著者
宮田 留美 中川 圭子 大浦 暢子 柴野 泰子 小倉 悠里子 竹澤 みどり 立浪 勝 中村 滝雄 松井 祥子
出版者
富山大学保健管理センター
雑誌
学園の臨床研究 (ISSN:13464213)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.5-8, 2017-03 (Released:2017-03-30)

高照度光療法は、1980年代にスウェーデンの医師が世界で初めて有効性を報告した治療法である。目の網膜から一定量の強い光を取り込み、脳の中枢部にある睡眠ホルモンのメラトニンを抑制することによって生体リズムを整える治療法で、概日リズム睡眠障害やうつ病に効果があるとされている。今回、気分の落ち込み、睡眠や生活リズムの乱れが原因で就学への支障を自覚した学生に対し、高照度光療法を行い著効したと考えられる2事例について報告する。
著者
塚原 東吾
出版者
古今書院
雑誌
地理 (ISSN:05779308)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.4-14, 2016-08-01 (Released:2016-11-09)
著者
渡辺 弥生 大川 真知子
出版者
法政大学文学部
雑誌
法政大学文学部紀要 (ISSN:04412486)
巻号頁・発行日
vol.74, pp.81-93, 2017-03-30

本研究の目的は,育児ストレスを緩和する要因として,子どもの発達に関する知識を挙げ,まず,子育てをしている親がどのくらいの知識を持っているのかを調べた。同時に,知識を知っていることが育児ストレスにどのような影響を及ぼしているのかを検討した。保健所の乳幼児健康診査に来所した母親294名に調査用紙を配布し,返送のあった104名を分析対象とした(有効回答数78.7%)。分析の結果,子どもの発達に関する正確な知識を持って子育てをしている親がかなり少ないことが平均得点の範囲から明らかになったことや,特に,お友達との関係性を含む社会性の面の知識に関して,子どもが実際に獲得できる年代よりも大幅に早く獲得できると思っている母親が多いことが明らかになった。また,知識の多少が育児ストレスに影響を与えているかどうかを調べたところ,知識を中程度に持っている群の母親が最も育児ストレスが高いことが示された。以上の結果から,子どもの発達に関する知識が多ければ育児ストレスを緩和する要因になるとは単純にはいえず,今後はどのような知識をどれくらいといったさらに具体的な検討が望まれる。 The purpose of this research was to investigate how much knowledge parents raising children had about child development as a factor to relieve stress in child rearing. At the same time, we examined if having such knowledge had an effect on child rearing stress. We distributed surveys to 294 mothers who visited health centers for infant health screenings and analyzed the results from 104 respondents (valid response rate of 78.7%). As a result of this analysis, it was evident from the range of average scores that there are few child rearing parents with a correctknowledge of child development. It was also true that mothers believed that children could develop at a greatly quicker pace than was true especially regarding socialization includingrelationships with peers. After seeing if the amount of knowledge affected child rearing stress,we found that mothers with a moderate amount of knowledge had the most stress in child rearing. From these results, we cannot simply say that an increased knowledge of child development will lead to relief in child rearing stress, and further concrete studies are necessary to determine the content and amount of knowledge that has an effect.
著者
永田 郁 Nagata Kaoru
出版者
名古屋大学博物館
雑誌
名古屋大学博物館報告 (ISSN:13468286)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.55-73, 2003-12-25 (Released:2003-12-25)

国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
著者
杉浦 直 SUGIURA Tadashi
出版者
東北地理学会
雑誌
季刊地理学 (ISSN:09167889)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.1-23, 2007-01-01 (Released:2016-05-18)

本論文は,カリフォルニア州サンフランシスコのジャパンタウン(日本町)における都市再開発事業の進展を,そこに絡む活動主体(アクター)の動きと相互の関係に焦点をあてて分析し,当該再開発の構造とエスニック都市空間の建造環境の変容におけるその役割を考察したものである。日本町が位置するサンフランシスコのウェスターン・アディッション地区は,第二次世界大戦の後,建造環境が荒廃し都市再開発の対象となった。実際の再開発はA-1プロジェクトとA-2プロジェクトに分かれる。A-1プロジェクトにおいてはサンフランシスコ再開発公社(SFRA)の強い指導の下に経済活性化優先のスラムクリアランス型の再開発が行われ,日本町域では近鉄アメリカなどによる大型商業施設(ジャパンセンター)の開発が行われた。A-2プロジェクトは少し性格を異にし,コミュニティ・グループの参与の下に再開発が企画・実施され,日本町域では日系ビジネス経営者を中心に構成された日本町コミュニティ開発会社(NCDC)による「4ブロック日本町」再開発が行われたほか,日系アメリカ人宗教連盟(JARF)による中低所得者向きの住宅も開発された。なお,プロジェクトの初期において草の根的コミュニティ・グループ(CANE)による立ち退き反対闘争が行われたことも特筆される。このような再開発を経てジャパンタウン域の建造環境は大きく変容したが,その変化はかつての伝統的な総合型エスニック・タウンからツーリスト向けのエスニック・タウンに在来の現地コミュニティ向けエスニック・タウンの要素が混在した複合型のエスニック・タウンへの変化であったと要約されよう。こうした変化は,前述した諸アクターの相互関係によって規定される再開発の構造がもたらした必然的な帰結と言える。
著者
田中泉
出版者
広島経済大学経済学会
雑誌
広島経済大学研究論集 (ISSN:03871444)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1/2, pp.53-57, 2007-10-31

広島経済大学経済学会 2007年度第2回研究集会〔2007年5月24日(木)〕報告要旨
著者
齋藤 義文 小嶋 浩嗣 小川 泰信 SS520-3 観測ロケット実験PI チーム Saito Yoshifumi Kojima Hirotsugu Ogawa Yasunobu SS520-3 PI Team
出版者
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)
雑誌
第17回宇宙科学シンポジウム 講演集=Proceedings of the 17th Space Science Symposium
巻号頁・発行日
2017-01 (Released:2017-01-00)

会議情報: 第17回宇宙科学シンポジウム (2017年1月5日-6日. 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)相模原キャンパス), 相模原市, 神奈川県 Meeting Information: 17th Space Science Symposium (January 5-6, 2017. Institute of Space and Astronautical Science, Japan Aerospace Exploration Agency(JAXA)(ISAS)Sagamihara Campus), Sagamihara, Kanagawa Japan