著者
鍋島 大樹
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.377-384, 1976-05-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
31

近年, 幅広い応用が期待されるCCD (Charge Coupled Devices) が脚光を浴びている.本稿では, CCDをアナログ信号処理に応用する場合に必要な, CCDの基本動作, 回路構成, 特性について簡単に解説した後, 代表的な応用例について述べる.
著者
森本 新之助 矢田 紀子 眞鍋 佳嗣
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会冬季大会講演予稿集 2013 (ISSN:13434357)
巻号頁・発行日
pp.6-5, 2013-12-18 (Released:2017-06-05)

There are many transparent or translucent objects in real world, for example glasses and plastics. However most of image recognition techniques use the object color information and these can't apply to transparent objects. This paper proposes a method for detection of transparent objects from image using texture analysis technics.
著者
梶山 岳士 菊地 幸大 小倉 渓 宮下 英一 鉄地川原 護 渡瀬 宏 長井 洋介 高島 英男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.J41-J46, 2018-01-01 (Released:2017-12-21)
参考文献数
14

フルスペック8K SHVの高データレートな信号を圧縮記録する装置を開発した.8K SHVの映像パラメータの最上位を満たすフルスペック8K SHVは,8K解像度,120Hz,12bit階調,広色域,ハイダイナミックレンジを兼ね備えた超高臨場感映像であり,非圧縮映像のデータレートは144 Gbpsに達する.本装置は,画像圧縮に8K解像度,12 bit階調のデータ処理が可能な拡張JPEG方式を採用し,新たに開発した少ない計算量で高精度に符号量を予測制御する技術の適用により,番組制作車両で使用可能な装置サイズを実現した.圧縮したデータを記録する媒体は,並列化したSSDの転送速度を保証する仕組みの導入により小型化を実現した.入出力I/Fはケーブル1本でフルスペック8K SHVを伝送可能なU-SDI規格に対応している.試作装置は4Uラックサイズに収めることに成功し,フルスペック8K SHVカメラ映像の収録実験において良好な記録再生動作を確認した.
著者
芳賀 直樹 中山 雅紀 藤代 一成
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 39.14 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.99-102, 2015-03-07 (Released:2017-09-22)

グルーヴとは,演奏における音のうねり,リズムのノリや一体感などを包括する大局的な音楽特徴のひとつである.よい演奏には不可欠の要素とされるものの,自在にグルーヴを表現するためには多くの音楽経験を積む必要があるとされる.本研究では,様々な音楽ジャンルにおけるグルーヴを演者に効率的に理解させる可視化システムSeeGrooveを提案する.ジャンルごとに,実際のプロの演奏より抽出されたMIDIデータが記録されており,それらと入力データとの差分を求めることによってグルーヴの程度を定量化する.可視化に際しては,ユーザの嗜好や必要な情報に応じて,2つの可視化モードと2通りのビューの組合せを変更することが可能である.
著者
五十嵐 美紅 鶴田 直也 茂木 龍太 兼松 祥央 三上 浩司 近藤 邦雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.245-248, 2016

アニメーションには複数のキャラクターが存在し、集団を構成している。集団内では各キャラクターの配色に一貫性がある、あるいは、バランスよく異なっていることが望ましいが、手動で個々の配色設定を行うことは容易ではない。そこで本研究では集団キャラクターの配色について着目し、配色シミュレーションシステムの構築を行った。既存作品26作品に登場するキャラクターについて、1体あたり11色の主要な色を抽出し、集団単位でまとめた。ユーザはまず、シミュレーションを行いたい集団キャラクターの線画を読み込み、髪や顔、衣服などの範囲を指定する。次に人数や作品キーワードから集団を検索し、その集団に使用されている配色情報を一括で適用することができる。これにより、塗り直しの手間を軽減し、配色設定に要する時間を削減することを可能とした。
著者
竹内 知明 田口 誠 濱住 啓之 渋谷 一彦 斉藤 正典
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 2010 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.10-2-1-_10-2-2_, 2010-08-31 (Released:2017-05-24)

In this report, we show the field experimental results of digital terrestrial broadcasting reception in an interference environment caused by multipath outside the guard interval. To combat the delay spread over the guard interval, we use channel equalizer that performs a fast Fourier transform (FFT) on 4 OFDM symbols in combination and equalizes the multipath distortion in frequency domain. Experimental results show the effectiveness of the channel equalizer.
著者
伴野 明
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.1420-1423, 2007-10-01 (Released:2010-01-08)
参考文献数
8
被引用文献数
1
著者
東 亮一 深見 哲男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.J337-J339, 2013 (Released:2013-07-25)
参考文献数
6

Recently, the electromagnetic environment in the UHF television band has changed significantly in Japan. Digital broadcasting has spread, but radio disturbance occur from spring to fall. This phenomenon is caused by ionospheric propagation of the Es layer or duct propagation in the troposphere. We have steadily observed UHF radio waves at Ishikawa National College of Technology in Tsubata since 2005. UHF radio waves are received from Matsue city and Korea, which are over-the-horizon distances away from Tsubata. Therefore, we researched the relations between the wave receiving statuses of channels 41, 43, and 45 from Matsue city and the season and weather, and we found that we received the most radio waves in summer and in fine weather. Therefore, this phenomenon may be due to the duct propagations in the troposphere.
著者
森 崇圭 菊池 司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.49-52, 2016

インターネットの普及によりメディアの多様化が進み,誰もが気軽に多くのメディアに接することができるようになった.そのような中で,企業は効果的な広告のあり方を模索しなければならない時代であると言える.本研究では既存のロゴデザインを分析,分類し,最適なモーショングラフィックスの生成を目的とする.ロゴマーク,ロゴタイプ,配色,モーションといったロゴムービーを構成する要素の調査を行い,すでに存在するロゴを印象評価により分類し,さらにモーションに関する印象評価も同様に行うことで,それぞれが持つイメージを明らかにし,その結果に基づき最適なロゴデザインとモーションの組み合わせ手法を提案する.
著者
京面 公士 尾脇 義明 伊丹 誠 伊藤 紘二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 27.16 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.33-36, 2003-02-28 (Released:2017-09-20)
参考文献数
3

OFDM変調方式においてマルチパスの影響が大きくなると,シンボルの振幅や位相を補正する等化処理が必要となる.しかし,周波数選択性フエージングにより特定のキャリアの電力が非常に小さくなる場合,等化による改善は困難となる.この影響を改善する効果的な方法の一つとして伝送中の誤りを訂正するための符号を付加する誤り訂正符号化がある.誤り訂正符号を用いることで,雑音の影響が大きいキャリアでも符号・復号技術を行なうと前後のキャリアの情報によって正しく訂正することができる.また周波数軸でデータシンボルを分散させるデータ拡散方式も効果的である.データ拡散はユニタリ変換を用いて送信データを帯域全体に分散させ,ユニタリ逆変換により復元させる方式である.本稿ではデータ拡散方式を用いたOFDM変調方式に誤り訂正符号の一つであり,近年Turbo符号と同様にShannon限界に近い特性を示す優れた誤り訂正符号として知られている低密度パリティ検査(LDpC)符号を組み合わせた検討を行い,計算機シミュレーションによって劣悪な伝送路でも特性の改善ができることを示す.
著者
井上 光平 原 健二 浦浜 喜一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.1072-1076, 2006-07-01 (Released:2008-03-07)
参考文献数
16
被引用文献数
3 1

We developed a two-scan algorithm for discrete Voronoi tessellations of digital images. The computation time of our method is independent of the number of Voronoi sites. In addition to the previous additively, multiplicatively, compoundly weighted Voronoi diagrams and the additively weighted power Voronoi diagram, we proposed a new weighted Voronoi diagram, namely the compoundly weighted power Voronoi diagram. These five weighted Voronoi diagrams were efficiently computed with our two-scan algorithm.
著者
山下 啓太郎 中川 富博 降旗 隆 竹内 敏文 斉藤 文成 竹内 明弘
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.15, no.50, pp.1-12, 1991-09-26 (Released:2017-10-06)

Hitachi, Matsusita and SONY have proposed the consumer-use VTR format for the 1125line/60Hz Japanese Hi-Vison system, and announced the specifications of this VTR. In these specifications, we adopted a base-band recording method which dose not require any band compression. In making this adoption we took into consideration two typical uses, recording of broadcasted signals and playback of software tapes. And the width (1/2inch) and the thickness(13um) of the tape enable 3 hours recording with almost the same size cassette as is being by consumers at present.
著者
磯部 裕 小林 薫 柴山 健爾 石井 幹十
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.18, no.20, pp.19-24, 1994-03-18 (Released:2017-10-13)

W-VHS VCR has been developed as a next generation consumer VCR in response to Hi-Vision and NTSC signals. This VCR has a high picture quality using new video signal processing technologies by new Metal-coated tapes, TCI signal processing and Temporal Emphasis. It has an excellent cost/performance ratio as a Hi-Vision VCR developed on the basis of the VHS system.