著者
中川 雅史 倉持 里史 黒木 雅人
出版者
一般社団法人 日本写真測量学会
雑誌
写真測量とリモートセンシング (ISSN:02855844)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.243-251, 2011-09-09 (Released:2012-09-01)
参考文献数
6

We have developed a point-based rendering application with high-speed spatial interpolation using a point cloud to generate virtual reality (VR) data called LiDAR VR. This application can not only transform from a point cloud to VR data but can also regenerate missing point data in the rendered result from a selected viewpoint. Moreover, we have focused on the following features of the LiDAR VR generation. First, panorama imagery can be generated automatically from many viewpoints from one observation data set. Second, it is possible that a spatial interpolation with rendering results can reduce the processing task. These features have been verified using case studies.
著者
中川 雅史
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.29, no.7, pp.780-787, 2009-11-13 (Released:2009-12-17)
参考文献数
11
被引用文献数
2 2

ASAでは, 1992年にDifficult Airway Management (以下, DAM) にかかわるガイドラインを発表し, 2003年に改定した. このガイドラインの大部分は, 麻酔後挿管をする場合の対応に言及している. 英国Difficult Airway Society (以下, DAS) のガイドラインも同様である. 通常の喉頭鏡で挿管できなかった場合の標準的代替挿管法は, ガムエラスティックブジーを用いた挿管で, それも困難な場合, ファーストラックラリンジアルマスクを用いた挿管である. この2種類の代替挿管法を身につけ, 麻酔後挿管困難に適切に対応することがDAMスタンダードではないかと考える.
著者
中川 雅史 内藤 京子 上農 喜朗
出版者
日本循環制御医学会
雑誌
循環制御 (ISSN:03891844)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.71-75, 2008 (Released:2008-07-02)
参考文献数
6

Many kinds of anesthetic regimens are employed for fast-track cardiovascular surgery. We introduce our fast-track anesthesia method using remifentanil aimed for tracheal extubation in the operation room after cardiovascular surgery. Anesthesia was induced and maintained by target controlled infusion of propofol(in cases using cardiopulmonary bypass(CPB)) or sevoflurane(in cases not using CPB) with remifentanil infusion 0.3mcg/kg/min. Intravenous fentanyl infusion 0.5μg/kg/hr was started at about 2 hours before the end of surgery for postoperative analgesia. After the surgery, patients were awaken and extubated if chest X-ray didn’t show any abnormal signs. Tracheal extubation in the operation room was achieved 58.3% of patients, and no severe complication was observed. Compared with having been possible for the operating room extubation as for 76.5% of cardiac surgery, the vascular surgery was able to do the operating room extubation only 14.3%(p=0.005). However, when the cases which were able to carry out the extubation was included within 4 hours after ICU entering, the extubation was possible for 83.3% of total cases. Thus, this anesthetic method with remifentanil could be used as one of regimens for fast-track cardiovascular anesthesia.
著者
山田 高成 橋本 雄一 浅井 隆 滑川 元希 中川 雅史 古谷 健太
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
巻号頁・発行日
pp.447-461, 2021-05-01

「全身状態が悪いので局所麻酔で手術してみたのですが,結局うまくいかなかったので,麻酔科管理でお願いします!」外科医からこう依頼されると気持ちは複雑だ。麻酔科医冥利に尽きる機会に間違いないと思う反面,よほど状態の悪い患者に違いない。聞けばこれまでに術後抜管困難で気管切開したことがあるとか。しかも腎移植後で,血管閉塞の手術をしたいとのことである。今回は気管切開せずに済むかな…,大事な腎臓も守り切れるか…。あれ,頸から何か入っている! ミニトラックだ! 抜いていいのか? こんな時は…そうだ,LiSAの症例カンファレンスで全国の麻酔科医に相談しよう! というわけで,先生方,お力をお貸しください!
著者
清水 伸幸 中川 雅史
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, pp.886-890, 2015-08-15

インターネットユーザ(群衆=クラウド)の力を活用(=ソーシング)して課題解決を目指すWebサービスはクラウドソーシングと呼ばれ,近年,さまざまな分野で注目を集めている.2013年,ヤフー(株)は「Yahoo!クラウドソーシング」の提供を開始した.本サービスはマイクロタスク型と呼ばれ,登録ユーザは簡単なデータ入力やチェックを行うことでTポイントを受け取ることができ,PCのみならずスマートフォンなどのモバイル端末からも利用が可能である.本稿では,マイクロタスク型のクラウドソーシングというコンセプトの実施例とその課題,また,ヤフーでのクラウドソーシングサービスでの取り組みについて紹介する.
著者
宮脇 修一 恵美 宣彦 三谷 絹子 大屋敷 一馬 北村 邦朗 森下 剛久 小川 啓恭 小松 則夫 相馬 俊裕 玉置 俊治 小杉 浩史 大西 一功 溝口 秀昭 平岡 諦 小寺 良尚 上田 龍三 森島 泰雄 中川 雅史 飛田 規 杉本 耕一 千葉 滋 井上 信正 濱口 元洋 古賀 大輔 玉置 広哉 直江 知樹 杉山 治夫 高久 史麿
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.1279-1287, 2005 (Released:2009-07-28)
参考文献数
12

急性骨髄性白血病(Acute myeloid leukemia: AML) 191症例の末梢血のWT1 mRNA発現(Wilms tumor gene 1: WT1)量を定期的に測定し臨床経過との関連を検討した。初発未治療のAML症例におけるWT1の陽性率は93.9% (107/114)であった。寛解が得られ寛解を継続した症例66例の全例でWT1量は寛解に伴い低下し50 copies/μgRNA未満(陰性)となり,84.8% (56/66)の症例が1年後の経過観察終了時陰性であった。非寛解症例54例のうち87.0% (47/54)の症例のWT1量は,経過観察期間中50 copies/μgRNA以上(陽性)であった。寛解後再発した29例の全例において,寛解に伴い低下したWT1量は再発に伴って上昇に転じた。寛解後再発症例の79.3% (23/29)の症例のWT1の値は再発の43日(中央値)前に200 copies/μgRNAを超えて上昇していた。再発診断率,寛解継続診断率および診断効率を考慮するとAMLの早期再発診断のための基準値としては200 copies/μgRNAが妥当と考えられた。WT1量は,微小残存病変(Minimal residual disease: MRD)を反映しAMLの臨床状態に対応して変動していた。今回,WT1測定に使用したキットでは末梢血を用いたことからこのキット検査は患者への負担が少なく,定期的検査に適していると考えられた。
著者
中川 雅史
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.13, no.7, pp.263-274, 2014-07-25 (Released:2015-07-25)

2013 年1月からオープンしたYahoo!クラウドソーシングサービスは、順調に成長し、現在はユーザー数約20万人、これまでに実施したタスク数は約2,000万件に及んでいる。クライアントから受注する仕事の形態をマイクロタスク型に特化することで、ユーザーがいつでもどこでもできるタスク、スキル不問、簡単単純なタスクの提供を行っている。サービス開始から1年が過ぎた今、現状の課題とその解決施策を解説し、ユーザー、クライアントの今後の成長が、Yahoo!クラウドソーシングの発展にとっていかに重要かを、クラウドソーシング業界の未来も含め、説明を行う。