著者
中村 雅史 原口 忠男 内山 賢
出版者
一般社団法人 表面技術協会
雑誌
表面技術 (ISSN:09151869)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.325, 2010-04-01 (Released:2010-11-11)
参考文献数
24
被引用文献数
2 2

This paper presents an investigation of the thermoelectric performance of DLC films deposited on glass substrates using RF plasma CVD method. The respective thermoelectric performances of Si-doped DLC film and non-Si doped DLC film were evaluated and compared. The DLC films showed a Seebeck effect, and they had p-type semiconductor characteristics.The values of DLC films’ Seebeck coefficients were 1/5 - 1/100 compared to those of the conventional thermoelectric materials. At temperatures of 80-200°C, the Seebeck coefficients of Si-doped DLC and non-doped DLC were almost identical. The resistivity value of DLC films decreased exponentially with increasing temperature. Furthermore, the DLC film values were much larger than those of conventional thermoelectric materials: 105 to 1010 times larger. The thermal conductivity of DLC films was about one-half that of conventional thermoelectric materials at room temperature. The results presented above suggest that reducing DLC film resistivity through control of deposition conditions, doped element composition, and other means must be examined to raise the thermoelectric performance of DLC film.
著者
作田 妙子 守谷 恵未 大野 友久 山田 広子 岩田 美緒 角 保徳
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.323-330, 2019-07-25 (Released:2019-07-31)
参考文献数
15

目的:化粧療法は要介護高齢者や認知症患者に対して実施されているが,現場のニーズについての報告はない.本研究では医療従事者を対象に,高齢者の化粧療法に関する現状を把握することを目的とし質問紙を用いて調査を実施した.方法:A県下高齢者専門医療機関(職員数548名)に勤務する化粧が業務に影響すると考えられる医療従事者190名を対象に自記式質問紙法による調査を実施した.職種,性別,年齢について調査し,看護師は病棟勤務看護師を対象とし配属病棟の調査も実施した.高齢者における化粧療法の認識と容認できる化粧内容について質問した.対象者全体での検討以外に,看護師と療法士間,看護師の従事病棟別,性別ごとにも検討を加えた.結果:質問紙は121名から回収した(平均年齢33.3±9.4歳 男性42名 回収率63.7%).看護師55名,理学療法士25名などの職種となった.化粧は気分を良くし生活の質が向上すると考えている者がほとんどだが,化粧療法を初めて知った者が多かった.化粧療法をやってみたい者は全体の半数で看護師や女性はやや多かった.外来患者はほとんどの化粧内容が容認でき,入院患者はスキンケア以外の容認率が低かった.看護師,療法士間で比較したところ,入院患者のファンデーション,アイメイク,頬紅で看護師の容認率が低かった.女性で化粧療法をやってみたいと考える者が有意に多く,入院患者のファンデーションおよび頬紅の容認率が有意に低かった.従事する病棟別では,回復期リハビリテーション病棟では化粧療法をやってみたいと思う者が多く,各化粧内容の容認率が全体的に高い傾向があったが,有意差は認めなかった.結論:化粧療法は生活の質改善に効果があると考えながらも,実施したいという者は半数であった.また,化粧内容により容認率に差があった.化粧療法の現状を把握でき,その普及に資するデータが得られた.
著者
中井 義勝
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.120-126, 2016 (Released:2016-02-29)
被引用文献数
1

日本摂食障害学会は, 摂食障害の診断・治療の向上を目的に治療ガイドライン作成委員会を設置し, 「摂食障害治療ガイドライン」を「診療ガイドライン作成の手引き」にしたがって策定した. 精神科医, 心療内科医, 心理士, 看護師, 養護教諭など摂食障害治療に携わる人たちを読者対象としている. 「診断から治療への流れ」を中心とし, 初診時の見立て, ケースフォーミュレーション, 治療選択の手順を詳しく記述した. 各治療法については, エビデンスに基づく日本での治療の実情がわかるよう工夫した. また, 治癒判定基準と転帰調査について日本におけるエビデンスを中心に記述した. 本ガイドラインは2012年2月に医学書院より刊行された.

2 0 0 0 OA 病人の心理

著者
牛島 定信
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.182-187, 1996-04-15 (Released:2011-08-10)
参考文献数
5

2 0 0 0 OA 学会規約

出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.113-114, 2022-05-06 (Released:2022-07-04)

2 0 0 0 OA 活動報告

出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.111-112, 2022-05-06 (Released:2022-07-04)
著者
野口 靖
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.82-85, 2022-05-06 (Released:2022-07-04)
参考文献数
6

一般的に、コンピュータのプログラムなどを利用して可視化されたデータは、ユーザーの客観的な分析を容易にするが、生身の人間の個々の体験の詳細や感情の揺らぎなどがこぼれ落ちてしまうことは否めない。一方で、データの「可視化」と、アートやドキュメンタリーにおけるインタビューを組み合わせることによって互いを補完し、「理解と共感」を引き出そうとする試みがある。本稿では、筆者が関わったアートプロジェクトである「核についてのいくつかの問い」と「東京大空襲証言映像マップ」を紹介し、データの可視化と個のへインタビューによる複合メディアの可能性を論じる。
著者
川瀬 慈
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.77-81, 2022-05-06 (Released:2022-07-04)
参考文献数
4

本稿では、人文学の将来にむけた創造的な研究成果公開の場の在り方について、筆者自身が携わってきた映像人類学研究の成果発表と議論のプラットフォームづくりの事例をもとに考察したい。人類学とアートの接近と交流という近年の映像人類学研究の潮流を俯瞰しつつ、筆者が創設に携わったAnthro-film laboratory と題した研究会、さらには筆者の職場、国立民族学博物館が刊行する、国際的なオンラインジャーナル、TRAJECTORIAをとりあげ、その目的、活動内容について報告する。
著者
東 由美子
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.74-76, 2022-05-06 (Released:2022-07-04)
参考文献数
9

本特集は、デジタルアーカイブやデジタルデータを用いて、「他者」理解に対する自らの姿勢を意識的に提示しようとする研究領域の紹介を目的としている。この研究領域については、これまで本学会では正面からは論じてこなかった。しかし、他の分野に目を向けてみると、「他者」理解という人類学的な関心を「芸術的に」表現しようとする人類学者や社会学者、アーティストといった人々によって、研究が蓄積されてきているのである。ある者は、古今東西の人類の営みに対する自らの理解のありかたを、デジタル形式を媒介させつつ多元的に表現しようとする。別の者は、読解・分析した既存のデジタルデータを、現在の自分が共感できる形で表現し直そうとする。本特集では、このような研究の実践例として、国立民族学博物館のフォーラム型情報ミュージアムプロジェクト、および4名の執筆者の試みを取り上げる。