著者
笠原 英彦
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.92, no.11, pp.1-33, 2019-11

一、はじめに二、明治一四年政変と井上毅・中正党の統治論三、天皇統治論をめぐる相剋と岩倉具視の変貌四、井上毅・福澤諭吉・伊藤博文の帝室観五、伊藤博文とシュタインを仲介した柳原前光の帝室論六、明治立憲君主制に対するシュタインの決定的影響七、おわりに論説
著者
飯塚 浩一
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.83-106, 2011-02

はじめに一 公共サービス放送の成立 (一) 公共サービス放送の理念 (二) 文化統治の手段としての公共サービス放送二 BBCによる文化統治の実践 (一) 階級対立と国民統合 (二) 戦間期におけるBBCの番組にみる文化統治 1 標準英語の採用 2 教育放送の開始 3 クラシック音楽に対する支援 4 バラエティー番組の「質」の維持おわりに䕃山宏教授退職記念号
著者
手塚 豊
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.1-43, 1988-08

一 はしがき二 小笠原島における当時の裁判、警察機構と、監獄三 事件の概況四 裁判の経過と、その結末五 むすび論説
著者
松本 和彦
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.p24-59, 1991-06

一 はじめに二 K・H・イルティングの所論 (一) 「批判的」(kritisch)という術語の定義及びW・ブッシュのテーゼ (二) ブッシュが依拠している『覚書き』及びレフレクシオーンの分析 1 自然主義的自由の概念(naturalistischer Freiheitsbegriff) 2 批判的自由の概念(kritischer Freiheitsbegriff) (三) 自然主義的自由の概念ならびに批判的自由の概念についてのブッシュの解釈、及びイルティングによるその批判 (四) カントの倫理学ならびに法哲学の非批判的性格三 イルティングの所論の問題点 : むすびにかえて論説
著者
松本 和彦
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.65, no.12, pp.p345-413, 1992-12

一 はじめに二 所有権論の超越論的性格 (一) ケルスティングの所論の概要 (二) 感性的占有と可想的占有 (三) 占有実在論と占有観念論 (四) 実践理性の法的要請と実践理性の許容法則 (五) ア・プリオリな綜合的法命題と法の理性概念の適用理論 (六) 可想的占有の図式としての物理的占有 (七) ア・プリオリに結合した意思・配分的意思 (八) 共同占有三 むすびにかえて川口實教授退職記念号
著者
笠原 英彦
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.87-110, 1996-01
被引用文献数
1

向井健教授退職記念号一、はじめに二、長与専斎と「衛生意見」三、コレラの蔓延と防疫行政の発展四、後藤新平の「衛生制度論」五、結びにかえて
著者
奈良 和重
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.87-116, 1988-05

法学部政治学科開設九十周年記念論文集一、序言二、歴史認識の諸位相三、歴史的相対主義と歴史的決定論の批判四、歴史の目的と政治的行為五、結びにかえて : アロンとウェーバー
著者
近森 高明
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 = Journal of law, politics and sociology (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.90, no.1, pp.149-174, 2017-01

1 都市をめぐる批評的言説の現在2 オーセンティシティ論と本質主義の危うさ3 「つまらなさ」を引き受ける : コールハースとオジェ4 複製的なものとジェネリックなもの5 アウラとオーセンティシティ6 アウラへの両義的なまなざし : ズーキンの可能性7 時間軸の導入によるオーセンティシティの複数化8 時間軸の導入によるジェネリシティの複数化9 ジェネリシティとオーセンティシティの反転有末賢教授退職記念号
著者
澤井 敦
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.221-278, 2011-02

䕃山宏教授退職記念号はじめにI 「個人析出」と原子化・私化・個人化 : 丸山眞男の図式の再検討II 原子化と分離不安 1 原子化の多義性 2 組織化と原子化 3 分離不安の社会的帰結III 私化と関係不安 1 私化の両義性 2 消費社会の私 3 個性化と関係不安IV 個人化と存在不安 1 個人化の多義性 2 制度と意識 : ベツクとパウマンの個人化論とその差異 3 存在不安の社会的帰結おわりに
著者
明石 欽司
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.88, no.11, pp.1-40, 2015-11

序論第一章 予備的考察 : 国際法(史)研究におけるライプニッツの位置付け はじめに 第一節 「国際法」関連文献及び国際法概説書におけるライプニッツ (一) 一八世紀の「国際法」関連文献におけるライプニッツ論説
著者
池井 優
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.85, no.9, pp.1-27, 2012-09

論説はじめに一 「のど自慢」の台湾開催への要望 : 台湾での動き二 日本側の動き三 東京新聞の特集記事と菅義偉総務副大臣の動き四 北京オリンピックの終了と「JAPANデビュー」問題の波紋五 開催の決定六 予選から本選へ七 本選の実施八 「のど自慢イン台湾」が残したもの
著者
伊藤 高史
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 = Journal of law, politics and sociology (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.91, no.6, pp.29-52, 2018-06

1. 本稿の目的2. ジャーナリズム研究の課題とオペレーションによる構築主義3. システムと環境4. 報道の影響力を考えるキーワードとしての「相互浸透」と「コミュニケーション・メディア」5. 結語研究ノート
著者
奈良 和重
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.21-61, 1973-03

一 はしがき : 政治とヒューマニズム二 カミュ対サルトル三 サルトル対メルロ=ポンティ四 マルコヴィッチとペトロヴィッチ五 コラコフスキー論説
著者
奈良 和重
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.47, no.8, pp.90-92, 1974-08

紹介と批評表紙の記述: M・マルコヴィッチ著 『豊かさから実践へ : 哲学と社会批判』
著者
堤林 剣 堤林 恵
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.81, no.8, pp.109-124, 2008-08 (Released:2008-00-00)

資料 一 解題二 第四版のための端書三 初版前書四 第三版前書五 はじめに六 第一部征服の精神について 第一章 ある特定の時代の社会状態において戦争と両立しうる徳について 第二章 戦争に関する近代の諸国民の特性について 第三章 ヨーロッパの現在の状況における征服の精神について 第四章 利益によってのみ行動する戦士集団について 第五章 征服の体制において軍人層が堕落することのもう一つの原因
著者
明石 欽司
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.1-32, 2007-06

論説序論 : 問題の所在第一章 一七世紀後半の「国際法」関連文献における「帝国」及びウェストファリア条約 第一節 プーフェンドルフ (一) 『自然法及び国際法論』(一六七二年) (二) 『ドイツ帝国国制論』(一六六七年) 1 『ドイツ帝国国制論』における「帝国」とウェストファリア条約 2 『ドイツ帝国国制論』におけるプーフェントルフの意図 : "irregulare aliquod corpus et momstro simile"を巡って (三) 評価 第二節 ラッヘル : 『自然法及び国際法論』(一六七六年) 第三節 テクスター : 『国際法要論』(一六八〇年) 第四節 ズーチ : 『フェーキアーリスの法と裁判』(一六五〇年) 第五節 第一章のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・(以上本号)第二章 一八世紀の「国際法」関連文献における「帝国」及びウェストファリア条約 第一節 ドイツの諸学者 (一) グントリンク (二) ヴォルフ (三) モーザー 1 国際法関連著作 (a) 「帝国」への言及 (b) ウェストファリア条約への言及 2 『ドイツ対外公法』(一七七二年)及び『ドイツ近隣公法』(一七七三年) 3 『帝国宮内法院の活動からのウェストファリア条約の解明』(一七七五/七六年) 4 帝国国制関連著作 5 評価 (四) グラファイ (五) ギュンター (六) マルテンス 第二節 ドイツ外の諸学者 (一) バインケルスフーク (二) ヴァッテル 第三節 一八世紀「国際法史」研究におけるウェストファリア条約 (一) マブリー (二) ワード (三) コッホ 第四節 第二章のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・(以上八○巻七号)第三章 一九世紀国際法関連文献における「帝国」及びウェストファリア条約 第一節 一九世紀初頭のドイツにおける若干の国際法概説書 : ザールフェルト・シュマルツ・クリューバー 第二節 一九世紀初頭のドイツ外の国際法関連文献 第三節 ホィートン 第四節 一九世紀中葉以降の国際法関連文献 (一) ドイツ内の諸学者による著作 (二) ドイツ外の諸学者による著作 1 英米系の諸学者 2 フランス系及びその他の諸学者 第五節 第三章のまとめ結論・・・・・・・・・・・・・・・・(以上八○巻八号)
著者
高橋 則夫
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.86, no.6, pp.13-20, 2013-06

特集 : 死刑制度と被害者支援について考える一 これまでの死刑存廃論二 被害者(遺族)と死刑制度三 被害者(遺族)と刑事司法四 応報から修復・回復へ五 被害者関係的刑事司法から修復的司法へ六 これからの課題
著者
太田 達也
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.86, no.6, pp.29-43, 2013-06

特集 : 死刑制度と被害者支援について考える一 公費による経済的支援二 刑事手続における損害回復三 被害者への情報提供四 刑事手続への参加五 被害者感情と死刑