著者
スリヨン タンスリヤボン 千葉 正広 花木 真一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1-6, 2000
参考文献数
13

ビデオでの状況映像中の被写体のうち, 予め登録された人物のプライバシは保護しつつ, それ以外の部分の映像は十分な情報を伝えることのできる方法を検討し提案する.ビデオ映像から, 実時間で顔認識による人物識別を自動的に行い, その人物の移動を追跡して, 状況映像中の人物像の部分のみを隠蔽して表示する.隠蔽手法として, シルエット表示, 名前付きシルエット表示, 名前だけの表示(透明人間表示)を用いた.検討した利用例の中では名前付きシルエット表示が最も適していると判断された.
著者
宮武 正彦 難波 栄一 片桐 俊幸
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.16, no.68, pp.1-6, 1992

11μm厚の薄手テープ、情報ビット波長0.47μm、トラックピッチ12.7μm、A6版カセッ トサイズで2時間の記録再生ができる1/2インチHD-ディジタルVTRの開発試作を行ったので、そのテープフォーマットとメカに関して報告する。 ここでは、目標諸元についての基本方針、VTRの諸元、テープフォーマットについて説明し、次に11μm厚の薄手テープに対応したメガデッキの構造と特徴、径40mmの小型ドラムの構造、高性能FeTaN磁気ヘッドの構造と特性、さらにソフトウェア制御を採用し、回路規模と消費電力を低減したシステム・サーボについて述べる。
著者
小磯 卓也 杉本 泰博
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.25-30, 2008
参考文献数
7

高精度で高速なMOS DACを実現するための設計手法を提案する。第1に、ラインインピーダンスによる電圧降下の影響をなくす新たな構成を適用することで14ビット精度を確保する電流源マトリクスを実現する。第2に、高周波特性の劣化が入力ディジタル符号に依存する出力端子の時定数変化によっておこる事を確認し、該時定数変化を軽減した出力回路を提供する。
著者
鈴木 信太朗 今野 徳男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.18, no.59, pp.13-18, 1994
被引用文献数
2

The technique of the character recognition is utilized in the various fields. However, in the field of the broadcasting, it is seldom generally used. This is to need a super computer or the hardware of the image processing exclusive use when doing a character recognition of the animation. Using a personal computer there this time, it developed the system which dose a character recognition and the various processing which accompanies it.
著者
濱住 啓之 今村 浩一郎 神原 浩平 安田 明広 渋谷 一彦 阿良田 洋雄 佐伯 暖 吉田 和幸 佐々木 誠
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.13-16, 2002
参考文献数
4
被引用文献数
19

地上デジタル放送のチャンネルプランでは、中継局も親局と同じ周波数を使って放送する単一周波数ネットワーク(SFN: Single Frequency Network)の導入が検討されている。SFNを構成する放送波中継局では、中継局の送信アンテナから放射された電波が親局波を受信するアンテナに回り込んで生ずる妨害波(回り込み波)を抑制しなければならない。本報告では、回り込み波の遅延広がりが大きい姫路中継局で確認した回り込みキャンセラの動作と、姫路局を二段目とした放送波中継の従属接続の確認実験について述べる。
著者
川端 千尋 杉本 泰博
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 32.45 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.43-48, 2008-10-22 (Released:2017-09-20)
参考文献数
4

現在,DC-DCコンバータの設計では,一般にSPICE等のシミュレータが用いられている.SPICEでは高精度なシミュレーションが可能であるが,反面DC-DCコンバータのシミュレーションにおいては過渡解析に時間がかかる,通常の手法では周波数特性が得られない,といった問題がある.その問題を解決する方法として,MATLAB/Simulinkを用いたシミュレーション手法に関する検討を行ったので,報告する.
著者
井阪 建 藤代 一成
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.70, no.6, pp.J142-J145, 2016 (Released:2016-05-25)
参考文献数
7
被引用文献数
3

安価ながら効果的な裸眼立体表示を可能にするディスプレイシステムの開発は,ビジュアルコンピューティング分野におけるきわめて重要な課題の一つである.ホログラフィに代表されるような,ハードウェアの描像原理を高度化することで発展してきた既存システムは,現時点では生成映像の品質を向上させにくいという課題がある.そこで本論文では,複数枚の汎用ディスプレイを直交に配置したL字型の表示空間上で,陰影と運動視差を中心とする単眼性の奥行き知覚要因を利用して,一般的な2Dグラフィックスと同等の解像度と明度をもつ,個人向けの裸眼立体映像を手軽に生成する手法を提案する.ユーザの視線追跡により本手法の有効性を確認する予備的評価についても報告する.
著者
Uchida Yusuke Sakazawa Shigeyuki Satoh Shin'ichi
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会英語論文誌
巻号頁・発行日
vol.4, no.4, pp.326-336, 2016
被引用文献数
10

Recently, the Fisher vector representation of local features has attracted much attention because of its effectiveness in both image classification and image retrieval. Another trend in the area of image retrieval is the use of binary features such as ORB, FREAK, and BRISK. Considering the significant performance improvement for accuracy in both image classification and retrieval by the Fisher vector of continuous feature descriptors, if the Fisher vector were also to be applied to binary features, we would receive similar benefits in binary feature based image retrieval and classification. In this paper, we derive the closed-form approximation of the Fisher vector of binary features modeled by the Bernoulli mixture model. We also propose accelerating the Fisher vector by using the approximate value of posterior probability. Experiments show that the Fisher vector representation significantly improves the accuracy of image retrieval compared with a bag of binary words approach.
著者
山口 徹也 南 憲一 佐藤 孝子 小野 正人 外村 喜秀 難波 功次 菊地 由実 星出 高秀 森住 俊美 小野 朗
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.74, no.2, pp.402-411, 2020
被引用文献数
1

<p>近年,高精細な8K映像の提供や様々な没入型スクリーンの活用など,映像サービスの臨場感向上に向けた取り組みが拡大している.一方,スポーツや音楽ライブ等のエンタテイメントイベントを,実際に会場に行けなかったユーザのために,遠隔地に中継してより多くの人の観戦,観劇を可能とするライブビューイングのニーズも高まっている.本論文では,臨場感の高いライブビューイングサービスを実現するために,リアルタイムで複数の4K映像を水平垂直方向に結合し,単一カメラで撮影可能な解像度を大きく上回る高精細で広視野角なサラウンド映像を生成する技術と,生成したサラウンド映像および他の映像や音声を,遠隔会場に同期伝送する技術について提案する.合わせて,提案方式に基づき実現したシステムの内容と評価結果について報告する.</p>
著者
望月 亮 福島 竜也 岩渕 浩昭 山田 良男 加藤 孝男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.43-48, 2009
参考文献数
2
被引用文献数
1

Ku帯電力増幅FETとして世界最高出力となる50W級窒化ガリウム系高電子移動度トランジスタ(GaN HEMT)を電力増幅部に用いた、固体化電力増幅器(SSPA)を開発したので報告する。GaN FETは、増幅特性が非線形領域となる範囲が広く、3次相互変調積(IM3)の改善が欠かせないが、本装置では、バイアス条件の最適化によって、14.0〜14.5GHzの広帯域における送信出力50dBm(100W)のIM3が-25dBc以下となる性能を、-10〜45℃の周囲温度環境で達成している。また、多段のFETをカスケード接続したことによって生ずる温度利得変動を、補償する機能を具備している。
著者
黒田 隆男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.216-222, 2014 (Released:2016-04-27)
参考文献数
26
被引用文献数
2