の制御方式について,汎用動画像符号化方式(以下,MPEG2)に基づいて検討する.
著者
冨里 繁 鈴木 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, pp.549-550, 1996-09-18

移動通信においてマルチメディア伝送を実現するためには,数Mbit/sの伝送が必要となる.しかしながら,このような高速伝送を行うためには,伝搬路における周波数選択性フェージングの影響を除去する必要がある.そこで,本検討では,高速ディジタル移動通信用マルチキャリヤ伝送方式を提案し,その構成を述べる.
著者
森田 直孝 佐藤 ミズキ
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-09-18

広帯域ISDN AALに位置する、サービス依存コネクション帯プロトコル(SSCOP/JT-Q2110)のIDLE状態での再送検出機能によって接続が拒否される事態が発生することが明らかになった。その改善案について検討した。
著者
松永 麻里 アサノ デービッド K 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-09-18

近年、情報の意味や内容に立ち入り、人間にとって必要な情報のみを送信しようとする知的通信が研究されている。知的通信において人間にとって重要な情報を重点的に誤りから保護することを知的誤り制御という。知的誤り制御において情報の重要な部分を重点的に誤りから保護するには、重要度に応じて誤り保護能力を変化させる方法が必要である。本稿では重要度によって誤り訂正能力の異なる畳込み符号を用いて符号化し、符号ごとに異なる信号点配置を当てはめることによって、重要度の情報なしに送信できる不均一誤り特性を持つ符号化変調法について述べる。
著者
松永 麻里 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13

近年、情報の意味や内容に立ち入り、人間にとって必要な情報のみを送信しようとする知的通信が研究されている。知的通信において人間にとって重要な情報を重点的に誤りから保護することを知的誤り制御という。知的誤り制御において情報の重要な部分を重点的に誤りから保護するには、重要度に応じて誤り保護能力を変化させる方法が必要である。 これまでに重要度によって誤り訂正能力の異なる畳込み符号を用いることで重要度に応じた誤り保護を実現する不均一誤り保護符号を考案した。この方法では、復号側で符号化と異なる復号器で復号してしまう復号器選択誤りが起きることがある。本稿ではこの誤り率の上界式を導き、またこの誤りを減らす方法についても述べる。そして、計算機シミュレーションによりその性能を評価する。