今週の補講は流れでミシェル・セールを扱うことになって、ちょっと勉強のために論文を読んでいた。縣由衣子「ミシェル・セールの〈混合体 corps mêlés〉概念」(https://t.co/0cw1wSMi0t)。混合体としての私において、主体や客体を同時に作り出す皮膚の「襞」についても記述があり、面白い。
ヴァハテルへの評注のなかで「精神と、精神によって知覚されたもの[延長]が同一と言えないのと同様、神と、神の知性によって理解されたものも、同一とは言えない」(桜井訳, p. 120, https://t.co/pCpC8i2FCz)は重要そう。ライプニッツはこの主張と同時に、魂と身体の結びつきをも論じている。