古代ギリシャのヘルメス (@kodaigirisyano)

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RT @kodaigirisyano: ヘロドトス『歴史』で語られる「昔話」の出典を辿る事で彼がストリーテラーとして異国の昔話をどう改変したのかが暴かれていく非常に楽しい論文.それにしてもソフォクレスの悲劇が「枕草子」に至るというのは興味深い指摘.中務先生の著作を読むと物語がも…
伊東俊太郎『ユークリッド「与件」の中世ラテン語訳』 『与件』の校訂本に英訳を付したスゴい本.『与件』の翻訳者を確定する試みから12世紀ルネサンスのシチリア的側面に注目する事になります.本書はマニアック過ぎますが『十二世紀ルネサンス』もしくは⬇で要旨が読めます.https://t.co/uQhwSNLOMr https://t.co/IZ1983EHqJ
RT @kodaigirisyano: 黙読という習慣についての歴史が分りやすくまとめられています.ソクラテスの「ダイモーンの声」を「近代的な内面の良心の声」とする解釈があるのは知りませんでした.読書好きの方はきっと[参考文献]を手元に置いておきたくなるはずです. https:…
古代世界の国境と現代の領域国家の国境の違いについて知りたい方はこちらの論文が有益です.国境は近現代と同じく線で区切る場合もありますが,点と点を結ぶ場合もあるわけでエジプトという具体例は大変に参考になります. 「古代エジプトにおける国境の概念とその地理的位置」 https://t.co/fmPykK6Enw https://t.co/oxzFlTi2at
ギリシャ人が「微積分を発明できなかった理由」はかつて熱心に研究されたことがありました.こちらはその論文で,今ではフリーで読めるようです.古代ギリシャの数学者は二次式の積分に帰着できる問題を,なぜ統一的に解かなかったのか?という「謎」への一つの回答です. https://t.co/fEDjpvVOTW https://t.co/ZVk7NPqxfb
ディオゲネス・ラエルティオスの「テオフラストス伝」はフリーで公開されています.『植物誌』と『人さまざま』以外はほとんど忘れ去れた人ですが,著作目録を眺めると,師匠以上の「学問一筋」の人だったのだと思われます. https://t.co/lzLqYqfkyD https://t.co/djocLgqnnH https://t.co/lYW88m305v
ディオゲネス・ラエルティオスの「テオフラストス伝」はフリーで公開されています.『植物誌』と『人さまざま』以外はほとんど忘れ去れた人ですが,著作目録を眺めると,師匠以上の「学問一筋」の人だったのだと思われます. https://t.co/lzLqYqfkyD https://t.co/djocLgqnnH https://t.co/lYW88m305v
RT @cuniculicavum00: >RT キケイローの日といえば、 長谷川博隆先生「古代ローマにおける老人の問題」も面白いです 「60歳で橋から突き落とす」という慣用句から棄老伝説、ライフサイクルの節目や老若の対立、軍務・投票権・元老院からの引退等を論じていて、19…
RT @KijimaTaizo: 「スピノザ無限数属性論の背後(スピノザにおける観念とコナトゥス・そのVI)」、ようやくオンラインで読めるようになりました! https://t.co/w5SuMpcy7H 「シリーズ完結編」であると共に、前から触れ回っていた「スピノザ無限数属性…
黙読という習慣についての歴史が分りやすくまとめられています.ソクラテスの「ダイモーンの声」を「近代的な内面の良心の声」とする解釈があるのは知りませんでした.読書好きの方はきっと[参考文献]を手元に置いておきたくなるはずです. https://t.co/m7osMKBoGt https://t.co/a01aX6kEIp
ヘロドトス『歴史』で語られる「昔話」の出典を辿る事で彼がストリーテラーとして異国の昔話をどう改変したのかが暴かれていく非常に楽しい論文.それにしてもソフォクレスの悲劇が「枕草子」に至るというのは興味深い指摘.中務先生の著作を読むと物語がもっと好きなります☺️https://t.co/CJ04H9RCzh https://t.co/pmsYxpDln4
RT @cuniculicavum00: 「恋愛は12世紀の発明」はシャルル・セニョボスの言とされていますが、意外と明記されることのないその出典を追った片山幹生先生の論文を興味深く拝見しました。 「「恋愛の誕生」をめぐる言説 シャルル・セニョボスの「神話」の形成について」 h…

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⬆この著作はこの度,国会図書館デジタルコレクションで読めることになりました『世界の名著 9』に収録されています. 『ティマイオス』の翻訳者でもある種山(くさやま)恭子先生による翻訳です. https://t.co/KQxx6S0Dwg
当時のアテナイの惨状を理解するには,トゥキュディデス『歴史』を読むのが近道ですが,この論文にも,その状況が要約されています. https://t.co/Pc2PTnXDAf
https://t.co/Lm53lmkIC7 この『世界子どもの歴史』シリーズですが,CiNiiで書評が公開されていたため,知ることで出来た本です.私の知る限り参考文献に載ることがなく,埋もれてしまった重要な本だと思えます. https://t.co/hx0hwMFraK
デルポイの箴言「汝自身を知れ」の起源についての調査 https://t.co/9i5r8iZfqq ―― 「度を過ごすなかれ」の教えを逸脱するほどにまで探究を推し進め,万学の礎を築いたと言えるのではなかろうか ―― 「度を過ごすなかれ」はギリシャではなくローマ人に受容され独特のヒューマニズムを形成したのかしら? https://t.co/tN5xgXhuQD
『原論』をギリシャ語で読むには,『古代ギリシャ語 語彙集』の「基本語彙」と「アリストテレス」を押さえておきたいですが,数学文献特有の難しさもありますが,そういった場合は共立版『原論』の訳者の解説が有益です.50年以上前に原論を初邦訳したときの苦労をしのべます
アテナイ人にとって演劇は,選挙や抽選,兵役と同じ程度に重要な民主政の装置だったらしいので,我々もその意義を理解する必要がありそうです.著者は悲劇と喜劇の違いの説明から,劇の意義まで説明してくれます. 劇とは人生の摸倣で,劇場は世界の形をしているのですねぇ☺️ https://t.co/WXSAlyQj0W https://t.co/weS0mpX24i
アリストファネス『福の神(プルートス)』の安村典子先生による注釈の充実した翻訳をこちらでダウンロードできます.前5世紀生まれの喜劇詩人は,貧富がもたらす問題をどのように風刺したのか?私が最も好きな喜劇の一つです☺️これがフリーで読めるのは凄い! https://t.co/fqU8Fu3gbO https://t.co/E55hdSIaFs
この人が「論文を全部読んだ」というのは,ある種の事件なのですが,実際に論文を読むと,やはり事件でした
「17世紀以前には子供を子供として特別に可愛がる感情がない」という記述がアリエス『〈子ども〉の誕生』を典拠としていると教えてもらい,まずは書評を検索して見つけた論文.「子供」の年齢に踏み込んでアリエスの議論を検討しており本書を読む為のよい準備となりました. https://t.co/c9JNV9Fjsp https://t.co/hkL3JtnFfR
ヘロドトス『歴史』に出てくるスキタイ語を分析した論文.ヘロドトスは「スキタイ語では〇〇と言う」という風に4巻の聴衆が退屈(?)にならないよう,知的好奇心をそそるような語り方をしているのですが,まさかこのような分析の資料になるとは!眺めるだけで楽しい論文です. https://t.co/TehwyCxNub https://t.co/XSd6BuRKak
本日の「頑張れ!アリストテレスくん」は,アイリアノス『ギリシャ奇談集』を典拠としています.アリストテレスの言及した逸話は幾つもありますが,私の知る限りこの逸話に言及したのは,クサカベクレスと藤縄謙三の論文だけ.この伝承を否定する史料ってあるのですかね? https://t.co/yPpatU0HaN https://t.co/TpVfAbAKgH
桜井万里子「トゥキュディデスと史料」 トゥキュディデスが史料をどのように扱ったのか?という論文.史実がたった20年で改変されていく様子の実例を知ることができます.痴情のもつれの殺人犯が,救国の英雄に.歴史改変は容易い事だと古代の歴史家は警告してくれています. https://t.co/KCzHappJVZ https://t.co/orsVMYfBdm
「教科書に歴史学の問題を反映させるにはどういうものが望ましいのか」という観点から桜井万里子先生は,アテナイとスパルタの女性の地位の違いを主題に論じ,その背景と妥当な解釈について説明されています.女性の抑圧の実情を知る事ができる短い原稿ですので是非どうぞ☺️https://t.co/tNWQMf8tQe https://t.co/IPu938R7JX
入試の良問としてしばしば紹介される「円周率が3.05より大きいことを証明せよ」の正12角形を用いる回答には,デカルトは少し文句を言うかも.『幾何学』では「曲線を直線と比較することは人智に余る」といっています
「西洋女性の読書にみるロマンチックラブの一考察」 この論文,めちゃくちゃ面白いので「恋愛は十二世紀の発明」と聞いて「は?俺の発明だけどぉ
@gejiqmq 説明不足かつ,文脈とも多少ずれるのですが,私は数量はこの論文でいうところのquantity ,幾何学的な大きさはmagnitudeという意味で用いています. 線分(数直線)がある数量をもつのは自明に思えますが,過去の数学を読むとさほど自明とは思えない,かなと. https://t.co/4JDnfGB6r1 https://t.co/q2dYlI1l2g
ソラノス(後2世紀)の『婦人医学』という著作をたまに読みます(英訳あり).目次を覗くと書店でよく見かける『女医が教える○○』みたいな健康関連書と内容があまり変わらないようにも思えますね. 人間について考えるとき,二千年前の古代の医学は色んな意味で新鮮で興味深い.https://t.co/m6OJ2iT15a https://t.co/USd0THiNRC
ギリシャ人は「将来・未来」のことを「残り」という意味の loipos という形容詞を用いて「残りの時」といいます.集団の将来についても「残りの時」と表現します.未来は残されたものというのは人のもつ根源的な感覚に思えますが見失いがちです.以下の論文も参考になります. https://t.co/BcnrHQUnYm https://t.co/VFPrgm15mF
前五世紀にカルタゴ人ハンノはカメルーンまで航海したとされています. 「材木漂う土地沿いに航海した.そこから火が海中に流れ込んでいた.私たちは熱気のために,その土地に近づけなかった」という報告があり,ハンノはカメルーン山の大噴火を見たのだろうか? 邦訳は↓ https://t.co/9u266ibRcA https://t.co/ZkBgaG6A5s
少しザワついた話題があったようなので調べると出典は「日本におけるラテン語教育の現状と課題 : 京大文学部の場合を中心に」という1972年の口頭発表用の原稿なのですね.口頭が書物になり質問にも答えられず読む相手も選べない.プラトンの警告を検討する材料としては秀逸. https://t.co/Q53z5oZK7M https://t.co/0AdBC9xMN2
中村 善也「エウリピデスの"アンドロメダ"」 こちらで読めます.丹下和彦『旅の地中海』では,中村先生とは違った角度から『アンドロメダ』を分析しています. https://t.co/2gqzrht6Bx
「アテナイの疫病」に対して人々はどのように対処したのか? 史料がないのが残念なのですが『戦史』によれば「伝染」を懸念して看病を避けた人もいるらしい.それでも演劇は上演されたようなので凄惨な状況は加速しただろう... 病名について最大限想像力を働かせた論文↓ https://t.co/Ghx6uUBbJn

お気に入り一覧(最新100件)

@kodaigirisyano 少し古いけどこれを読むに話はそう単純でもなさそう。https://t.co/n9GdW25vV3 https://t.co/f98cg3dSvK
>RT ロエブの新しい断片集、俄然興味が湧いてきました… 本邦でも楠田直樹先生の「ナエウィウス「ポエニ戦争譚」について」に試訳がありますが、ずいぶんと研究が進んでいるのでしょうね。 1.19-20に相当する箇所? ディドに結びつく新しい校訂や解釈…気になります! https://t.co/Sm070h5c1j
軽くしらべた感じ、2/24を繰り返すという単純な話で済まなかった。そもそもローマ人が2/24を3/1から遡って6番目の日みたいな言い方してて、6番目を2回繰り返すみたいな扱いだったらしく(難しい https://t.co/V2OuyEf38i https://t.co/R9xSlJBJZx
今年の人工知能学会誌の表紙シリーズ「人工知能歴史絵巻」に、松原仁先生・谷口忠大先生とともに監修として参加させていただきました。今月号は第1次AIブームがテーマです。 解説記事はこちらになります。 https://t.co/5T3f8rhAHO https://t.co/9OrFDmSFTg
>RT キケイローの日といえば、 長谷川博隆先生「古代ローマにおける老人の問題」も面白いです 「60歳で橋から突き落とす」という慣用句から棄老伝説、ライフサイクルの節目や老若の対立、軍務・投票権・元老院からの引退等を論じていて、1995年の論文ながらタイムリーかも? https://t.co/hbaTeKUE5Z
@kodaigirisyano あと高くて本買うの躊躇している本のレビューですw 江戸の読書がどう自由民権に関わったか?みたいな事調べていた時に出会いました。紹介して頂いた動画の「ざっくり江戸人字読める」ではないと思うのでw お節介失礼しました。 https://t.co/lYcmFhDpjG
あ!そういえばこんなん書いてた。この中に出てくる音読する昭和の老人は、わたしの祖母のこと。 https://t.co/BC1zKQh4KF
岡道男先生「古代叙事詩の序歌 : 「アエネイス」について」(pp.13-18)も武と知を対比しています。 ウェルギリウスの時代でもオデュッセウスとする伝承には競争力があったため、「狡知者virum versutum」に対抗して「武勇の人arma virumque」を歌い上げたのだとしています https://t.co/kGVcobWDS3
「恋愛は12世紀の発明」はシャルル・セニョボスの言とされていますが、意外と明記されることのないその出典を追った片山幹生先生の論文を興味深く拝見しました。 「「恋愛の誕生」をめぐる言説 シャルル・セニョボスの「神話」の形成について」 https://t.co/EY8VApJpCL
J-STAGE Articles - 心理学における再現性危機の10年 https://t.co/A03RirD7Eb
“CiNii 論文 - άφαίρεσις考 : 前4世紀アテネにおける離婚と市民団” https://t.co/J0nuFFbK5O ※本文リンクあり
こんな論文があった。後日読もう。/J-STAGE Articles - 文化大革命期中国におけるアインシュタイン批判 https://t.co/ze0Pka61k2
むかし、西洋古典学会の大会で「アンティキュテーラの青年」をめぐる諸説の中に「ヨーヨーで遊んでいる」という解釈もあることを紹介したら受けた。『西洋古典学研究』52 (2004), 70-83。https://t.co/wX5pIb3AKb https://t.co/L8wOnRQFVj https://t.co/0vXQw0HAKu

4 0 0 0 OA 演説

『電氣學會雜誌』創刊号(1888)、榎本武揚(1836-1908)の演説から始まっている。 「私ハ元来物理学ヲ嗜ミ往年和蘭ニ留学致シ居リマシタ節ニモ海軍士官タル本業ノ余暇ニハ……」 https://t.co/r9RqpVLIvX https://t.co/CIA7m9bDCj

14 0 0 0 OA 科学と方法

@kodaigirisyano ビュアーでは18ページ、中の本では十七ページに、「数学は異なる事物に同一の名を与える技術である。」とあります。 https://t.co/9UyHQoBBhp https://t.co/mPkwqdKawA
高校の数学から「行列」がなくなったのは2012年からでしたか。ある時期から、プログラムやコンピュータグラフィクスを教える際に学生のみなさんが習ってないというので、てっきり選択制なのだと思い込んでいた。及川久遠「高等学校数学における行列の教育について」(2020) https://t.co/p9flSNUYrA
@kodaigirisyano 「れい」と読むようです。ほんとうは右下が口みっつなんですね。 https://t.co/EGq6aDCAkW
https://t.co/DrGfnbbdZT 66048ダウンロードって桁が違うのだ
「雪だるま」ってなんで「だるま」なのかなって思ってたんですが、江戸時代には本当に雪でだるまを作ってました。https://t.co/Z1sa0dpEtZ https://t.co/Lz6vhNvN7D

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