著者
橋羽 裕規男 滝野 勲
出版者
金沢大学
雑誌
金沢大学大学教育開放センター紀要 (ISSN:03897516)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.99-109, 1984-03-31
被引用文献数
1

3年間にわたる小学校児童と中学校生徒の形態・身体機能の発育・発達を縦断的に調査し、次のような結論を得た。1身長や下肢長(腸骨棘高)などの長育の発育は全国と比して差はなく、全国と同様な発育経過を示している。2体重は、全国と同様な発育経過を示しているが、小学生男女と中学生女子で石川県がやや劣っている。3幅周育では、学年別で男女とも全国より劣っている。4身体機能面は、全国より石川県が劣っている項目(肺活量・背筋力・懸垂・垂直跳・50m走)が多く、特に小学生男女に顕著である。5 5分間走において、中学校3年男女が全国・石川県ともに2年次より低下しており、急激なスポーツ活動の中断が体力特にスタミナ(持久的能力)の低下に短期間に影響を及ぼすことを認めた。以上のような結論を得たが、なお、伸長期・充実期とスポーツ活動の関連や、形態指数の推移などの点について詳細に検討を試みて次号に報告する予定である。最後に、調査に際しご協力を賜わりました教育委員会・学校関係各位ならびに児童・生徒諸君に深く感謝いたします。なお、本研究は、国庫補肋による「スポーツ医科学研究」の一部である。
著者
清水 邦彦
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

路傍の地蔵が道祖神との習合から立てられるようになったという通説の見直しを行った。地蔵盆で有名な京都に関しては、六地蔵参りの模倣として立てられたことを明らかにした。なお、地蔵盆には死者供養的面があり、これは道祖神信仰には見られない面である。京都に関しては、江戸時代では町境に立てられることも多かった、現在ではそうではない。東京23区域では死者供養のために立てられたことが多いものを明らかにした。また、初期のものは、庚申信仰との習合が見られた。石川県金沢市では、江戸初期のものは、造立理由不明だが、後には死者供養を目的とするものが幾つか見られた。
著者
中村 芳久
出版者
金沢大学
雑誌
金沢大学文学部論集. 言語・文学篇 (ISSN:13424289)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-23, 2001-03-18

金沢大学文学部The Faculty of Letters, Kanazawa University
著者
田中 志信 小川 充洋 野川 雅道
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

今年度は、昨年度10波長まで絞り込んだ使用波長について、慢性腎症の進行予防に有用な指標である「尿素・クレアチニン比(U/Cr)」を得るための至適波長組み合わせについて検討した。その結果、各成分の濃度を4または5種類の波長で高精度(実測濃度と推定濃度との相関係数:γ>0.99)で推定可能な波長組み合わせを見出すことが出来た。このうち2波長は各成分で同一だったため実質「7波長」でU/Crを得ることができ、その精度もγ=0.904と極めて良好であることが確認された。一方実用化への移行(光源のLED化)を考慮して近赤外マルチチップLEDを新たに試作し,グルコース,尿素の単一水溶液を用いて濃度推定の可否を検討した. LED試作に当たってはグルコース及び尿素の感度波長であり、かつ近赤外領域において水の吸収が最も大きな2,200nmをピーク波長とするマルチチップ(4個×6列)LEDを試作した.そして各成分の濃度推定に必要なLEDの光強度(換言すればチップ数)を明らかにすることで,他の波長の必要チップ数に関する知見を得ることを目的とた.溶質としてはグルコース及び尿素を選び、それぞれの単一水溶液(10, 50, 100mg/dl)を調製し,各溶液の差分吸光度から重回帰分析により各成分におけるγを求めた。その結果、尿素では1列(4チップ)発光でγ=0.995という高精度が得られたのに対して、グルコースでは3列(12チップ)発光でようやくγ=0.669という結果となった。これらの結果は、2200nmが尿素の感度波長であるのに対して、グルコースにおいては感度波長ではあるもののモル分子吸光係数自体が尿素に比べ極めて小さいために濃度予測が難しかったと考えられ、多波長のマルチチップLEDの設計(波長選定)にこの結果を生かしていく予定である。
著者
中尾 眞二 赤塚 美樹
出版者
金沢大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

再生不良性貧血(AA)症例におけるHLA-Aアレル欠失血球陽性例の頻度を明らかにするため、抗HLA-Aアレル特異的抗体による検出感度を改良し、診断後間もない例を検索したところ、21症例中6例(28.6%)が陽性であり、欠失血球の全顆粒球中の割合は3.9% - 61.1%(中央値8.4%)と、既治療よりも低比率であった。一方、HLA-Aアレル欠失血球陽性AA患者の末梢血CD8陽性細胞を、HLA-B*40:02遺伝子導入K562 陽性細胞で刺激することにより、HLA-B*40:02導入K562のみを特異的に傷害する細胞傷害性T細胞(CTL)クローン(A6)を樹立した。

1 0 0 0 IR 贋作について

著者
土屋 純一
出版者
金沢大学
雑誌
金沢大学文学部論集. 行動科学・哲学篇 (ISSN:13424262)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.139-145, 2002-03-15

金沢大学文学部The Faculty of Letters, Kanazawa University
著者
羽生田 岳昭
出版者
金沢大学
雑誌
博士学位論文要旨 論文内容の要旨および論文審査結果の要旨/金沢大学大学院自然科学研究科
巻号頁・発行日
vol.平成14年9月, pp.235-239, 2002-09-01

取得学位:博士(理学),学位授与番号:博甲第468号,学位授与年月日:平成14年3月22日,学位授与年:2002
著者
梶川 勇作
出版者
金沢大学
雑誌
金沢大学文学部論集. 史学科篇 (ISSN:02856522)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.A1-A19, 1985-02-27

金沢大学文学部