出版者
日経BP社
雑誌
日経ネットビジネス (ISSN:13450328)
巻号頁・発行日
no.78, pp.92-95, 2001-07-10

1万3420人の被害者を出した雪印乳業の食中毒事件。同社のWebサイトは、混乱の極みに達した社内から、刻々と情報を発信し続けた。まさに始まろうとしていたEC(電子商取引)プロジェクトは吹き飛んだ。1年後の今、事件が残した"遺産"を検証する。 2000年6月28日水曜日、東京・四谷の雪印乳業東京本社。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1139, pp.144-147, 2002-04-29

九州一の繁華街、福岡市の天神地区。4月1日夕方6時頃、勤め帰りのサラリーマンやOLが行き交う大通りの四つ角にあるビルの前で、白衣姿の3人の男性が、「ダイコクドラッグ」「ダイコクドラッグ」と大声を張り上げていた。手には洗剤や栄養飲料、歯磨きなどの商品と看板とを持っている。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.814, pp.136-139, 2006-01-23

私鉄の駅からタクシーに乗り、甲南女子大学へと向かう。キャンパスは神戸市東灘区の山の手にある。急な坂道を上っていくと、突然に視界が開けて、クリーム色の校舎群が目に飛び込んできた。車を降りたのは池の前。振り返ると眼下に、神戸の街を越えて遠く海までが見渡せる。この場所に村野藤吾の設計で建物がつくられ、大学が開学したのは1964年。
著者
上山 浩
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.796, pp.132-135, 2011-11-24

ITベンダーのロックインを防ぐには、プログラムなどの著作権をすべてITベンダーに帰属させないようにする必要がある。契約で注意したいのは、著作権をITベンダーと共有する場合だ。契約の内容によっては、事実上、ユーザー企業が著作権を持っていない状況と同じリスクを抱えることがある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1900, pp.64-67, 2017-07-17

今年6月5日、三菱重工業・名古屋航空宇宙システム製作所(愛知県豊山町)で米ロッキード・マーチンのステルス戦闘機「F-35AライトニングII」が日本で初めて披露された。 日本政府がF-35の導入を決めたのは2011年の暮れ。発注は12年度から始まり、「次期防衛力整…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1266, pp.74-76, 2004-11-08

10月5日から5日間、千葉・幕張メッセで開かれた通信、情報、映像分野の展示会である「シーテックジャパン2004」。その会場で、メモ用紙に書いた文字やイラストが、その場ですぐに携帯電話に転送されるというデモンストレーションが披露され、ひときわ注目を集めた。日立マクセルが開発したデジタルペン「ペンイット」だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.728, pp.70-73, 2002-09-30

s大手事務所の売上高が引き続き減少する一方で,専門事務所が売上高を維持する傾向が鮮明になってきた。s専門事務所が優位な状況は,コンペ・プロポーザルの当選確率などの受注活動にも表れている。s大手事務所の中には,「チーフ・アーキテクト制」など顔の見える組織に改変する動きも出始めている。 大手事務所の売上高がどこまで落ち込みむのか,底が見えない——。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1497, pp.88-91, 2009-06-29

現在、日本には200人以上の弁護士を抱える大規模事務所が5つある。規模拡大が加速したのは2000年頃から。長島・大野法律事務所が常松簗瀬関根法律事務所と合併したのを皮切りに大手事務所の合併の連鎖が続いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.728, pp.74-77, 2002-09-30

前期と比較可能な148社について,各社の総従業員数を合計したところ,前期比で4.8%の減少となった。特に大手事務所の人員削減は著しく,総従業員100人以上の事務所では6.1%減少した。一方,99人以下の事務所では1.8%の減少にとどまった。 事務所の割合では,総従業員の10%以上を削減した事務所が14%にのぼった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.809, pp.76-79, 2005-11-14

京都の烏丸通り沿い。1938年(昭和13年)に建設され、呉服商社が使っていたオフィスビルを買い取ったケイアイ興産が、地下1階から地上3階を商業ゾーン、地上4階以上をオフィスゾーンとして再生させた。ここでは「時間を重ねる」ことをリノベーションのテーマとしている。 鮮やかな緑色の文様を反復させたガラスのファサードが建物の顔を飾っている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1517, pp.10-11, 2016-06-20

多チャンネル放送の加入者が伸び悩み始め、さらに純減を続けだしてから相応の期間を経たが、相変わらず増加基調に転ずる気配は見られない。契約者数だけを見れば2015年度は若干の伸びを示したようだが、WOWOW契約数の増加や、少ないチャンネルのパックへの加入…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1447, pp.13-14, 2014-12-22

こうした政府の様々な動きを受けて、総務省は「ICT街づくり推進会議」の共通ID利活用WGおよびSWGにおける議論を踏まえて、平成25年度補正予算を利用した事業として、放送・通信などにおける公的個人認証サービス民間活用実証実験を進めている。WG/SWGの検討では…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1660, pp.112-116, 2012-10-01

9月8日、インドネシアの首都ジャカルタにある大型ショッピングセンターの中に、女性アイドルグループ「JKT48」の専用劇場がオープンした。以降ほぼ連日、音楽ライブを開いている。50km離れたボゴール市から鉄道でやってきたという中学生グループに、JKT48の魅力を聞くと、我先に「カワイイ」「フレンドリー」などの答えが返ってきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.11, no.5, pp.80-83, 2012-06

彼女を支える、卓越した「決断力」「行動力」「観察力」、そして「コミュニケーション力」を見ていこう。 「2年間で3000人以上の方と1対1で会いました。1人1時間半、お話をして次の人を紹介してもらっていたのです」。そう、にこやかに話すのは星野有香さん。2年間で3000人だと、単純計算でも1日4人以上のペース。1人1時間半なら1日6時間。しかも毎日。
著者
礒部 道生 正垣 泰彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.978, pp.100-103, 1999-02-15

「フードサービスは製造業だ」「日本の食文化はイタリアより1000年遅れている」「コックの腕でおいしさが決まるわけじゃない」等々…。 イタリア料理店チェーン、サイゼリヤを率いる正垣しょうがき泰彦の口からは、矢継ぎ早に刺激的な言葉が飛び出してくる。これが外食産業の異端児と呼ばれるゆえんの1つでもあろう。
著者
正垣 泰彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.286, pp.34-37, 2008-07

——「これはおいしい」とすぐにまねをする経営者は多いと思いますが、正垣さんは「なぜおいしいのか」と、その理由をとことん追求するそうですね。正垣 料理に限らず何でもそうだけど、「なぜそうなっているのか」を徹底的に考えるようにしています。学校の先生から教わったのか、本で読んだのかは覚えていませんが、「1つの物事の中に、なぜを10回言え」という言葉がありました。
著者
新井 礼子
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイオビジネス (ISSN:13464426)
巻号頁・発行日
no.17, pp.161-163, 2002-10

日本人研究者が経済スパイ罪で、米国から訴えられる事件が起こった。同様の事件は技術競争激化により今後も続くかも知れない。研究者といえど、英文契約書を理解することが重要だ。 米国で日本人研究員が研究試料などを無断で持ち出した事件が"経済スパイ"として、新聞紙面をにぎわせた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.752, pp.62-64, 2003-09-01

設計者の情報が以前より流通し始めているが、設計事務所に頼みたいと考える建て主に、十分な情報はまだ行き渡っていない。そこを狙って、雑誌広告やちらし、ホームページなどの工夫で建て主を引き付け、受注増に結びつける設計者も現れてきた。 ナカヤマ・アーキテクツ(札幌市)は、平均して年間5〜6件くらいの住宅を受注していたが、知り合いからの依頼がほとんどだった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1420, pp.48-53, 2007-12-10

10月18日。都内のホテルで開かれた小型車の新型「フィット」の発表会で、ホンダの福井威夫社長は自信満々の表情でこう語った。 「燃費、居住性、走行性能など、あらゆる面で進化させた。だが、初代モデルと同等に、ほぼ価格は据え置いた」 人気の初代フィットを上回るという宣言だった。初代は2001年6月に発売。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1497, pp.102-104, 2009-06-29

これは江戸時代、長屋の大家を揶揄した川柳だ。店子が尻から出した排泄物を、江戸近郊の農家に肥料として売り、正月の餅代を稼いでいたからだ。30人が住む長屋の大家なら、年末に2両ほどの臨時収入があったと記録されている。ちなみに当時の大工の月収が2両程度と言われる。江戸時代、庶民の排泄物は貴重な財産として取引され、有効利用されていた。 時は下って21世紀。