著者
古尾谷 知浩 FURUOYA Tomohiro
出版者
名古屋大学文学部
雑誌
名古屋大学文学部研究論集 (ISSN:04694716)
巻号頁・発行日
no.63, pp.73-88, 2017

This paper aims to investigate structure and function of provincial offices in ancient Japan. There were storages of official documents and the stamp in provincial office. Provincial supervisors gave thire approvals about administrative matters and put the stamp on documents in provincial office. The key of the storage was under control of only the director of provincial supervisors and was the symbol of his rule.
著者
北星堂
出版者
北星堂
雑誌
The Pole Star Monthly
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.1-12, 1937-04-01

193mm x 260mm,先頭ページと次ページ,末尾ページとその前頁は赤色用紙に黒インクで印刷されている。
著者
山村 俊行
出版者
公益社団法人 腐食防食学会
雑誌
Zairyo-to-Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.63, no.9, pp.483-490, 2014-09-15 (Released:2015-02-28)
参考文献数
6
被引用文献数
3 6

水素エネルギー及び燃料電池技術は,次世代型のエネルギー利用社会を構築するためのキーテクノロジーとして実用化への期待が高く,研究開発が推進されている.その中で,燃料電池自動車は究極のクリーンエネルギー自動車として開発が活発に行われ,水素ステーションは普及のためのインフラとして重要な位置付けを担っている.本報では70 MPa級水素ステーションを主に水素インフラ関連技術の開発状況について紹介する.
著者
志村 恵
出版者
金沢大学大学教育開放センター
雑誌
金沢大学サテライト・プラザ「ミニ講演」講演録
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, 2004-04-10

年月日:2004年4月10日(土) 午後2時~3時30分, 場所:金沢大学サテライト・プラザ
著者
上田 実 中村 葉子 岡田 正弘
出版者
一般社団法人 植物化学調節学会
雑誌
植物の生長調節 (ISSN:13465406)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.61-71, 2008-05-31 (Released:2017-09-29)
参考文献数
46

植物の運動に関する研究は,ダーウィン以来の長い歴史を持つ研究である.我々は,多くの運動のなかで,特に植物の就眠運動と食虫植物ハエトリソウの捕虫運動の有機化学的研究を行ってきた.これまでに, 5種の植物から就眠運動をコントロールする就眠・覚醒物質が単離・構造決定された.これらの作用機構解明を目指し,機能性分子プローブを開発した.光学活性な就眠物質の両鏡像体を用いるエナンチオ・ディファレンシャル分子プローブ法によって,運動細胞膜画分に,就眠物質の立体化学を認識する膜タンパク質が存在することがわかった.また,ハエトリソウが虫を捕らえる運動は,捕虫葉にある感覚毛に30秒以内に2回の刺激を受ける必要があり,一回の刺激では決して運動は起こらない.これは高等植物の「記憶」現象とも言うべき現象である.最近,この「記憶」現象に関与する生理活性物質が発見された.「記憶」は,複数回の刺激によって活性物質が段階的に分泌されることで説明できると推定される.
著者
上出 純
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.411-415, 1991-01-31

アルファルファ(品種:ソア)とオーチャードグラス(品種:キタミドリ)の混播草地を1978年以降毎年造成し,それぞれの草地の収量と草種構成の変化を造成後6年間にわたり継続調査してきた。1986年にそれらの草地の一部にアルファルファバーティシリウム萎ちよう病が発生し,その後の収量と草種構成に大きな変化がみられた。すなわち,1982年,1983年および1984年造成の利用5,4および3年目の草地に本病が発生し,アルファルファの割合が急激に低下した。1986年と1987年に造成した草地でも,利用2年目に本病が発生し,アルファルファの割合が低下した。本病の発生しなかった1981年にも,8月の大雨の影響でアルファルファの割合が低下した例があるが,本病の影響に比較して小さく,一過性の様相が強かった。1983年と1984年に造成した草地では,病害によりアルファルファの割合が低下しただけでなく,オーチャードグラスとの合計収量の低下も認められた。
著者
柏木 慎也 齋藤 智尋 高山 敦子 内沼 栄樹
出版者
日本外科系連合学会
雑誌
日本外科系連合学会誌 (ISSN:03857883)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.84-87, 2008 (Released:2008-08-26)
参考文献数
24

今回われわれは,陰茎亀頭部に限局した母斑の治療に人工真皮を用いて良好な結果を得たので報告する。症例は12歳,男性。下腿骨折にて入院中に,陰茎のかゆみにて泌尿器科を受診時,包皮を翻転した際に発見された。色素性母斑は12×15mmで亀頭部に存在した。辺縁は不整で,隆起はしていなかった。また陰茎包皮には母斑は認めなかった。全身麻酔下にSurgical Marginを1mmとり,皮膚を全層で切除したのち,人工真皮を縫合固定した。1週後にシリコンシートをはずした。3週後に創は拘縮なく自然閉鎖した。病理組織像はJunctional nevusで,surgical marginは陰性であった。比較的稀な分離母斑でない亀頭部に限局した色素性母斑に対して,人工真皮を用いた治療にて良好な結果を得た。術後6カ月経過して,色調は良好で瘢痕拘縮を認めていない。
著者
柴田 英明
出版者
香川県農業試験場
雑誌
香川県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Kagawa Prefecture Agricultural Experiment Station (ISSN:03748804)
巻号頁・発行日
no.65, pp.43-49, 2015-03

オイル用オリーブ果実の生産において,果実中の油分含量が価格決定における極めて大きな評価要素となる。しかしながら現実にはサンプリング採油を行うか長時間かけてソックスレー抽出法による分析を行うしかなく,少量収穫の場合,サンプリング採油や迅速な分析を行うことは困難である。また樹上での収穫適期の把握もサンプリング採油後の分析を行うほかなく,簡易かつ迅速な測定方法が求められている。また採油時には含油量,含水量により遠心分離用デカンターの調整を行っているため含水率の把握も求められている。近赤外線を果物や魚などに照射すると特定波長で照射光が吸収される。その吸収される強度(吸光度)は物質(糖・脂肪分など)の濃度に比例する。この性質を利用し,近赤外線分光分析器が非破壊かつ迅速な果実糖度や魚類の含脂肪率測定に用いられている。このことは岩元らにより報告されている。恩田らはスモモ果実の糖度,酸度,硬度について検討し,糖度,硬度における測定の可能性について報告している。オリーブ果実ではCayuela et al. がスペイン固有の品種である「Picual」種及び「Arbequina」種において果実中の含水率及び含油率について複数個の果実を用いて調査し,高い相関を見出している。しかし用いた分光光度計は大型で室内据え置き型であり,高価であることから簡易な測定には利用できない。一方,山内らはハンディータイプ近赤外線分光分析器FQA-NIRGUNを用いてマアジおよびその干物の脂肪測定を行い,原料魚用・干物用それぞれの検量線を作成し簡易測定に活用しており,吉田らは同じくFQA-NIRGUNを用いたメロン糖度の非破壊分析方法について報告している。そこで,本研究では収穫適期の簡易判定を目的にハンディータイプ近赤外線分光分析器FQA-NIRGUNを用いて,本県における主要オイル用オリーブ品種である「ミッション」「ルッカ」種の油分含量・水分含量について個々の果実から非破壊で評価する検量線及び複数品種および品種不明果実に用いる汎用検量線を作成したので報告する。
著者
北星堂
出版者
北星堂
雑誌
The Pole Star Monthly
巻号頁・発行日
vol.12, no.5, pp.1-12, 1937-06-01

193mm x 260mm,Page5-6, Lafcadio Hearnの"The World Ows Me A Living"の翻訳は,『ラフカディオ・ハーン著作集』恒文社,1988, page 49-52に「社会に生活保障の義務あり!」として出ている。先頭ページと次ページ,末尾ページとその前頁は青色インクで印刷されている。
出版者
日本膜学会
雑誌
(ISSN:03851036)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.208-214, 2008 (Released:2015-06-14)

We reviewed scientific methods for measuring erythrocyte deformability such as micro pipette aspiration tech-nique, ektacytometry and nickel mesh filtration technique, from a quantitative and sensitive point of view. Then werepresented deformability of sickle cells and hereditary spherocytes including effects of medical treatments.Moreover, we showed a strong correlation between blood flow in vivoand erythrocyte deformability. Thus, we clari-fied physiological and medical significances of erythrocyte deformability.
著者
奥田 節夫
出版者
京都大学防災研究所
雑誌
京都大学防災研究所年報 (ISSN:0386412X)
巻号頁・発行日
no.27, pp.p353-368, 1984-04
被引用文献数
8

Historical records of large slope failures in Japan and foreign countries were collected andanalyzed to investigate occurrence frequency of the large slope failures and some dynamical andgeometrical features of debris deposits of the slope failures.It is shown that large slope failures have occurred in Japan much more frequently than inWestern countries. The relationship between the volume of slided debris and the equivalentcoefficient of friction for the debris motion is common to Japan and Western countries. Thefeatures of deposits spreading of slided debris showed a similar relationship between deposit areaand volume, but different shape over a wide range of debris volume with various types of slopefailures.