著者
花岡 一孝 居山 裕一 佐々木 貴啓 青山 伊織 石原 朋幸 屋敷 正史 高瀬 賢司 宮田 英利 吉田 秀史
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.13 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.21-24, 2016-03-04 (Released:2017-09-22)

高速応答性能を持つ新規液晶モードの開発により、従来より実現が困難とされてきたフィールドシーケンシャルカラー方式ディスプレイを実現した。さらにそれを透明、白(カラー)、黒の三状態を表示可能な、透明ディスプレイへ応用した。このディスプレイはカラーフィルターを持たないため(1)高透過率であり、光源のRGB-LEDをダイレクトに表示するため(2)高演色であり、光の回折を小さく出来るため(3)表示のボヤケが無くクリアな透明表示が可能である。また液晶パネルの背面に透明導光板が配置され、エッジに置かれたLEDが点灯すると、その光は導光板を伝搬中に散乱され、白表現(カラー表現)を可能とする。
著者
鈴木 桂二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.218-232, 1966-04-01 (Released:2011-03-14)
被引用文献数
1 1

筆者が1954年2月ロンドンで開かれたCCIR SG XI, 1955年3月ウィーンで開かれたCCIR SGX, XIの会議に出席し, 各国代表とヨーロッパの放送事情について論議し, その後, イギリス, オランダ, 西ドイツ, フランス, イタリアの各放送局, 研究所を訪問し, 各国のテレビ放送事情と研究分野を調査した結果を報告したものである.
著者
井坂 元彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.1367-1372, 2006-09-01 (Released:2008-09-01)
参考文献数
7

1990年代半ばから広く知られるようになったターボ符号や低密度パリティ検査符号は通信の信頼性の限界であるシャノンの通信路容量に迫る特性を示し, 今後各種の応用における実用化が進むことが予想される. 本稿では, これらの符号に関する基本的な概念や手法について解説する.
著者
杉本 岳大 入江 健介 大出 訓史 中山 靖茂 渡辺 馨
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.10-3-1_-_10-3-2_, 2014

Downmixing method of 22.2 multichannel sound signal which can provide 2 channel stereo signal by way of 5.1 channel surround signal in receiver was investigated for 8K Super Hi-Vision broadcasting. Proposed downmixing methods were examined by subjective evaluation and the appropriate method was determined consequently.
著者
武藤 隆 戸塚 洋史 坪井 俊紀 吉田 大介 松野 靖司 大村 昌伸 高橋 秀和 櫻井 克仁 市川 武史 譲原 浩 井上 俊輔
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.12 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.29-32, 2016-03-04 (Released:2017-09-22)

我々は,消費電力の増加を抑制し,AD変換時間の短縮と広ダイナミックレンジ化を実現するデュアルゲインアンプ型シングルスロープ列ADC(SSDG-ADC)を搭載したAPS-Hサイズ2.5億画素CMOSイメージセンサを開発した。SSDG-ADCは,画素の信号レベルがある閾値レベルより低いときは列回路に設けられたアンプのゲインを高ゲインに設定し,閾値レベルより高いときは低ゲインに設定する手法である。その結果,シングルスロープ列AD(SS-ADC)に対して,AD変換時間を75%短縮し,6dBのダイナミックレンジ拡大を実現した.
著者
庄田 清武 橋本 和男 熊谷 正志 小森 智康
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.2-7-1-_2-7-2_, 2010

Authors are seeking universal services to be applied to broadcasting. As the one of them, we focused on assisting elderly viewers in audio, and built an audio processing system. The processes are based on compensating their hearing characteristics. Viewers can listen to the programs with processed audio without special devices.
著者
天野 橘太郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.34, no.12, pp.1072-1078, 1980-12-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
16

光ファイバー通信技術を海底通信方式に適用することにより, 高品質で経済的な海底中継方式が実現される可能性があり, 各国において研究開発が進められている.本文では, 光海底ケーブル方式と従来の海底同軸ケーブル方式の比較を行い, ついで現在開発中の光海底ケーブル, 中継器の概要と問題点を述べ, 諸外国における研究開発の動向に触れる.
著者
小森 智康 都木 徹
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会冬季大会講演予稿集 (ISSN:13434357)
巻号頁・発行日
vol.2009, pp._4-9-1_, 2009

We conducted subjective evaluation on the relationship between TV volume and background sound level for the elderly. The participants themselves found no hearing problem, but they had small hearing loss. The results showed that positive subjects of recruitment phenomena annoyed louder than negative subjects when they listened at loud volume.
著者
小森 智康 都木 徹 及川 靖広
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.J172-J178, 2017

高齢者では,聴力レベルの低下などの原因により,番組の背景音がうるさく感じてナレーションなどのダイアログが聞きとりにくくなることが知られている.背景音を小さくすることで,ダイアログは聞きとりやすくなるが,若年者にとっては番組演出の効果を小さくしすぎてしまうことがある.すなわち,若年者と高齢者にとって好ましい再生方法としては,背景音とダイアログのバランスを変えずに,音質も劣化させずに,聞きとりやすくする方法が必要となる.そのための基礎検討として,若年者および高齢者を対象として,ナレーションやセリフなどのダイアログと,ノイズや音楽などの背景音を,前および上や横方向に配置されるスピーカを使用し,ダイアログと背景音の再生方向を変えた場合のダイアログの聞きとりの正答率を調査した.単語と音楽の組合せでは,単語と音楽を前方向から再生する場合と比較して,単語を上方向から再生することで,高齢者で25%以上,若年者で15%以上,正答率が改善することを確認した.これらの実験結果により,空間的なマスキングリリースを利用することで,背景音がある場合に,その再生レベルを維持したままで,高齢者にも聞きとりやすい音響再生方法を実現するための知見を得たので報告する.

1 0 0 0 OA 10. 録画機器

著者
佐藤 文彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.14, no.6, pp.274-278, 1960-06-01 (Released:2011-08-17)
参考文献数
32
著者
中村 弘樹 牛田 啓太
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 2013 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.5-2-1-_5-2-2_, 2013-08-28 (Released:2017-05-24)

The aim of this research is to generate sand-animation-like images from existing images. In this paper the authors report a procedure of translation designed through the observation of the performance and experimental results generated with the software.
著者
斉田 智也 牛田 啓太
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 36.16 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.137-140, 2012-03-09 (Released:2017-09-21)
参考文献数
4

本稿では,切り絵,中でも寄席などで演じられる,輪郭線と少ない切り込みで表現される「紙切り」に着目し,3Dモデルから紙切り風の画像を生成するシェーダプログラムを検討・実装したのでこれを報告する.シェーダは,3Dモデルの,深度情報および面の法線情報に基づき,切り込みが入る箇所の候補を求め,紙切りの特徴を再現するように切り込み箇所を決定する.実装したシェーダプログラムを用いて,さまざまな3Dモデルから紙切り風画像を作成できた.また,生成データに基づき,カッティングプロッタを用いて3Dモデルから紙切りの実物を作製できた.