著者
宮本正男著
出版者
黒色戦線社
巻号頁・発行日
1988
著者
内田 満
出版者
民社党本部新聞局
雑誌
かくしん (ISSN:02865386)
巻号頁・発行日
no.268, pp.p6-9, 1992-12

1 0 0 0 OA 点鉄集 35巻

著者
逆翁, 宗順
出版者
西村吉兵衛
巻号頁・発行日
vol.[12], 1655

1 0 0 0 OA 薬剤辞典

著者
阿部賚夫, 清水如水 編
出版者
同済号書房
巻号頁・発行日
1907
著者
生形 貴重
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.29-40, 1987

「平家物語」の叙述構造は、可視的世界(顕界)と不可視的世界(冥界)との両者に光をあててこそ、その姿を正しくとらえることが出来る。その観点から物語を分析すると、「平家物語」には、清盛→重盛→頼朝という「日本国の大将軍」の移行という構想がうかがえ、それは、生命力の衰弱したこの世界(末法世界)を、冥界からアラブル神の龍神が侵犯し、再生させる過程として顕界に表現される。その構造を明らかにすることは、またこの物語のモノガタリたる性質を、作品論として解明する手がかりとなるであろうと思われる。
著者
夏石 番矢
出版者
聖徳大学
雑誌
聖徳大学総合研究所論叢 (ISSN:13422960)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.183-195, 1995-11-20
著者
近藤 信義
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.10-18, 1995

本稿の目的は古代和歌に見られる枕詞・序詞といった修辞的表現の中の<音>の要素の発掘にある。万葉集の表現の中でも<音>は一首の歌の中で次第に方法化され、音楽性が見出されようとしている。<音>喩という装置も、枕詞・序詞の表現から見出してきたものであるが、本稿では、こうした表現方法が生み出されてくる背景を、古代の<音>の表出された、散文世界から論じてみたい。
著者
土岐 留美江
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.74-88, 2003

本研究は古代語の物語会話文を対象に動詞基本形終止文の用法を分析し,現代語との相違点及び共通点を明らかにすることを目的とする.古代語の動詞基本形終止文を現代語と比較分析した結果,以下の3点の相違点が観察された.1)自然現象のような典型的な恒常的事実を表す例がない.2)現代語のテイル形やタ形に相当する場合にも現れ得る.3)現代語では「〜ナンテ」や「〜ノダ」などの他の文末形式が付加する場合にも現れ得る.以上の特徴から,古代語の基本形終止文は,現代語のように純粋な事柄の概念を表すことを基本とするものではなく,テンス・アスペクトや他の文末形式の意味をも含み込んだ遥かに広い範囲をカバーする述語形式であったことがわかる.別の観点から見れば,事態を分析的に表現し分ける現代語とは異なる記述態度を反映しているとも考えられ,古代語資料の「会話文」が当時の会話の実態とはかなり異なっている可能性があることを示唆している.
著者
小林 広一
出版者
早稲田文学会
雑誌
早稲田文学 〔第8次〕 (ISSN:03881970)
巻号頁・発行日
no.135, pp.p8-33, 1987-08

1 0 0 0 OA 九部經解166卷

著者
明〓敬撰
出版者
〓千秋千石刊
巻号頁・発行日
vol.[78], 1619
著者
中尾 真理
出版者
奈良大学
雑誌
奈良大学紀要 (ISSN:03892204)
巻号頁・発行日
no.40, pp.284-249, 2012-03

ヨーロッパで古くから栽培され、愛されてきたバラは中近東でも利用され、詩に歌われてきた歴史を持つ。本稿では「薔薇の文化史(その三)」として、地中海沿岸を中心に発達してきたバラ文化の源流ともいえる、中近東地域のバラ文化を「ルバーイヤート」やハーフィズの詩とともに概観する。次に十八世紀末に中国バラがヨーロッパに伝わった経緯を考える。バラは中国茶と共に伝わった。アジアの豊富な有用植物を求めて進出した、各国の東インド会社の主要取引商品のひとつが中国の茶だった。現代バラの代表はハイブリッド・ティー系のバラだが、ティー系の「ティー」は「茶」である。四季咲き性のある中国の庚申バラや、茶の香りのティー・ローズと掛け合わせることで、西洋のオールド・ローズはモダン・ローズへと華麗な変身をとげた。ハイブリッド・ティー系のバラは人工交配により生み出された、完全なる人工種である。「理想のバラ」を求めて、ヨーロッパのバラはさまざまに改良された。オールド・ローズからモダン・ローズへの改良の過程で、ナポレオンの妻ジョセフィーヌのようなバラ愛好家、コレクター、植物学者、プラント・ハンター、植物園の果たした役割についても考える。本稿をもって「薔薇の文化史」は完結する。