著者
東口高志
雑誌
臨床検査
巻号頁・発行日
vol.106, pp.700-704, 2005
被引用文献数
2
出版者
日経BP社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.348, pp.54-57, 2011-11

消費動向を分析する電通総研は今年7月、「震災で利他的遺伝子が目覚めた」とうたったリポートを発表した。東日本大震災の発生で「自分第一主義から家族回帰へ、当たり前からありがたみ・感謝へと個人の心が変化している」とリポートをまとめた電通総研ヒューマン・インサイト部研究主幹の北風祐子さんは言う。
著者
サンベック リー
出版者
明治学院大学国際学部
雑誌
国際学研究 (ISSN:0918984X)
巻号頁・発行日
no.48, pp.25-47, 2015-10

日本の為替政策に関しては多くの先行研究があるが、70 年代半ばから後半までの期間を包括的に分析した先行研究は比較的少ない。そのため当該期間における為替市場と為替政策に関する全体的な流れを把握するのが容易ではない状況にある。本稿では、まずこの時期の展開を時系列に沿ってなるべく前後隙間なく理解できるように、先行研究を参考にしながら、その他の学術論文、政府刊行物、当時の新聞や経済雑誌の記事、回顧録を幅広く活用した。そしてその過程で、変動相場制と為替介入をめぐる当局者含む専門家達の認識が如何に変化し、その変化の要因が何であったのかを探った。結果、アメリカを筆頭とする海外からの圧力、保護主義台頭と市場開放への恐れ、投機資本による市場圧力、そして「国際金融のトリレンマ」による金融・為替政策上の制約が大きく作用したことを明らかにした。【論文/Articles】
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.527, pp.65-72, 2001-07-30

「これまで携帯電話は個人利用が85 %を占めていたが,第3世代注5)では大きく変わる。企業の業務利用が急速に進む」。NTTドコモの立川敬二社長は携帯電話の将来について,こう断言する。「384kビット/秒の高速データ通信機能は,業務で活用してこそありがたみがある」(同)からだ。 現在,携帯電話の通信機能を業務に適用するパターンは大きく二つある。
著者
小坂 英男
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.172-179, 2000-03-05
参考文献数
37
被引用文献数
1

「光を自在に操る」ことが可能であろうか.既存の結晶光学,回折光学,量子光学などの光学を大きく発展させる新しい物理はないであろうか.この難問に挑戦しているのが最近話題となっているフォトニック結晶である.「スーパープリズム現象」に続く一連の発見をきっかけに,その糸口が見えてきた.一見異常とも取れるそれらの光学現象は,フォトニックバンドを形成するブロッホフォトンの波数空間内での運動として理解できることがわかった.これにより,フォトンを自在に操る「フォトニックバンドエンジニアリング」の可能性が開けてきた.この「フォトニック結晶光学」とでも呼ぶべき新しい物理を紹介する.