著者
遠藤 幸男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.34, no.12, pp.1046-1053, 1980-12-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
36

テレビ放送におけるゴースト対策の研究開発の動向について, ゴーストの測定および評価法の開発, 電波吸収壁やSHF放送の実用化など, 最近の動向を主に解説する.
著者
宮崎 大介
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.11, pp.844-849, 2014 (Released:2016-11-09)
参考文献数
29
被引用文献数
2
著者
早川 雄貴 滝沢 穂高 工藤 博幸 岡田 俊之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.77-80, 2016

本報告では,腹部X線CT画像の位置合わせ手法について述べる.はじめに空気領域の非対応の問題に対応するため,粘性流体力学に基づく非剛体変形により2枚の画像の空気抜きを行う.次に撮像範囲の異なる2枚の画像間においても柔軟に同一組織の位置合わせを行えるようにするため,CT画像から骨領域を抽出し,その構造情報を基に大まかな位置合わせを行う.最後に,マクスウェルの悪魔アルゴリズムと局所的なアフィン変形のモデルに基づく変形場近似のアルゴリズムを用いて非剛体の位置合わせを行い,より詳細な位置合わせを行う.本報告では,本手法を実症例画像に適用した結果を示し,本手法の有効性を検証する.
著者
富田 正義
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.227-229, 1963-04-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
7

能動中継形の通信衛星の第1号として打ち上げられたテルスター衛星の構造, 電子装置および軌道などについて紹介を行ない, テルスターによって行なわれた通信実験と宇宙における放射能の測定について解説を行なった.そのうち今後とくに重要と思われるのは, 放射能に対して電子装置の防護の強化と, 衛星の長寿命化をはかることである.
著者
深水 義之 長石 道博
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1046-1051, 2003-12-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
19
被引用文献数
1 1

視覚の誘導場とは, 図形の周りに静電場のような場を仮定し, パターン認知などの視知覚現象を説明する心理学的概念である.最近, 視覚の誘導場について詳細な定量化, 精密なモデルが検討されると共に, パターン認識など工学的な応用が進んでいる.視覚心理現象をベースにした視覚の誘導場は, これまで難しかった人間の感性評価などでの有効性が期待されている.
著者
古賀 恭子 北島 律之 竹田 仰
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.J500-J503, 2012 (Released:2012-11-22)
参考文献数
7
被引用文献数
1

This study examined the effects of visual inducing stimulus on choices when the criterion-locus of judgment was internal or external. In a preference choice task (internal criteria), subjects were asked to choose the drawing they preferred from two drawings. In a cognitive choice task (external criteria), subjects were asked to choose the drawing that included more elements from two drawings. Visual inducing stimulus (an arrow and/or a CG character) was task-irrelevant and often presented to indicate either alternative. Results showed that the conformity effect was found in cognitive decision tasks, but no effect was found in preference choice tasks. We discuss the process of the inducement by investigating the meanings of criterion-loci of judgments.
著者
小松 隆 齊藤 隆弘
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
vol.2004, pp._19-8-1_-_19-8-2_, 2004

The Foveon color image sensor has three photo-sensing layers. The spectral sensitivities of the three layers are extremely different from those of the RGB primary color filters. The color signals acquired by the Foveon sensor should be transformed to RGB color signals. For that purpose, we propose a new color transformation method. First, our method recovers the multi-spectral reflectance of each imaged color from its acquired color signals by solving the ill-posed problem with the regularization technique, and then transforms the multi-spectral reflectance to RGB color signals. We evaluate the performance of our method by computer simulations.
著者
山本 陽平 三谷 純 福井 幸男 金森 由博
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.13-16, 2012
参考文献数
4

平面多角形で表される複数のピースを並び替えて異なる2通りまたはそれ以上の数の形を作り出すパズルを、シルエットパズルと呼ぶ。このパズルに対して、我々は与えられた問題を解くことに着目することが多い。ここで本研究は、問題を作ることに着目して、複数の形を入力すると、その形を構成するピース群を自動生成するシステムを提案する。入力は、同じ数の正方形をグリッド状で構成した複数の形とする。また、一般的に単色の形を扱うシルエットパズルの表現の幅を広げるために、着色された形を取り扱えるようにする。システムはそれらを既存の裁ち合わせの手法を用いて、複数のピースに分割する。本研究の貢献として、着色が可能な拡張と、多角形を用いた入力の支援の提案、その際に多角形の一部を保持したピースを形の一部として扱う形状の拡張が挙げられる。提案手法を1つのシステムとして実装し、パズルの解とする形の入力からピースの自動変形を行い、その妥当性を評価した。
著者
有賀 恭広 伊藤 成海 徳増 信之 砂川 宗一郎 森谷 友昭 高橋 時市郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.57-60, 2011
参考文献数
4

近年普及著しいIR-センサや圧力センサを用いて様々な動作解析を行っている.その応用として,打楽器演奏システム,初心者向けカヌー体験シミュレータ,パラグライダー体験シミュレータのプロトタイプを試作している.本稿では,3つのプロトタイプの機能とその構成法について述べる.(1)打楽器演奏システムでは,エアドラムシステム"Imagination Drums"を開発している.IR-LEDを取り付けたドラムスティックの動きをIR-センサで検出し,その動きに合わせて,強弱も含めて,ドラム音を出力できる.(2)初心者向けカヌー体験シミュレータは,パドル型の自作コントローラを実際のカヌーのように陸上で漕ぐと,カヌーの進行方向と速度が決まり,実際にカヌーを漕いでいるかのような体験ができるシステムを目指している.(3)ライザーの操作によって変形するグライダーの形状を視覚的に捉え,初心者が実際にフライトする前に練習するパラグライダー体験システムを目指している.体重移動により操縦できる機能を構築中である.
著者
木内 雄二 作左部 剛視 猿谷 修平
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.18, no.67, pp.1-6, 1994
被引用文献数
5

It is concidered that the resolution of the CCD imager is limited by Nyquist rate determined as a half of the pixel number of the CCD. High spacial frequency components of the input image above Nyquist rate generate aliasing. The aliasing pattern contains informations of the high frequency components of the input image. Therefore by turning up the frequency components of the aliasing from low to high frequency, the original image can be reconstructed beyond Nyquist rate.
著者
辻元 健士 村上 征勝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 34.18 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.35-38, 2010-05-24 (Released:2017-09-21)
参考文献数
3

本研究では,葛飾北斎作『富嶽三十六景』を対象とし,原型の絵画と構図的変化を加えた絵画の二種類を用いて,構図変化の影響を印象評価と視線移動の観点から数量的な比較分析を試みた.印象評価では,構図型,変化の方法,順序効果の3つの観点から比較分析を行った.視線移動では,絵画を観る時の視線移動総面積を分析し,構図を変化させることで印象評価に差が生まれること.また,印象評価の基準の一つとして視線移動総面積が有意な要因であるという結果を得た.
著者
西本 友成 栗岡 辰弥 南 浩樹 上原 年博 渡辺 由則 平松 晃一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.9-14, 2000
参考文献数
3
被引用文献数
6

サーバー型放送受信機の要求条件を検討し、BSデジタルハイビジョン放送に対応したコンパクトで低消費電力・低騒音のハードディスク内臓型BSデジタル放送受信機を試作した.複数のデジタルハイビジョン番組を同時収録再生できるIDEハードディスクコントローラを開発し、(1)データ転送基本単位を1MB(128kB×8)としたハードディスクアクセス、(2)収録番組を論理アドレスベースで管理するファイルシステム、(3)収録と再生バッファ残量管理によるハードディスクへのDMA転送制御を実現した.
著者
橋本 侑樹 村松 大吾 小方 博之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.1-4, 2010
参考文献数
6

人が筆記を行う際のペンの持ち方は個人ごとに異なっており, 個人認証に有効だと考えられる.本論文では, ペンの持ち方特徴を用いた個人認証手法を提案する.提案手法では, カメラを用いてペンの持ち方画像を撮影し, 複数の特徴をその画像から抽出する.抽出した特徴を事前登録されているデータと比較し非類似度ベクトルを計算し, それらを3層パーセプトロンで組み合わせることにより認証スコアを取得する.収集したデータベースを用いた実験ではなりすまし攻撃に対して等誤り率5.6%という結果になった.
著者
立田 智裕 鵜飼 利明 福間 慎治 森 眞一郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.15-16, 2015

近年,プロジェクタとスクリーンを用いた講義が行われている.広い講義室において,講義室後方の受講者は,スクリーンの表示が認識しにくいという状況が発生する可能性がある.対策として複数のサブディスプレイを講義室に導入することが考えられるが,導入には高コストとなる.そこで,この論文では受講者が持つ携帯端末をディスプレイの代わりに使用してメインスクリーンと同じ表示を行うシステムを提案する.このシステムはメインスクリーン上のレーザーポインタを検出し,携帯端末のWebブラウザにメインスクリーンのスライド画像と検出したレーザーポインタの座標を元にポインタカーソルを表示する.このシステムを用いることで,新たに複数のサブディスプレイを導入することなく,講義室後方の受講者も効果的な講義を受けることができる.