著者
中川 修
出版者
史聚会 ; 1976-
雑誌
史聚 (ISSN:03851834)
巻号頁・発行日
no.50, pp.99-108, 2017-04
著者
柚木 秀雄 高村 典子 西廣 淳 中村 圭吾
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
保全生態学研究 (ISSN:13424327)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.99-111, 2003
参考文献数
52
被引用文献数
4

霞ケ浦では沈水植物群落がほぼ完全に消失しているものの, 胡底の底泥中には沈水植物を含む散布体バンク(propagule bank)が残されていることが確認されている. 本研究では, 散布体バンクを活用して湖岸植生帯を再生する自然再生事業の実施箇所の一つである高浜入り「石川地区」において4基の隔離水界を設置し魚を排除するバイオマニピュレーションを行うことにより隔離水界内に散布体バンクから沈水植物が再生するかどうかを調べた. 隔離水界内では設置して2週間後に枝角類動物プランクトンの密度が11あたり500個体以上に増加し, クロロフィルa量が減少した. そして光の透適量が増加した. 隔離水界を設置して1.5ケ月後に枝角類動物プランクトン密度は減少しバイオマニピュレーションの効果はなくなったが, 隔離水界内には沈水植物のササバモ, クロモ, コカナダモ, オオカナダモと浮葉植物のビシが出現した. 沈水植物が消失した湖沼における小規模な再生の方法として, 散布体バンクの活用と魚類を排除する隔離水界の設置が有効であることが示唆された.
著者
佐藤 光雄 片桐 康雄
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4-6, pp.169-175, 1966-07-31 (Released:2010-06-28)
参考文献数
11

1. 全長20mm及び35mmのナマズの稚魚の下あごひげの再生経過と3種の琶琵湖産ナマズ類の下あごひげの組織構造を調べた。2. 20mm稚魚においては永存ひげも一時ひげもその再生経過には差異がなく, ひげ切断後約6時間で傷口は表皮によって完全におおわれ, 12時間後には軟骨支柱の再生芽が形成され, 切断後5日目で対照のひげと同じ長さ及び組織構造をもつにいたる。3. 35mm稚魚の永存ひげの再生は, 再生に幾分多くの日時を要する点を除くと, 20mm稚魚のそれとほとんど変りがない。4. 35mm稚魚の一時ひげは退化の兆しをみせていたが, このひげを切断した場合, 傷口が切断後1日目にしてようやく1層の表皮でおおわれるだけで, 軟骨膜細胞の切断端への移動はみとめられない。5. ビワコオオナマズの下あごひげはナマズ及びイワトコナマズのそれに比して短少で発達が悪いが, その組織構造においてはこれら3種間にほとんど差異がない。
著者
田中 秀征
出版者
ダイヤモンド社
雑誌
巻号頁・発行日
no.51, pp.14-17, 2006-01
著者
細川護煕 岩國哲人著
出版者
光文社
巻号頁・発行日
1991